煮込みだけじゃない!圧力鍋の便利な使い方

更新日:2018年9月7日 / 公開日:2017年12月10日

冬が来ると、あったかーい煮込み料理が恋しくなります。煮込み料理には、やっぱり圧力鍋が便利です。でも、煮込み料理だけしか使わないなんて、もったいない!実は圧力鍋って、それ以外にもたくさんの使い方があるのです。今回は、煮込み料理以外の圧力鍋の便利な使い方を5つご紹介します。

他のおすすめ記事を読む
いつものポテトサラダをもっと美味しくするのはスーパーのあのお惣菜!アレンジポテサラ3選

一瞬加圧で火を止めるだけ!絶品「だし」がすぐ取れる

あたたかいうどんやそばが食べたい時、ちゃんと「だし」を取ろうと思ったら、
昆布を水につけたり、火を止めるタイミグなど、時間と手間がかかります。

そんな時は圧力鍋の出番です!
圧力鍋に水(1リットル)、昆布(10g)、かつおぶし(10g)を入れてふたを閉め、火にかけます。
沸騰して圧力がかかったら、すぐに火を止めるだけ。

そのまま急冷すればすっきりとした「だし」、
圧力が下がるまで余熱で置けば、濃厚な「だし」が取れますよ。

同じ要領で、野菜くずと水を使って、「ベジブロス(野菜だし)」もあっという間です。

ゆでたまごが、一度にたくさん!しかも時短!

圧力鍋でゆでたまごを作るのは、ちょっと怖いなーという方も いらっしゃいますが、ポイントさえ守れば、実は簡単!

しかも短時間で作れるので、おでんや煮たまごなど、
大量にゆでたまごを作りたいときには、とっても便利です。

①たまごは冷蔵庫から出して、1時間程度室温に戻しておきます

②圧力鍋に水1~2カップを入れ、蒸しかごを入れ、 その中にたまごを重ならないように入れたら、 圧力鍋のフタを閉めて、火にかけます。

③圧力がかかったら、1~2分加圧調理して火を止めます。

④そのまま5分ほど、圧力が下がるまで置きます。

⑤圧力が下がったらフタを開けて、ゆでたまごを冷水で一気に冷やします。
ゆであがったたまごを一気に冷やすことで、殻がつるりときれいにむけます。

火を止めた後、余熱を置きすぎると、黄身の周りが黒ずんでしまうので、 余熱時間は5~10分以内にしてくださいね。
黄身がパサつかない、しっとりとしたゆでたまごができますよ!

圧力鍋で今日からプリン名人に!

とろけるようななめらかプリンや茶碗蒸し。
おうちで作るのは火加減が難しそうと思っていませんか?

プリンや茶碗蒸しは、実は圧力鍋の得意技!
圧力をかけるなんて、すが入ってしまいそうな気がしますが、とっても上手に作れるのです。

ポイントは、「余熱」。
加圧調理する時間は、圧力鍋にもよりますが、長くても2分ほど。

あとは、火を止めて、そのまま10分ほどそのまま余熱調理。
この余熱で、たまご液に優しく火を通していきます。
余熱を使うので、すが入らずなめらかな蒸し上がりになりますよ。

えっ?圧力鍋でピクルスもできるの!?

圧力鍋といえば、中までしっかりと火が通るイメージですが、 「急冷」することによって、食材への加熱を止めることができます。

この方法を使えば、なんとピクルスも作れます!
しかも、漬け込み時間がいらないから、冷めたらすぐに食べられます。

作り方は、圧力鍋でピクルス液を沸騰させ、 その中に野菜を加えて、フタを閉めて火にかけます。
沸騰して圧力がかかったら、すぐに火を止めて急冷し、 フタを開け、バットなどに空けて素早く冷まします。
(※急冷方法は、圧力鍋の取扱説明書をご覧ください)

冷めれば、しっかり味が染みています。ピクルス液につけて、数時間~数日かかっていたものが、作ってすぐ食べられるのは、うれしいですね。

料理だけじゃない!120℃の高温で煮沸消毒にも!

圧力鍋は、鍋の中の温度が100℃以上、120℃前後まで上がります。
その特性を生かせば、煮沸消毒にも使えるのです!

普通のお鍋を使った煮沸消毒の場合は、強火にかけていても、100℃以上には上がりませんが、圧力鍋なら、120℃前後の高温になるため、より効果的です。

煮沸消毒が可能な耐熱ガラスのびんや、赤ちゃん用の食器や哺乳瓶などにも使えます。
※プラスチックなど、材質によっては使えないものもあります。

いかがでしたか?
こんなに使える圧力鍋。
カレーやシチューにしか使わないなんてもったいないと思いませんか?

ぜひ、圧力鍋をもっと便利にお使いくださいね。



この記事のライター

新着

ログイン・無料会員登録