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園児の「性器タッチ」「友達同士で性器の見せ合い」を見たことがある保育士は約7割、性に関する質問を受けたことがある人も約4割

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目次

昨今、幼児期からの性教育の重要性が言われるようになっており、関心の高い保護者も増えているのではないでしょうか。大人からすると「まだ子どもだから……」と思いがちですが、幼児が性器やプライベートゾーンに関わる行動をすることは珍しくないのです。今回はそうした実態を伝える調査結果をご紹介します。

認可保育園、認証保育所などを運営する社会福祉法人どろんこ会は、どろんこ会のグループで働く保育士や保育補助スタッフ(※)ら約2,000人を対象に、園児の性的行動に関する実体験と性教育の学習ニーズについて調査を行っています。保育現場の声から見えてきた実態をお伝えします。

(※) 保育士として勤務、または心理や作業療法士などの専門士として勤務し保育士資格も有するスタッフ

約4割が「園児から性に関する質問を受けたことがある」

「女の子と男の子の体はどうして違うの?」や「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」など、「園児から『性』や『生殖』に関する質問をされたことがあるか」という設問に対して、「ある」と回答した人は40.8%でした。

一方、「ない」と回答した人は56.1%。数字上は質問を受けたことがない人の方が多いのですが、園児たちが性や生殖に興味をもつことは、決して珍しくはないと言えるでしょう。

Fig01

どろんこ会「幼児期の性教育意識調査2023」より

約7割が園児の性的行動を目にしたことがある

次に、「性器タッチや友達同士で見せ合い、自慰行為など」の「園児の性的な行動を目にしたことがあるか」と聞いた結果を見てみます。すると、「ある」と回答した人が68.0%にのぼっています。保育士などの大人に直接、質問することはなくても、自分や友だちのプライベートゾーンに興味があり、見せ合ったり、触ったりしている園児は意外と多いようです。この数字はあくまでも保育士などのスタッフが目にしたものなので、大人の目に触れないケースもあることを踏まえると、もっと多くの子どもたちがこうした行動をとっている可能性も考えられます。

Fig02

どろんこ会「幼児期の性教育意識調査2023」より

7割超が園児にプライベートゾーンをタッチされたことがある

友だちのプライベートゾーンに興味をもつだけでなく、保育園の先生のプライベートゾーンがその対象になることも十分に考えられます。

今回のアンケートでも、「園児からプライベートゾーン(胸やおしりなど)を触られる、触ろうとされるなどの行為を受けたことがあるか」という設問に対して、71.2%が「ある」と回答しました。偶然手が触れたという場合もあるでしょうが、言葉で尋ねるより直接触るなどの行動をとる園児の方が多いようです。

大人の胸やおしりを触ろうとする園児は珍しくないどころが、多数派であることがわかります。

Fig03

どろんこ会「幼児期の性教育意識調査2023」より

半数以上が「保育士養成校で乳幼児への性教育を学ぶ科目なし」

このように園児の多くが体の性的な部分に興味をもっているという実態がある一方で、乳幼児への性教育に対する保育業界の体制には課題もあるようです。

「保育士養成校で、乳幼児期の性教育に関することは教えてもらったか」という設問に対しては、最も多かったのが「該当する科目・講義がなかった」(44.4%)でした。「該当する科目・講義はなかったが独学で学んだ」(7.4%)を合わせると、半数以上が養成校で乳幼児の性教育に関して学ぶ機会がなかったことがわかります。

反対に「該当する科目・講義があり、教えてもらった」は13.5%と1割超にとどまりました。

Fig04

どろんこ会「幼児期の性教育意識調査2023」より

まとめ

乳幼児でもしっかりとした性教育をする必要性あり

今回の調査結果から、園児は大人が感じているよりずっと体の性差などに関心があり、友だち同士でプライベートゾーンを見せ合ったり、保育園の先生のプライベートゾーンに触ったりする子が多いとわかりました。また、性への興味や疑問を言葉にして尋ねる子も少なくないようです。

その一方、保育士は養成校で乳幼児期の性教育について学ぶ機会が少ないことも明らかに。保護者としては、子どもが自分や他人の体に関心をもつのは普通のことなのだとまずは認識し、必要に応じて家庭での性教育も取り入れるとよいのではないでしょうか。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

■幼児期の性教育意識調査2023/どろんこ会<保育従事者への性教育に関する学習ニーズ意識調査>調査対象:どろんこ会グループの保育園、発達支援つむぎ、学童保育室、放課後等デイサービスに勤務する保育士・保育補助スタッフ調査時期:2023年8月1日~8月31日回答者数:638人(女性91.5%、男性6.9%、無回答1.6%/20代39.2%、30代19.3%、40代17.4%、50代16.1%、60代以上7.8%、10代0.2%/保育士90.0%、保育補助10.0%)


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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