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必修化から5年、小学校のプログラミング教育のいま。ドコモ未来ラボのワークショップに潜入!

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目次

2020年から必修となった、小学校のプログラミング授業。新しいチャレンジに戸惑った先生たちも少なくなかったことでしょう。そんな教育現場をサポートする存在として注目されているのが、プログラミングをよく知るIT企業による“出張授業”です。NTTドコモが小学校で開催する「ドコモ未来ラボ」のワークショップに潜入しました。

NTTドコモがプログラミングを教えに小学校にやってきた!

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子どもたちはiPad大好き。この日の授業のこともずっと楽しみにいたそうで、授業スタート前から教室は期待感でいっぱい!

「皆さん、こんにちは! 今日はよろしくね!」

そんな元気な挨拶からスタートしたのは、ドコモ未来ラボのワークショップ。場所は、東京都大田区の池上第二小学校です。

4年生の2クラスで、午前中の2コマを使ったプログラミングの授業としておこなわれました。

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ブロックとブロックを組み合わせることでプログラミングしていく「Scratch」。

ワークショップで使用するのは、iPadとプログラム学習ツール「Scratch(スクラッチ)」です。

Scratchはブロックをつなぎ合わせることで簡単にプログラミングができるので、小学生のプログラミング教育でよく用いられます。

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カニやサメを実際に動かしてみる。みんな興味津々なのが伝わってくる。

講師はまず、Scratchで今回作るゲームのデモを紹介。

猫やサメ、カニといったキャラクターが画面上を動いたり、音が鳴ったりする様子を見せた上で、具体的なプログラミングのやり方を説明していきました。

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お兄さん・お姉さん世代のスタッフが教室内をまわって、子どもたちに声をかけてサポートしてくれる。

説明の後、手元のiPadで実際にScratchを触ってみる子どもたち。

お兄さん・お姉さんスタッフのサポートもあって、ワークショップはスムーズに進行していきます。

子どもたちはすぐにScratchを理解し、「繰り返し」や「ずっと」、「もし〜なら」など、多彩なブロックを使いこなしてプログラムを作っていました。

「未来の新発明」をオリジナルのプログラミング作品に!

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「未来の新発明を想像してみよう!」というワークシート。さらさらと動く子どもたちの鉛筆。

ワークショップ後半は、「未来の新発明」をテーマにしたアイデアをワークシートに書き出し、それをScratchで表現する応用編。

未来の乗り物、食べ物、スポーツ、学校、公園という5テーマから自由に発想し、その新発明の「動き」をプログラミングしていきます。

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子どもたちのユニークなアイデアがiPadのなかで次々と形になっていく。

「タブレットを使って学校までワープしたい!」、「ポテトを操作してごはんにたどり着く」など、小学生ならではの自由な発想がどんどん生まれていました。

また、出てきたアイデアを子どもたちはすぐにScratchでプログラミングに落とし込んでいきます。

その柔軟性と吸収の速さには、講師やスタッフ、先生がたも舌を巻いていました。

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ワークショップの最後で、ひとりひとりに配布される修了証。

最後に講師からはドコモ未来ラボワークショップの修了証が授与。

そこには、「あなたはワークショップに参加し、プログラミングを通じて自由な発想を楽しみ、素敵な未来を表現したことを証します。NTTドコモはあなたの未来を応援しています」と書かれていました。

まさにドコモ未来ラボに込められた思いであり、このワークショップの意義と言えます。

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配布された手引書を見れば、Scrachの理解をさらに深めていくこともできる。

家でも引き続きプログラミングに挑戦するための手引書「Scratchパーフェクトブック」や、保護者向けにワークショップの開催内容を報告するレターなども配布されます。

ワークショップだけでなく、自宅で保護者と一緒に継続した学びにつなげられるのもドコモ未来ラボのワークショップの特徴です。

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ワークショップを体験した子どもたちからは、

「最初は難しそうと思っていたけど、意外と簡単で楽しかったです」

「サメが好きなので、サメの動きを作れたのが面白かったです」

「(スタッフの)お兄さんやお姉さんが教えてくれたのでうまくできました。またやりたいです」

といった声があがっていました。

子どもたちのプログラミング体験、先生から見ると…?

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そもそもドコモ未来ラボとは、NTTドコモが展開する子どもの夢や未来の応援を目的とした取り組み「ドコモ未来プロジェクト」の一環として開催している、子ども向けのプログラミングコンテストです。

子どもたちによるプログラミング作品を募集し、優秀作品を表彰するだけでなく、全国各地でワークショップをおこない、子どもたちがプログラミングに触れ、学び、発想力や創造力を養う機会を提供しています。

ワークショップを体験した先生がたは、どう感じられたのでしょうか。お話をお聞きしました。

――プログラミング必修化が決まったときはどう思われましたか。

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清水信昭先生。「プログラミングの授業は、学校や先生によって全然違うものになってしまう」と、責任感を感じていらっしゃる様子。

清水先生:小学校教員ってぜんぶの教科を教えるのですが、さらに追加で新しいことを覚えないといけないのか! と困惑はしましたね。

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西山京社先生。「自分が教わってこなかったものを教えるわけですから……大変ですよね」と率直な一言。

西山先生:自分たちが子どもの頃にやってこなかったことを教えるわけですからね。未知の部分が大きくて、不安はありました。

――当初はどのような授業を?

清水先生:基本的にはタブレット端末を使って、情報教育の授業内で行っていました。とはいえ、やはり教員自身が専門的にプログラミングできるわけではないので、大変でしたね。

西山先生:最初は本当に子どもといっしょに学ぶという感じでした。それだけに、子どもの質問に答えられなかったり、深いところまで教えることが難しかったりして、課題感はありました。

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クラスには、プログラミング初心者もいれば経験者もいる。なかには先生よりくわしい生徒も。これも小学校におけるプログラミングの授業が難しい理由のひとつ。

――ドコモ未来ラボのワークショップを導入したきっかけは?

清水先生:やはりプロに教えていただく機会は必要だと思ったからです。加えて、自分自身も普段の授業で活用するために学びたいと考えていました。ドコモさんはとても有名な企業なので内容にも信頼が置けますし、ワークショップは半日で終わるというのも取り入れやすい。

西山先生:普段の授業で1時間を使ってプログラミングを教えることがないので、こうしてじっくりプログラミングに触れられる機会がほしいと思っていました。そんなときにタイミングよくお声がけいただいて、ぜひお願いしたいと思いました。

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興味があることには、子どもたちは積極的。隣同士で教え合う姿もあちこちで見られ、活気のある授業風景。

――実際にワークショップの様子をご覧になって、いかがでしたか。

清水先生:想像以上に子どもたちが熱心に取り組んでくれて、とても良い体験だったと感じました。わからないことがあったら、隣の子が教えてあげたり、そういう成長も見ることができました。ぜひ来年もお願いしたいと思っています。

西山先生:国語や算数もあれくらい興味を持って取り組んでほしいと思うくらいでしたね(笑)。すごく貴重な体験になったと思います。

子どもたちの未来を社会全体で後押ししていく

未来を担う、大切な子どもたち。

その教育を、親任せ、学校任せにせず、社会の一員として企業も関わり、それぞれの得意分野でサポートしていく。

教育現場のプログラミング教育を支援し、子どもたちの未来を後押しするドコモ未来ラボのワークショップは、これからの教育の在り方の理想のひとつを示しているようでした。

ドコモ未来ラボhttps://docomo-mirai.tda.docomo.ne.jp/lab/

(写真・文:山田井ユウキ、編集:マイナビ子育て編集部)


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