/
毎日の食卓に欠かせない卵や鶏肉。実はその食を支えるスペシャリストがいるんです!
\奥が深くて面白い『鳥の世界』/
公園や街中で見かける鳥たち。実はその暮らしには驚きのヒミツがいっぱい!
書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』(日本文芸社)では、さまざまな環境で生きる鳥たちの生態や能力、意外な関係性までを、図やイラストでわかりやすく解説しています。
今回は、毎日の食卓の裏側を支える「ひよこ鑑定士」について、一部抜粋してお届けします。

※画像はイメージです
ニワトリは、ひよこのうちから卵を産むメスと肉食用のオスに分けて育てます。その鑑別を行う専門職がひよこ鑑定士(正式名称「初生雛鑑別師」)です。
ひよこ鑑定士は、主に肛門鑑別法でオスとメスの鑑別をします。排泄口の違いからオスかメスかを瞬時に判別する方法で、熟練の鑑定士は1羽あたり2~4秒で鑑別できるといわれています。
この資格を取得するには、まず「初生雛鑑別師養成所」で5カ月間の訓練を受けなければなりません。養成所の入所資格は「満25歳以下で、高校卒業者もしくは同程度の資格があること」と「視力が1.0以上で身体強健であること」。体力と視力がものをいう仕事なのです。
養成所での訓練が修了した者は、所定の実地研修を受けたうえで、「高等鑑別師」になるための検定試験を受験することになります。こうしたプロセスを経て、プロの鑑定士になるには最低でも1~2年はかかるとされています。
資格取得後は孵化場などに就職。給料は1羽につき4~5円の歩合制が普通で、平均年収は500万円程度です。ただし、繁忙期と閑散期で仕事量の変動が大きく収入は安定しません。それさえOKであれば、国内外でニーズが持続する将来性のある仕事といえるでしょう。
ひよこ鑑定士=正式名称 初生雛鑑別師

ひよこ鑑定士は、ひよこの雌雄を鑑別する仕事。正式には「初生雛鑑別師」といい、公益社団法人畜産技術協会が認定する民間資格です。

「初生雛鑑別師養成所」で研修を受ける。入所には、満25歳以下で「高校卒業者もしくは同程度の資格」と「1.0以上の視力と強健な身体」が必要


所定の実地研修を受け実務経験を積んだら「高等鑑別師」資格を取得するための検定試験を受験。通常、春と秋の年2回実施される。


試験に合格して「高等鑑別師」の資格を取得すれば、晴れて職業鑑別師の仲間入り。多くの場合、国内の孵化場に就職する。
=====この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』<著:小宮 輝之/日本文芸社>より抜粋・再編集して作成しました。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
3
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
公式アカウント