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南米の大使館主催イベント♪スパークリングワインの王者決定!

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南米のワイン生産国TOP3の中で、いちばんおいしいスパークリングワインをブラインドで選びましょう!というユニークな企画が開催されました。点数を付けるのは、50人のワインプロたち。結果発表後は、スパークリングワインに合わせた各国の料理が紹介され、ペアリングを検証しました。

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目次

南米TOP3のワイン生産国とは?

幅広いシチュエーションで活躍し、好き、という声を多く聞くのが、発泡性のスパークリングワインです。グラスの中を泡が舞い上がる様子は華やかで、見ているだけでもテンションが上がりますよね。

スパークリングワインは、お祝い事はもちろん、休日のランチタイム、ティータイムにスイーツと一緒に、アウトドアやピクニック、といったカジュアルなシーンでも楽しめますし、1本常備しておくと、急なおもてなしのときにも安心です。

世界各国でつくられているスパークリングワイン。フランスのシャンパーニュは世界で最も有名なスパークリングワインですが、コストパフォーマンスの良さで人気のチリ産なら、懐にやさしいスパークリングワインが見つかりそうです。
チリのお隣のアルゼンチン、ブラジルもワインづくりが盛んで、この3か国が南米ワイン生産国TOP3です。アルゼンチンでもブラジルでも多彩なスパークリングワインが造られています。特にブラジルは、スパークリングワインの生産比率が38%と高く、実はスパークリング大国なのです。

そこで、この3か国の大使館の主催により、こんな楽しい企画が駐日ブラジル連邦共和国大使公邸で開催されました。題して、「南米3カ国のスパークリングのブラインドテイスティング会を行い、一番おいしいスパークリングワインを選びましょう!」です。

<左より駐日チリ共和国大使 グスタボ・アジャレス閣下、駐日ブラジル連邦共和国大使 アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ閣下、駐日アルゼンチン共和国大使 アラン・クラウディオ・ベロー閣下>

3か国の頭文字を取ると、ArgentineはA、BrasilはB、ChileはCですから、南米のワイン生産TOP3はABCと覚えるといいですね。

南米ABCのベストスパークリングワイン発表!

3か国から各3種のスパークリングワインが順不同でブラインドでサービスされ、50名のワインのプロ(輸入業者、料飲店、小売店、ジャーナリスト等々)が試飲し、得点を付けていきました。

その集計の結果、ABC各国のベストスパークリングワインが発表されました。

ブラジルNO.1 ②「Casa Valduga RSV 25 Blush」

シャルドネとピノ・ノワール各50%でつくられたロゼスパークリング(ガウッシャ山脈産)。ブラインドで飲んだ時の印象は、果実味が豊かでチャーミングながら、ドライでスッキリとした味わいです。ロゼなので、美しい色も魅力でした。

チリNO.1 ③「Cono Sur Sparkling Brut」

シャルドネ92%、ピノ・ノワール8%(ビオビオ・ヴァレー産)。アタックはキリリとしているのに、果実味がしっかりあり、バランスの良さを感じました。後口がさっぱりとしているのも好印象でした。

アルゼンチンNO.1 ⑨「Toso Sparkling Brut Chardonnay」。

シャルドネ100%(メンドーサ産)。香ばしいアロマとデリケートな泡が印象的。味わいはやさしく、エレガントでフェミニンなスパークリングワインですが、コクもありました。
ベストワインを獲得できなかったものも、いずれもクオリティが高く、平均以上のおいしさだったと思います。点数は僅差だったのではないでしょうか。

国で合わせるワインと料理

最後のお楽しみは、食とのマリアージュです。
スパークリングは、ワイン単体でもおいしく飲めるタイプが多いですが、食べ物があると、よりおいしく感じます。そこで登場したのが、3国を代表する料理です。

【チリ】

スモークサーモン

脂が乗り、口に入れるとトロトロにとろけるチリ産サーモンには、キリリとした辛口の②のスパークリングがよく合いました。

【アルゼンチン】

マッシュルームのキッシュ
手長海老のムース

香ばしい焼き色が付きコクのある味のキノコのキッシュや、エビのうま味たっぷりのムースは、香ばしいアロマの⑨のスパークリングといいマリアージュ。

【ブラジル】

チーズ入り挽肉コロッケ

ポンデケージョ
こっくりした味わいのアツアツのコロッケや、チーズの風味が濃厚なむっちりした食感のポンデケージョには、果実の厚みがあり、飲みごたえのある②のロゼスパークリングがぴったりでした。

ワインと料理のマリアージュのコツ

ワインと料理をマリアージュさせる際、同じ産地同士で合わせるのは定番中の定番です。同じ産地のワインと食べ物は、自然に寄り添ってくれますので、覚えておきましょう。
とはいえ、アルゼンチン、ブラジル、チリの名産品や料理といわれて、すぐには思いつかないかもしれません。ですが、せっかくですから、あれこれ調べてみるのも楽しいものです。今回登場した料理をヒントにするのもいいですね。

週末ののんびりごはんや、仲良し家族が集まるカジュアルなホームパーティーで、コストパフォーマンスにすぐれた南米3国のスパークリングワインをセレクトし、生産国を意識したフードを用意すれば、喜ばれること間違いなし。
スパークリングワインとフードの組み合わせは、ついつい飲みすぎ&食べ過ぎの危険が高くなるので、ダイエット中の方は、どうぞご注意ください(笑)。

<ワイン輸入元>②池光エンタープライズ/③スマイル/⑨ピーロートジャパン

主催:駐日アルゼンチン共和国大使館、駐日ブラジル連邦共和国大使館、駐日チリ共和国大使館



この記事のライター

綿引まゆみ

ワインジャーナリスト。ワイン専門誌「Winart」をはじめ、料理系雑誌、ライフスタイル誌、出版系webサイトなどで、ワイン、食、旅に関する記事を執筆。ワインセミナー講師、トークショー、海外のワインコンクール審査員を務めるなど、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。

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