/
フランスでもイタリアでも、12月に入るといっせいに街中にイルミネーションが施され、家ではクリスマスツリーが飾られます。ただ日本と違うのは、あくまでもクリスマスは家族で楽しむための宗教行事だということです。そしてお正月になると開いているお店やレストランも多くなり、「クリスマスは家族と、お正月は友人と」過ごすことが多いようです。日本と逆ですよね。今回はそんな家族で過ごすクリスマスに欠かせない、ジンジャーブレッドクッキーのレシピをご紹介します。
クリスマスの時期になると必ず作るのがジンジャーブレッドクッキーです。
今回のレシピは一度ジンジャーブレッドの生地を薄くのばしてから、さらにレースで模様をつけます。
レースは柄のバリエーションがあって色々な模様ができるので、クッキーを綺麗に仕上げることができるのですが、レースの模様が生地に食い込むことによって凹凸ができ、さらに食感がよくなり食べやすくなります。
無塩バター 50g
グラニュー糖 60g
はちみつ 35ml
牛乳(または生クリーム) 35ml
シナモンパウダー 小さじ1/2
ジンジャーパウダー 小さじ1/2
クローブパウダー 小さじ1/3
ココアパウダー 小さじ1/2
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
クッキー生地を焼く10分前にオーブンを175℃に予熱しておきます。
① 鍋にバター、グラニュー糖、はちみつ、牛乳(または生クリーム)、スパイス全てを入れて火にかけます。全部溶けたら火から下ろします。(沸騰させる必要はありません。)
② ①の生地をボウルに移します。少し熱いようなら粗熱をとってから薄力粉とべキングパウダーをふるい入れゴムベラでまとまるまで混ぜ合わせます。
生地をラップに包み、冷蔵庫で1時間〜ひと晩ねかせます。
③ 粉をふった台の上に生地をおき、めん棒で2~3mmの厚さにのばします。
④ 生地の上にレースを置き、上からめん棒を当ててさらにのばします。レースの模様が生地に食い込めば食い込むほど、焼いたときに綺麗な模様がでます。
最終的に1mm程度の厚さになるまでのばすと、食感もよく模様も綺麗にでます。このクッキー生地はのびがよく切れにくいので、できるだけ薄くのばしてみてください!
⑤ 丸型・またはお好きな型抜きで生地をくり抜いていきます。
⑥ クリスマスツリーのオーナメントにする場合は、ストローなどで生地に小さな穴をあけておきます。
⑦ 175℃のオーブンで8~10分ほど焼きます。オーナメントにする場合は穴にリボンや糸を通してクリスマスツリーに飾って楽しんでください!
食感が大事なジンジャーブレッドのレシピです。のばしやすく切れにくい生地なので、うすーくうすーくのばしてしっかりレースの模様をつけてください!
レースの食い込み方が足りず厚く焼いてしまうと、焼いているあいだに模様が消えてしまうので気をつけてくださいね。
もしお手持ちのレースがなければ、模様がついたコップの底、クッキースタンプなどでも作ることができます。
プレゼントやオーナメントにして楽しんでくださいね!
この記事のライター
Chicca Food
645
パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント