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酸素系漂白剤「オキシクリーン」を販売するグラフィコはこのほど、全国の0〜12歳の子を持つ母親988人を対象に「大掃除に関する意識調査」をインターネットリサーチにて実施しました。

年末の大掃除は、子どもの成長や家族の暮らし方によって大きく変化する家事行動です。
今回の調査では、0〜12歳の子どもを持つママを対象に、育児ステージごとに「大掃除の仕方・任せどき・負担感・心の変化」がどのように移り変わるのかを可視化することを目的としています。
その結果、家事の完璧さを求める時期から、日々を回すための工夫、そして自分たちのペースに合った“無理をしない大掃除”へと、価値観が段階的に変わっていく姿が浮かび上がりました。
同調査を通じて同社では、忙しい育児期でも続けられる“身の丈大掃除”のヒントを探っています。

【新米ママ(0〜2歳)】赤ちゃん中心の守りの掃除期・大掃除は夫婦で協力・“完璧・計画掃除”を手放す・不安は「自分の時間がない」「家事育児の両立」など、“時間不足”が目立つ生活が大きく変わる時期でもあり、心身ともに負荷が大きい一方で、時短や効率化の工夫が芽生え始める。

【幼児ママ(3〜6歳)】とにかく忙しく、求めるのは効率と協力・大掃除は“自分中心”で、夫への“モヤっと率”が最多・「掃除・片付けが回らない」ことが悩み子どもが“自分でやりたい”時期なだけに、家の中が乱れやすく、 完璧は求めず、“どう回すか”が課題。

【先輩ママ(7〜12歳)】家事も育児も無理をしない期・大掃除“簡単派”が最多・漂白剤など“強い汚れ対応”が増加・不安なことは「家計」“完璧じゃなくていい”が最も定着し、掃除ライフバランスが成熟。時短・効率化・家電活用など、“身の丈大掃除”が自然と完成したステージ。

0〜12歳の子を持つママに、年末大掃除や普段のお掃除行動について意識調査を行いました。育児ステージによって、夫婦・家族関係や今感じている不安など様々な変化が見られました。
まず、今年の年末大掃除の実施傾向をたずねたところ、大掃除の実施予定は共通して8割超と高く「やらない」という選択肢は少数派でした。
しかし、「簡単に済ませる」と回答した割合は全体的に高く、先輩ママが57.7%で最多となり、 子どもの年齢が上がるほど“大掃除は無理なく”が主流になることが明らかになりました。

簡単に済ませたい理由は“時間感覚”や“心の余裕”の違いが影響していることが読み取れます。
●新米ママ(0〜2歳)「子どもが小さい」が最多で、赤ちゃんを優先する“守りの掃除”が中心●幼児ママ(3〜6歳)「準備や片付けが面倒」「休息を優先したい」など、生活に余白がない“ワンオペ感”が反映●先輩ママ(7〜12歳)「体力的にしんどい」「寒くてやる気が出ない」など、家事負荷の“現実”を踏まえた理由が上位

次に、大掃除が簡単に済ませられるスタイルについてたずねると共通して上位に、「普段からのこまめ掃除」「使い捨て掃除グッズ」「家族で役割分担」が並びました。
続いて、「“漬けおき放置”で効率化」「ロボット掃除機など家電任せ」 がランクインし、 「手間をかけない工夫」がすべてのママのスタンダードになりつつあることがわかります。
大掃除は、“育児ステージという環境で変わるもの”でもあり、身の丈にあった大掃除の行動が明らかになりました。

大掃除の進め方は、育児ステージが進むほど“ママ主導”へと集約していることがわかりました。
先輩ママと幼児ママは、すでに半数以上がワンオペに近い状態です。
一方で、最も“夫婦で協力”しているのは 新米ママで48.8%でした。赤ちゃん期は生活リズムが不安定なため、夫婦で力を合わせる必要が自然と高まるステージといえます。

幼児ママは大掃除が「自分中心(55.0%)」で最大値となるだけでなく、夫への“モヤっと経験”も 75.9% と育児ステージで最も高いことがわかりました。
効率が悪くてモヤっと・決まった時間の中で効率的に数をこなしてほしいが、1日で終わったのは風呂掃除だけ(新米ママ・30代)・トイレ掃除だけしかしない。家は広いから掃除箇所なんて山ほどあるのに(新米ママ・30代)・無計画で、中途半端に終わることが多い(幼児ママ・40代)・掃除の要領が悪い。私や娘たちとタイミングが合わない(先輩ママ・40代)
指示待ち!適当でモヤっと・指示待ちがモヤっとする、なかなか動いてくれない(新米ママ・20代)・お願いしてもすぐにはやってくれない。やりだしたと思ったら水がだしっぱなしだったり、洗剤を全部つかったり、きれいなタオルを使っていたり、思った通りにはならない(幼児ママ・30代)・自分からはしない。水場を避ける。寒いとこを嫌がる(先輩ママ・40代)
逆に指示・指摘されモヤっと・夫のペースで指示され、仕事のように感じる。自分のペースで進められずモヤっとする(新米ママ・20代)・こっちがやった所を見て「ここまだ残ってるよ」とか指摘してくる(幼児ママ・30代)・普段出来ないようなところを夫が掃除し「ここは普段から掃除しないんだね。」と言われた(先輩ママ・40代)
具体的にモヤっとした理由をたずねたところ、育児ステージに関係なく「効率が悪い」「指示待ちで動かない」「逆に指示・指摘される」と同じような不満の内容なのが特徴です。
夫に手伝って欲しい期がピークである幼児ママは、夫への期待値が高い一方、先輩ママは諦め寄り、新米ママは夫が協力的でもある分、多少の不満は抑えられているのかもしれません。
子どもの成長と共にママの負担が軽くなるのではなく、“夫への期待値の変化”が掃除の役割分担に影響していることがうかがえる結果となりました。

夫だけでなく、子どもは大掃除に関わっているのでしょうか。
先輩ママと幼児ママに子どもが初めて大掃除を手伝った年齢をたずねると、「3歳〜5歳」が全体の4割を占め、未就学期のうちに「一緒にお手伝いを始める」家庭が多い傾向が見られました。
一方で、「手伝っていない(26.1%)」も一定数見られ、まだ任せるのが不安、ペースが乱れる、など、家庭の状況によって大掃除デビューのタイミングは異なることがうかがえます。
“早めに巻き込み始める家庭”と“親主体で進める家庭”の二極化が見られ、大掃除デビューに「正解の年齢はない」ことがわかりました。

続いて、子どもが大掃除を手伝っていると回答したママに、子どもに「任せたい掃除」と「任せたくない掃除」をたずねたところ、それぞれの領域に“明確な線引き”があることがわかりました。
任せたい掃除には「洗濯物をたたむ(75.8%)」「テーブルや棚の拭き掃除(72.5%)」「 床の掃き掃除・掃除機がけ(69.3%)」といった“安全で簡単・達成感がある”掃除が上位に入りました。(「すべて任せたい」「部分的に任せたい」の合算)
一方で任せたくない掃除には、「漂白剤や洗剤を使う掃除(56.4%)」「トイレ掃除(48.6%)」「キッチン・食卓まわり(44.6%)」と、“衛生リスクや安全性への配慮”が必要な領域が共通して上位に。
子どもが成長しても「危険性のある場所は任せにくい」という親の判断軸が明らかになりました。
次に、育児ステージ別に「増えた掃除」と「減った掃除」についてたずねたところ、“完璧じゃなくていい”という価値観が実際の行動変化として定着しつつあることが明らかになりました。

まず、子どもが育ってきて増えた掃除をたずねたところ、“ながら掃除”は共通して増加トップとなりました。「気づいたときにすぐ拭く」 「動線のなかで同時に片づける」 といった日常に溶け込んだ掃除が、育児期の暮らしにフィットしている様子がうかがえます。

一方、「完璧掃除」「計画掃除」はどの世代でも減少し、特に新米ママの3割が赤ちゃんができて今までとは全く異なる生活リズムとなり、負担の大きい掃除から優先的に手放す傾向が見られました。
さらに、掃除の増加項目を見ると、 ステージごとに「子どもが触れる場所」が濃く反映されています。
●新米ママ(0〜2歳)○利用頻度の高い寝具やぬいぐるみの洗濯、ハイハイも始まるので床掃除の増加●幼児ママ(3〜6歳)○トイトレ開始タイミングということもあり、トイレ掃除が増加●先輩ママ(7〜12歳)○子どもが口に入れるなど心配が減るため、ぬいぐるみ洗濯が減少○代わりに、上履きや活発になる時期でもあるので汗・泥汚れなどが気になり漂白剤を使った“強い汚れ”対応が増加
生活動線に合わせて、 「増える掃除」も「減る掃除」も自然にアップデートされ、完璧主義を手放しながら、家庭に無理のない形へ調整していく姿が浮かび上がりました。
【調査方法】インターネット調査【調査地域】全国【調査対象】0〜12歳の子どもを持ち、夫と同居している母親【サンプル数】988人【調査期間】2025年11月14日(金)〜11月18日(火)【留意事項】本リリースに記載されている各世代の構成は以下のように定義しています。・新米ママ:第一子に0-2歳の子どもがいる母親327名・幼児ママ:末っ子に3-6歳の子どもがいる母親330名・先輩ママ:末っ子に7-12歳の子どもがいる母親331名【引用元】オキシクリーン調べ※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入
グラフィコhttps://www.graphico.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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