/
出汁をとったあとのかつお節や昆布の使い道、困っていませんか?旨味も栄養もたっぷり残った「だしがら」は捨てるなんてもってのほか。せっかくなので、これを利用してカリカリのクラッカーを作ってみませんか?おやつはもちろん、ビールのおつまみにも最高!もう1枚、もう1枚とつい手が伸びる、あとひくクラッカーです。
カリッカリで香ばしく、噛み締めると口のなかが旨味でいっぱい。たんぱく質やカルシウム、鉄、ヨウ素、食物繊維など栄養豊富でヘルシーなクラッカーです。
レシピのポイントは、生地を天板いっぱいに薄〜く伸ばすこと。こうすることで、パリッと香ばしいクラッカーに仕上がります。
生地の端は、曲がって焼き上がりますが、その薄くてひらひらっとした部分が、より香ばしくて私の大好物!ぜひ焼きたてをつまんでみてください。一番おいしいところです!(笑)
また、かつお節や昆布は、だしがらではなく、だしに使っていないものでも作れます。
その際は、かつお節はレシピの半量。昆布は1/3の分量に置き換え、水に20分ほどつけて柔らかくしたものを使ってくださいね。
・薄力粉…150g
・ベーキングパウダー…小さじ1/4
・水…90ml
・太白ごま油…小さじ2
・塩…小さじ1/2
・だしをとった後のかつお節…10g
・だしをとった後の昆布…10g
・白ごま…小さじ2
・打ち粉(薄力粉)…適量
① オーブンは170℃に余熱しておきます。オーブンの天板の大きさに切ったクッキングシートを2枚用意しておきます。
② 昆布は細かくみじん切りにします。かつお節は指で細かくほぐしておきます。
③ ボウルに②のかつお節、昆布、白ごま、塩を入れてざっと混ぜます。
④ 薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるい入れ、太白ごま油をまわし入れます。水を少しずつ入れ、ゴムベラで手早く混ぜます。
⑤ 生地をまとめ、ラップを上からふんわりとかけ、室温に15分おきます。
⑥ 打ち粉をたっぷりふったクッキングシートに生地を出し、上からも打ち粉をふります。手のひらで軽く伸ばします。
⑦ もう一枚のクッキングシートを生地の上にかぶせ、クッキングシートの上から麺棒をかけて生地を伸ばしていきます。
上のクッキングシートをそっとはずし、打ち粉を足して様子を見ながら、生地がクッキングシートの大きさになるまで薄く伸ばしましょう。
⑧ 生地の表面に包丁で軽く切れ目を入れておきます。
⑨ フォークで全体に穴をあけます。
⑩ 天板にクッキングシートごとのせ、170℃に余熱したオーブンで25分焼きます。
⑪ 焼き上がったらクッキングペーパーごと金網にのせて粗熱をとり、粗熱がとれたら、切れ目からポキポキ割って、できあがり。
完全に冷めたら、乾燥しないように瓶や缶に入れて保存します。
出汁をとった後のかつお節や昆布は、ふりかけや佃煮にしようと、いつも冷凍庫にストックしているのですが、これがたまる一方で…。
ふりかけも佃煮も、そこまで消費しきれないし…と考えていた時に思いついたのが、このクラッカー。
以来、我が家ではすっかり人気者となり、何度も作り続けているレシピです。お陰で冷凍庫のだしがらストックもすっかりなくなりました。
皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント