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粉雪のようなココナッツケーキロール

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一足早く、クリスマスにぴったりなアメリカのデザート、ココナッツケーキをご紹介します。アメリカの南部で人気があるデザートの一つで、アメリカ南部の郷土料理の雑誌には毎年レシピが載る定番です。軽い仕上がりのロールケーキに、ココナッツの風味を最大限にいかした、日本人好みのレシピになっています。

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目次

このレシピを試すのにかかる時間

  • 約2時間

一足早く、クリスマスにぴったりなアメリカのデザートをご紹介しましょう。ココナッツケーキはアメリカの南部で人気があるデザートの一つで、南部の郷土料理の雑誌には毎年レシピが載る定番です。

私が初めてこれを目にしたのは、10年前のクリスマスにサウスカロライナ州に住む夫の叔父夫妻宅を訪問した時でした。叔母が作ったココナッツケーキはすごく甘くて砂糖の味しかしなかったのを今でも覚えています。当時はまだアメリカのスイーツにかなりの砂糖が使用されているとは知らなかったんです(笑)。

多様なココナッツケーキの形

さてこのココナッツケーキ、実は色んな形があるんです。
一番ポピュラーなのは、日本にもよくある丸いデコレーション型ですが、それ以外に今回ご紹介するロールケーキ(英語では、日本語とは逆にケーキロールと言います)や、長方形のケーキ型にスポンジを焼いてクリームを流し込むポウクケーキ、ドーナツのような形をしたバント型で焼くタイプなど、色々あります。

ココナッツの風味を最大限に生かしたレシピ

ところで名前はココナッツケーキでも、実際には仕上げにココナッツのフレークを振りかけただけのレシピが意外に多いんです。レシピにココナッツミルクやココナッツクリームが使用されていると本当に嬉しくなります。

アメリカのケーキが日本のそれと違う点は、日本のスポンジのように卵の気泡で生地を膨らませるのではなく、多めの小麦粉に砂糖、バター、それにバターミルクや一般のミルクをたっぷり使ってしっとりさせるところです。

今回は、この甘くてどっしりしたアメリカらしい食感のケーキよりも、日本で人気があり日本人の舌にも合うよう、軽い仕上がりのロールケーキに、ココナッツの風味を最大限にいかすようなレシピを考案してみました。オーブンから出したときの、プーンと香るココナッツと卵の香りをぜひ楽しんで下さい。

粉雪のようなココナッツケーキロール

材料 (23cm×33cm、深さ約2cmの型1個分)

●スポンジ生地
薄力粉 60g
グラニュー糖 80g
卵 4個
ココナッツオイル 大さじ2
ココナッツミルク  大さじ2
ココナッツエッセンス 小さじ1/2

●フィリング
クリームチーズ 60g(1/4箱)
砂糖 80g
ココナッツミルク 大さじ3
ココナッツエッセンス 小さじ1
ゼラチン 1袋(5g)
お湯 40ml
生クリーム 160ml 

●飾り用のココナッツフレーク 1/2カップほど

下準備

①  卵は冷蔵庫から出して室温に戻しておきます。

② ココナッツオイルはレンジで加熱して液状にしておきます。

③ 型にクッキングシートを敷きオーブンの予熱を200度にセット。

作り方

① 卵を2つのボウルに黄身と白身にわけ、砂糖を半分づつ入れてそれぞれをハンドミキサーで、白身はしっかりと角がたつまで、黄身はマヨネーズ状になるまで泡立てます。    

② 黄身の方にココナッツオイルとココナッツミルク、ココナッツエッセンスを加え、軽く混ぜ合わせます。

③ 大きなボウルに白身のメレンゲの半分、黄身のクリームを入れ、小麦粉をふるいながら全体に入れ、ボウルの底を傾けてヘラで切るように大きく回しながら粉を混ぜていきます。半分混ざったところで残りのメレンゲを加え粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせて下さい。

④ 型に上から生地を全体に流し入れ、表面を軽くヘラで均等に整えてオーブンに入れ、9分焼きます。

⑤ 焼けたらすぐにオーブンから出して粗熱をとり、シートをつけたまま長い方の辺から軽く巻いて下さい。こうしておくと後でクリームが塗りやすくなります。

⑥ スポンジをさます間にフィリングを作ります。ボウルにクリームチーズを入れ、ダマがなくなるまでよく練ってから砂糖、ココナッツミルク、ココナッツエッセンスを加えミキサーでよく混ぜます。

⑦ ゼラチンをお湯で溶かします。

⑧ ⑥に生クリームを加えミキサーでかくはんし、とろみがついたところで、ぬるくなったゼラチンを加え、筋がたち始めるまでミキサーでかくはんして下さい。

⑨ 冷蔵庫で2~3分冷やしてクリームが適度な硬さになったら、スポンジをシートからはずし、2/3ほどの量をヘラでスポンジに長い方の辺のはじめにたっぷりと、徐々にうすく塗っていきます。

シートでくるんで一旦冷蔵庫で冷やし固めます。残りのクリームも冷蔵庫に入れておきます。

⑩ ケーキが落ち着いたら残りのクリームを取り出し、よく練って、サランラップにケーキをのせて周りにたっぷりとクリームを塗り、最後にココナッツフレークを全体にまぶして完成です。

両サイドは写真のようにラップを持ち上げてラップの上から軽く押してあげるとうまくつきます。

このケーキはゼラチンでクリームを作っているので、パーティなどでしばらく常温に置いておいても形がくずれにくいです。クリームは冷蔵庫に入れて固まり過ぎたと思っても、よく練るとまたスムースなクリームに戻るので心配ありません。



この記事のライター

Mischa

日本でOLのかたわら英会話教室を開き講師を3年勤めたのち、結婚を機にアメリカのニューヨーク州の北部に移住。90年代に数回訪れたイギリスで現地の料理に興味を持ち、帰国後、ヨーロッパの料理とパン教室に通う。その経験をもとにNY移住後アメリカを中心とした欧米の料理を紹介するブログを始める。アメリカ人の夫と3匹の猫の2二足3四足暮らし。

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