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小学校入学前は色々なことが気になりますよね。「子どもが忘れものをせずに学校に行けるか」「苦手な食べ物があって給食が心配……」など、親として不安を感じている方も多いのでは?
今回は、東証一部上場企業の飲食チェーンの店長経験もある現役小学校教諭・坂本良晶さんの著書『親子で知りたい 小学校最強ライフハック70』(KADOKAWA)より、✅ 子どもの忘れ物問題✅ 給食指導の変化についての解説をお届けします。
※写真はイメージです
子どもはとにかくよく忘れ物をします。もちろん頻度は子どもによりけりですが、これって当たり前のことなのです。
たとえば6歳児に50mを10秒以内で走れと言っても、なかなかできません。けれど12歳になるころには、余裕で10秒を切るでしょう。これは本人の努力どうこうの話ではなく、発達によるものです。言われてみれば当たり前だ、と感じるのではないでしょうか。
子どもの忘れ物も同じなのです。しょっちゅう忘れ物をする子だって、だんだん減っていきます。大人になるころには、ちょっとしたうっかりはあったとしても、大事なプレゼンがある日にパソコンを忘れるようなことはしなくなります。
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だから保護者は、発達段階がまだ「忘れ物をしない」に達していない子どもを手助けしてあげればよいのです。「忘れ物をしてはいけません」という声かけは、6歳児に「50mを10秒で走れ」と命じているのと同じことです。
忘れ物による悪影響は大きいもので、とくに実技科目である音楽や体育での忘れ物は避けたいところ。リコーダーや体操服を忘れてしまえば、1時間を棒に振りかねません。また、忘れ物を繰り返すことで何度も叱られて自信を失ったり、周囲からレッテルを貼られるといったリスクもあります。
「忘れ物をして困った経験をさせることで改善させる」という方法をとる声も聞こえてきますが、マイナスを生むばかりだと思います。まずは忘れ物で困ることのないよう大人がフォローすることが大切です。大丈夫、子どもは自然と育っていくものです。
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かつての小学校では、給食の「完食指導」が当然でした。「お残しは許しまへんで」の精神で、給食時間が終わっても、昼休みが終わっても、下手をしたら5時間目が始まっても完食するまで子どもに食べさせるというシーンがあったのです。
これは「完食がすばらしい」という妙な価値観に支配された、教員のエゴに端を発しています。さすがに現在ではそれは許されません。もし掃除時間まで給食を食べさせるような対応をすれば、今はあちこちからバッシングを受けるでしょう。
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それでもこの価値観は実はまだ残っていることがあり、無理に完食を目指させる学級の風潮をつくる先生もいます。「食べられる子が正義で、食の細い子は悪」というレッテルが子どもによい影響をおよぼすはずがありません。体質も食欲もそれぞれです。もちろんバランスよく栄養をとれたほうが子どものためにはいいのですが、やりようがあると思うんです。
たとえば、「今日の魚にはみんなの頭をよくしてくれるDHAがいっぱい入ってるよ」とお話しする。そのメニューのよさを伝えることで、不人気おかずの残食を減らそうというアプローチはすてきですね。こういう豊かな食の心や態度を育てる「食育」も、今の教員に求められるスキルのひとつだと言えます。
ただ、給食をきっかけにして食わず嫌いだったものを克服した経験がある方も多いのではないでしょうか。何でも残していいというわけではなく、「一定の量を食べないといけないという思い」が、子どもの豊かな食生活につながるという視点も大切かもしれません。
※本記事は、『親子で知りたい 小学校最強ライフハック70』(著:坂本良晶、KADOKAWA刊)より抜粋・再編集して作成しました。
この記事のライター
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