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走るのは超得意なのに、うっかりキャラのダチョウ。いったい、なぜ……?
\奥が深くて面白い『鳥の世界』/
公園や街中で見かける鳥たち。実はその暮らしには驚きのヒミツがいっぱい!
書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』(日本文芸社)では、さまざまな環境で生きる鳥たちの生態や能力、意外な関係性までを、図やイラストでわかりやすく解説しています。
今回は、飛ばない鳥の中でも、走ることに特化したダチョウの面白い生態を、一部抜粋してご紹介します。
思わず「へぇ〜!」と驚く意外な真実とは……?

※画像はイメージです
ダチョウは世界最大の鳥類で、アフリカのサバンナに生息しています。細長い首と大きな目が印象的ですが、その眼球は実に直径約5㎝あって、これは鳥類にとどまらず陸生生物最大なのだとか。そのためか視力に優れ、40m先の豆つぶが見えるといわれています。鳥の趾(あしゆび)は通常4本のところ、ダチョウは2本しかありません。これを二趾足(にしそく)といい、速く走ることに適しています。実際、ダチョウは平均時速60kmを30分間持続することができます。一瞬の速さではチーターが上ですが、数分で息が上がるため、ダチョウこそサバンナのナンバーワンスプリンターといえるかもしれません。
そんなダチョウにも欠点があります。脳の重さが約40gしかないせいか、個体識別ができず、数もかぞえられないようなのです。たとえば2つの群れがケンカなどで入り乱れ、分かれた後で群れの顔ぶれが以前と違っても、まるで気づかないというので驚きです。
おもむろに走り出しては崖から落ちたり、人間が背中に乗ったことも忘れてしまうなど、「うっかりエピソード」には事欠かないダチョウ。さらには痛みにも鈍感ですが、そのぶん回復力に優れ、大ケガをしても感染症にかかることがほとんどありません。お茶目な一面と、驚くべき生命力をあわせ持った鳥なのです。


ダチョウは数の概念がわからず個体識別も苦手。2つの群れが入り乱れた後、メスが入れ替わってもオスは気づきません。子どもの数が違っていても、わからないのです。
=====この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』<著:小宮 輝之/日本文芸社>より抜粋・再編集して作成しました。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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