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「春告げ鳥」の別名を持つ鳥、ウグイス。「ホーホケキョ!」と言う元気なさえずり声を聞くと春の訪れを感じます。そんなウグイスの形に仕上げた早春の和菓子、うぐいす餅レシピのご紹介です。
たくさんの種類がある和菓子ですが、その季節限定で作られる和菓子で四季を感じながら味わうのも楽しみの一つです。
春は桜餅やお花見だんごで春の味を楽しみ、夏は水羊羹などのさっぱりとした口当たりの物が恋しくなります。秋冬は栗きんとんやお汁粉、温かいお饅頭などとホッと一息ついてお茶と頂くのが幸せなひととき。
和菓子には洋菓子にはない安心感を妙に感じたりしないでしょうか?昔から身近で親しんできた「和」の味だからこそ、そう感じるのかもしれません。
それでは早春を告げる和菓子、うぐいす餅レシピのご紹介です。
◎求肥
・白玉粉 60g
・砂糖 90g
・水 120g
・水あめ 10g
・うぐいすきな粉 適量
◎その他
・こしあん 200g
こしあんは8等分にして1つあたり25gで計量し、丸めておく(乾かないようにラップしておくこと)。
① 求肥を作る。
耐熱性のボールに白玉粉と水を入れ、ダマが残らないようゴムベラで混ぜる。砂糖も加えよく混ぜる。
② ラップをしない状態で600wのレンジでまず2分加熱する。一度取り出して、ゴムベラで全体をしっかりと練り混ぜる。再びレンジで1分30秒加熱し、ゴムベラで練り混ぜる。
最後にもう一度レンジで1分30秒加熱する。
やや透明感が出て、しっかりとした弾力と粘りが出ていたら加熱終了。ここに水あめを加え、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせる。
※レンジから取り出す際はとても熱いので火傷しないよう注意して下さい。
③ バットにうぐいすきな粉を多めに広げておき、作った求肥を乗せ全体にまぶす。
④ 求肥を8等分にする。
丸めて準備しておいたこしあんを包む。
※包み方のコツは手の平で求肥を少し伸ばし、真ん中部分を少し厚めにして餡を包み、とじ目はなるべく厚くならないよう作ると美しく仕上がります。
求肥が冷めると伸びが悪くなるのでなるべく温かいうちに手早く包むのがコツです。
すべて包んだら両端を指でつまんでウグイスの形になるよう整える。
⑤ 最後に茶漉しでうぐいすきな粉を丁寧にふりかけて出来上がり。温かいお茶と一緒に頂くと美味しいです。
◎ポイント
すぐに食べる場合は砂糖の量を半分程度に減らして作れます。
砂糖を減らすと固くなるのが早くなるので、当日中に食べきれない場合はレシピ通りの分量で作って下さい。
遅くとも翌日中には食べきって下さい。
中に使うあんこは一般的にはこしあんを使用しますが、お好みでつぶあんを使ってみたり、自家製のあんこで作ってもとても美味しく召し上がれます。
ぜひご家庭で旬の和菓子を作って春の訪れを感じてみて下さいね。
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この記事のライター
製菓衛生師
nyonta
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製菓衛生師。北海道在住。製菓学校卒業後、ホテルのパティスリーやカフェで勤務した後、現在は自宅で趣味としてお菓子作りを行う。製菓材料店や製菓道具店のレシピスタッフとしても活動中。旬の食材を使い、お菓子で季節を感じられるよう常に心掛けている。作ったお菓子はブログ・HPにてレシピ公開中。
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