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おいしいだけじゃなく、美容や健康に嬉しい効能があるいちじく。私はいちじく王国愛知(出荷量は全国1位)に住んでいるので、今の季節は産直(産地直売所)やスーパーでお手頃に新鮮な黒や白のいちじくが買えます。そのまま味わうのはもちろん、たくさん買った時はジャムにするのもおすすめです。
イチジクはアントシアニンなどのポリフェノールやルテイン類を多く含み、美肌やアンチエイジング食材として人気があります。
また、ペクチンなどの水溶性食物繊維が多く、りんごやオレンジの2倍以上です。これによって腸の善玉菌を活性化して腸内環境を整え、便秘による肌荒れ改善などの美肌効果も…。
さらに豊富なビタミン・ミネラル類も女性の健康の強い味方です。
イチジクは果物中でも鉄分が多いため、鉄分不足から起こる女性に最も多いとされている鉄欠乏性貧血の予防にも。薬膳などの分類においてイチジクは果物の中では貴重な体を温める食品に属しており、冷え性にも有効です。食後に食べればタンパク質分解酵素が含まれているので胃もたれの予防にもなります。
こんな女性にとっていいことずくめのイチジクは10月いっぱいまでは時期として楽しめます。白イチジクや黒イチジク、いろいろな種類が出回っていますので、食べ比べなんていう楽しみ方も。ちなみに私は白イチジクが一番好きです。
イチジク自体に糖分があるので加えるお砂糖はイチジクの重量の20%で十分おいしいジャムになります。
私はいつも薄いベージュ色のきび糖を使っていますが、あまり色の濃いお砂糖を使うときれいなピンク色にならないのでご注意ください。
ジャムを手作りすると、好みの甘さや煮詰め具合にできるのでおすすめです。
イチジクは火の通りも早く短時間でできあがるのも魅力。このとろ~っとした甘やかなピンク色。フレッシュなイチジクが苦手な方でもジャムならおいしく召し上がっていただけるかもしれません。簡単レシピですのでぜひお試しください。
イチジク 4~5個(正味300g程度)
きび糖 60g(グラニュー糖などお好みの砂糖)
レモン汁 小さめのレモン1/2個分
イチジクは皮を剥き粗めに刻んでおきます。
ジャムを入れる瓶は煮沸消毒しておきます。
① 鍋にイチジクときび糖の半量を入れ、きび糖の上にレモン汁をかけます。
ゴムベラで全体がなじむようにざっくりと混ぜ合わせます。
② 中火にかけ水分が出てきたら残りのきび糖を加えます。
途中、灰汁が出てきたらその都度取り除いてください。
③ 15分~20分火にかけ(中火のまま)白い果肉部分が透明になりお好みの煮詰め具合になったら保存瓶に入れて完成です。
*糖分控えめなので長期保存には向いていません。食べる分を少量作るのがおすすめです。
パンやスコーンにつけて、ヨーグルトに入れてお楽しみいただけます。
デザートといっても小さなグラスに一番下にイチジクジャム、その上に無糖のヨーグルトとフレッシュイチジクを入れて、あればミントを飾るだけ。食べる時はすべてを混ぜ合わせて食べるとGOOD。これがほんとにおいしくって、朝食や、ちょっと小腹が空いた時にも。イチジクの淡いピンクと白いヨーグルトの層が見た目にも綺麗でお気に入りの食べ方です。
いろいろな効果があるイチジクですがヨーグルトと食べれば整腸効果がさらにup。季節の味を楽しみながら健康にも良いイチジク。イチジクのある生活をはじめてみませんか?
この記事のライター
masayo
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夫と小学生2人と暮らしています。結婚してからパンやお菓子作りに興味を持ち現在に至っています。作るのも食べるのも大好きです。器好きでもあり、作家さんのものをはじめアンティークまで幅広く収集しています。2016年5月より自宅で小さな教室(パンやお菓子を作る会)を始めました。
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