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知らない人と密室で二人きり……どう考えても全くの他人ならいざ知らず、会社やマンションのエレベーターで、知らない人と2人きりになり気まずい……と感じた経験はありませんか?
※画像はイメージです
今回は、話し方教室『TALK&トーク』を主宰する野口敏さんによる『人の輪の中にスッと入れる話し方』(三笠書房)から、「エレベーター内の居心地の悪さ」への対処法をお届けします。
エレベーターで知らない人と二人きりになることに抵抗感のある人は多いようです。
あんなに狭い空間に知らない人と二人きりになるのです。気づまりなのもよくわかります(深夜に怖そうな人と二人きりで乗るのはイヤというようなケースは、ここでは除きます)。
エレベーターの中は、どうしてあんなに居心地が悪いのか。それは、あなたが心の中で相手を思い切り拒絶しているからでしょう。その拒絶感が自分の心をチクチクと刺すのです。
この解消法は、ただ一つ。何らかの声かけを、その知らない人にすることです。
※写真はイメージです
知らない人と一緒にエレベーターに乗り込む時、あなたが後から乗るのなら「お邪魔します」と声をかけるという手があります。
途中階から乗り込む時も、すでに乗っている人たちに「お邪魔します」と声をかけます。
すると「どうぞ」と言ってくれる人もいるし、会釈だけを返してくれる人もいます。
これだけでもほっとした雰囲気が、エレベーターの中に流れるものです。ひと声かけ合うだけで、互いの心の奥にあった拒絶感が払拭されたからでしょう。
これまでは、あなたが何も言わずにエレベーターに乗り込んでいたから、感じが悪かっただけだったのです。
住んでいるマンションのエレベーターを待っている時に、後ろから人の足音が。「ああ、誰かと乗るのか、イヤだな」と思うのなら、ここでもひと声かければ気分が楽になります。
振り返って「こんにちは」と言えれば一番いいでしょう。もしタイミングがうまく取れなくて、言いそびれてしまったら、次のチャンスはエレベーターに乗り込む時。
先に入って振り返ると顔を見合わせることになりますから、その時に「こんにちは」と言い、「何階ですか?」と尋ねてみましょう。
もうそれだけで雰囲気はガラリと変わります。
逆に、もしあなたが「何階ですか?」と聞かれたら、「〇〇階をお願いします」などと告げ、「ありがとうございます」と言うと、その場の雰囲気がよくなるものです。間違っても無造作に自分で行き先階のボタンを押さないように。
よく知らない人にも温かく接する。この姿勢を続ければ、あなたの幸せ光線の輝きはより明るくなることでしょう。
この記事は、野口 敏著『人の輪の中にスッと入れる話し方』(三笠書房)より一部抜粋・再編集したものです。詳しくは下記をご覧ください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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