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タルト生地をのばしたり成形する必要がなく手軽に作れるアメリカの伝統菓子、レモンスクエア。今回はそれをさらに手軽に、オーブンを使わずビスケット生地にレモンカードを流して冷やし固めるだけの簡単な作り方にしてみました。ビスケットの香ばしさとレモンの爽やかな酸味がダイレクトに感じられるレシピです!
レモンスクエアはレモンバーとも呼ばれるアメリカのお菓子。
ショートブレッドと呼ばれるクッキー生地を敷いて焼き、その上にレモンカードを流し入れて再度焼いて仕上げるのが伝統的なレシピです。フランスのレモンタルトに比べてタルト生地をのばしたり成形する作業が必要ないので、簡単にタルトのようなサクサクのクッキー生地とレモンクリームを味わえるお菓子です。
今回はそれをさらに簡単に、オーブンを使わないで作れるレシピにしてみました。
【土台】
全粒粉ビスケット 90g
無塩バター(溶かし) 45g
【レモンクリーム】
レモン汁 2個分(100ml)
無塩バター 100g
グラニュー糖 100g
卵 2個
板ゼラチン(または同量の粉ゼラチン) 4g
① 土台を作ります。ビスケットをジッパーなどの袋に入れて、綿棒などで叩いて細かく砕き、溶かしバターを注ぎ入れ揉み込んでよくなじませます。
② 型に入れてスプーンの背やコップの底などを使ってきっちりおし固めます。使うまで冷蔵庫に入れて冷やしておきます。(型は底が抜ける型を使用しています。底が抜けない型の場合、オーブンシートを敷いてから土台の生地を入れて下さい。)
③ レモンクリームを作ります。卵をボウルに割り入れ、よくほぐしておきます。板ゼラチンをたっぷりの冷水につけて戻します。(粉ゼラチンの場合は大さじ1強の水をふりかけて戻します。)
④ レモン汁を絞り、小鍋にレモン汁、バター、グラニュー糖を入れてごく弱火にかけます。(写真では湯煎になっていますが、熱が入りづらかったため後から直火に変えています。)
⑤ 全て溶けたら卵を加えて、とろみがつくまで混ぜ続けます。卵に火が入りやすいのでごく弱火で混ぜ続け、とろみがついたらすぐに火を止めて下さい。
⑥ とろみがついたら火を止め、ゼラチンの水気を絞って加え混ぜて溶かします。(粉ゼラチンの場合は戻した水ごと加えて下さい)
⑦ レモンクリームを一度濾し、型に注ぎ入れます。冷蔵庫に入れて1時間以上、よく冷やします。
⑧ 型から外しスクエアにカットしてできあがりです。お好みで粉砂糖(溶けないもの)をふりかけて召し上がってください。
レモンの爽やかな酸味が夏にぴったりなレシピです。暑い夏にオーブンを使わずに作れるレシピ、ぜひ試してみてください!
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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