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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。野菜売り場に、新じゃがいもが並ぶ季節になりました。年中買えるじゃがいもですが、新じゃがいもが店頭に並ぶのは、春から夏にかけての季節限定。旬の新じゃがいも、たっぷり楽しみましょう!
新じゃがいもは、収穫後すぐに出荷されるじゃがいもで、皮が薄く、みずみずしいのが特徴。
栄養的にはビタミンCが多く含まれています。買う時は、傷があるものや、芽が出ているもの、緑色になっているものを避けて、表面がなめらかでずっしりとしたものを選ぶようにします。
水分が多く傷みやすいため、新聞紙などに包んで日光の当たらない涼しい場所で保存し、1週間位で食べるようにします。
皮がついたまま丸ごと味わうことができるのは、皮の薄い新じゃがいもならでは。
丸ごと調理すれば、皮の香ばしい風味も味わえますし、皮をむく手間も省けるので一石二鳥!また、新じゃがいものみずみずしさを生かした料理もおすすめです。
パスタの代わりに、皮ごと加熱した新じゃがいもを、卵液に絡めたカルボナーラは、ボリューム満点の一皿。
濃厚な卵ソースとしっとりした新じゃがいもが相性抜群です。同じく新のつく旬食材、新玉ねぎも一緒に炒めて、今の季節ならではの旬メニューです。
新じゃがいも 250g(中2個)
ブロックベーコン 60g
新玉ねぎ 1/4
個卵 1個
にんにく 1片
牛乳 大さじ2
パルミジャーノ(すりおろす) 12g(粉チーズ大さじ2)
オリーブオイル 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
黒こしょう 適量パセリ 適宜(お好みで)
① ブロックベーコンは8mm幅の拍子切りにする。新玉ねぎは、1cmのくし切りにする。にんにくはみじん切りにする。
② 新じゃがいもはよく洗い、丸ごとラップで包み、柔らかくなるまでレンジで加熱する(500Wで6分位)。竹串がすっと通るまで加熱したら、ラップをしたまま3分ほどおいて蒸らす。ラップをとって、一口大に切る。
③ フライパンに、オリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら、ベーコン、新じゃがいもを入れて中火で炒め、軽く焦げ目がついてきたら、新玉ねぎを入れ、塩の半量を加えてしんなりするまで炒め、火を止める。
④ ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、パルミジャーノ、牛乳、塩を加える。③のフライパンに入れて混ぜ、ソースにとろみがついたら出来上がり。
ソースが緩ければ、ごく弱火で混ぜながら加熱し、全体にとろみが付いたら盛り付け、黒こしょうをふり、好みでパセリを散らす。
フライパンに火をつけたまま卵液を入れると、卵がだまになってしまうので、火を止めてから入れ、余熱を利用するようにすると、とろりと仕上がります。
皮ごと使って調理をしましたが、皮が緑色になっているものは、皮をむいて調理してください。(緑になっている部分には毒性があります。)
新じゃがいものみずみずしさと甘みを味わうサラダです。千切りにした新じゃがいもは、短時間でさっとゆでて歯ざわりを残すのがポイント。マスタードとマヨネーズのドレッシングで、味わい豊かに仕上げます。
新じゃがいも 250g(中2個)
新玉ねぎ 1/4個
ハム 5枚
豆苗 1/6袋
A)マスタード 大さじ2
A)マヨネーズ 40g(大さじ3と/2)
A)醤油 小さじ1
A)蜂蜜 小さじ1
A)こしょう 少々
A)塩 小さじ1/4
① 新じゃがいもは、皮をむき、スライサーなどで細い千切りにする。熱湯で30秒~1分程度茹で、ざるにあけて冷ます。
② 新玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。ハムは千切りにする。豆苗は根元から切り、長さを4等分に切る。
③ ボウルに冷ました新じゃがいも、新玉ねぎ、ハム、豆苗を入れて、Aの調味料を加えて和える。
新じゃがいものおいしさを味わうレシピを2つご紹介しましたが、肉じゃがなどの煮物や、フライドポテトなどの定番料理でも、皮つきのまま使って調理できます。
みずみずしい新じゃがいもならではのおいしさを、たっぷり味わってください。
この記事のライター
笠原知子
6900
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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