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界 由布院
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美しい景色にうっとり…♡隈研吾氏デザインの「界 由布院」で自然と過ごすリフレッシュ旅

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「棚田暦(たなだごよみ)で憩う宿」をテーマとした、大分県にある星野リゾートの温泉旅館「界 由布院」に、俳優でフォトグラファーの染谷ノエルが訪問。そこでの体験を2回にわたってレポートします。1回目は雄大な由布岳を望む露天風呂やご当地部屋「蛍かごの間」をご紹介。由布院ならではの豊かな自然にたっぷりと触れ、どこか懐かしさを感じながら、心満たされる滞在を体験してきました。

目次

「棚田暦(たなだごよみ)で憩う宿」がテーマ

「界 由布院」がある大分県の「大分」という地名は「大いなる田」から由来していて、田んぼや棚田にゆかりがあるエリア。

2022年8月に開業した「界 由布院」は、中心に由布院の原風景のひとつである棚田が広がり、田植え直後の新緑や、豊かに実る稲穂の金色など、季節の移ろいが色濃く感じられる施設です。

朝霧や夕焼けなど時間帯による景色の移ろいも見どころ。棚田の情景を感じ、温泉に癒され、のんびりと過ごすことのできる温泉宿です。

公式サイトをチェック >

設計・デザインを手掛けたのは、同じく大分県内にある「界 別府」に続いて、建築家・隈研吾。美しい棚田のランドスケープを主役とし、どこからもその主役を感じられるような配置となっています。

訪れると別世界に来たかのような、過去にタイムスリップしたかのような感覚になれます。

由布岳を堪能できる大浴場

「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの浴槽のある内風呂

「おんせん県おおいた」の中でも、国内有数の源泉数・湧出量を誇る由布院温泉。

「界 由布院」の泉質である単純温泉は、肌を整える成分として化粧品成分にも使われるメタけい酸を豊富に含む、やわらかなお湯。クリアで癖がなく低刺激で、お肌にも優しく、長湯も楽しめ、幅広い年齢の人や外国の人も入りやすい泉質です。

内風呂は、さっぱりとした湯が楽しめる源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりと浸かり心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽。

交互に湯浴みをすれば、芯から体が温まります。黒を基調とした内装になっているのは、昼間に入浴した際に、窓の外の緑や青空がよく見えるように。水面に浮かぶ、逆さ富士ならぬ“逆さ由布岳”も楽しめます。

雄大な由布岳を望む露天風呂

露天風呂で、まず目に入るのは棚田を模した植栽。別府にある火山から流れ出た安山岩、通称「別府石(べっぷいし)」を手作業で積み上げて作られています。

春にはあたりに植えられた桜の花が開花し、花見をしながら入浴したり、秋には紅葉で色付いた雄大な由布岳を見ながら入浴したり、贅沢な時間を過ごせる、開放的な空間です。

夜に入浴すると湯煙がとても幻想的で、静寂に包まれ、雰囲気抜群。空を見上げるとたくさんの星が輝き、キラリと光る流れ星にも出会えます。寝湯もあるため、のんびりと長湯を楽しんで。

たっぷりと入浴を楽しんだ後は、湯上がり処で棚田を眺めながら一服。

「温泉いろは」で興味深い逸話を知る

入浴前には「界 由布院」の湯守りが、温泉の知識や効果的な入浴法を説明してくれる「温泉いろは」へ。由布院温泉の歴史や、温泉がどのようにして作られているか、などを学びます。

大正時代に温泉地として愛されるようになった由布院温泉は源泉の温度が高く、90度以上です。なぜこんなに高いのか?興味深い逸話を教えてもらいました。

由布院温泉の逸話

その昔、凛々しく雄大な姿の男山の由布岳と、愛らしい女山の鶴見岳は、密かに想いを寄せ合う仲でした。ある日、九州一背の高い男山の久住山が現れ、鶴見岳に想いを寄せ毎日会いに行きます。

そんな中で由布岳は、色鮮やかで美しい花々で大きな花束を作り鶴見岳にささげました。心を打たれた鶴見岳は、由布岳と結婚し夫婦に。

恋に敗れた久住山が流した涙が「志高湖(しだかこ)」になったと言われています。そして、熱い想いをもつ由布岳の麓にあるからこそ、由布院温泉の源泉温度は高いのではないかと、「界 由布院」のスタッフは考えているのだそうです。

ご当地部屋「蛍かごの間(くぬぎ離れ)」

「界 由布院」は棚田を挟むようにフロント棟、宿泊棟、離れが建ち、どこからでも美しい棚田を感じることができます。

客室は45室すべてがご当地部屋「蛍かごの間」。全部で6タイプありますが、そのうち2タイプは離れです。

今回宿泊した、くぬぎ林に面した「蛍かごの間(くぬぎ離れ)」と、棚田の中に静かにたたずむ「蛍かごの間(棚田離れ)」で、それぞれ異なる贅沢を味わえます。

離れの部屋の畳は大分県の国東半島で栽培されている希少な「七島藺(しちとうい)」が使われているため、入室時から優しい香りに包まれます。

非常に丈夫で香りが高い七島藺の畳は、1農家で1日2畳程度しか作れないほど、大変手間のかかる貴重なものです。

ベッドボードやソファには、竹を使用した設えが。大分県はマダケ竹材の生産量が日本一であり、それらを使用した竹細工は伝統工芸としても有名です。

ご当地部屋「蛍かごの間」の最大の特徴は、「蛍かご」から着想を得た照明「蛍かご照明」。由布院の清らかな水辺に生息する蛍をイメージしています。

こちらも七島藺を使用して作られているため、独特の風合いや優しい香りを身近に感じることができます。まるで籠の中で蛍が生きているかのように淡い光が点滅。他の照明を全部消して、蛍かご照明のひとときを楽しんでみて。

お部屋にある縁側に出て、子供のように無邪気に足を投げ出してぶらぶらする時間もとっておき。くぬぎ林に佇む離れでは、他の人の目線が気にならないので、縁側で寝っ転がったりダラダラと過ごすこともできます。

縁側でするお昼寝の気持ちよさは最高です!

専用の湯小屋で入る露天風呂

離れ専用の湯小屋は、お庭のような空間でプライベート感満載。

目の前の自然を眺め、虫の鳴き声やお湯の流れる音に耳をすませていると、自然との一体感を感じ、心も体もほぐれていきます。

ご当地部屋「蛍かごの間(棚田離れ)」

もうひとつの離れ「蛍かごの間(棚田離れ)」は、棚田に面したお部屋で、なんといっても目の前に広がる棚田が見どころです。窓に向かってソファが設置されているので、時間を忘れてずっと外を眺めてしまいそう。

そして「界 由布院」でぜひ見て欲しいのが、朝の絶景。棚田の水面に空の色が反射している姿は、夢みたいに美しいです。時間とともにピンク、紫、青…と穏やかに色が変わっていく様子を目で見て体験してください。

“幻のジビエ”穴熊肉がいただける夕食「山のももんじ鍋会席」

夕食は、目の前に棚田が広がるカウンター席か、プライベートな空間の半個室の席でいただく「山のももんじ鍋会席」。

カウンター席では、お料理を待ちながら、お食事をいただきながら、時間と共に変わっていく棚田の表情を楽しむことができます。

この特別会席では、猪肉や穴熊肉などの野山の恵みをいただく“ジビエ”料理を堪能できます。

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化。大分県はジビエ名産の地で、国産ジビエ認証の処理施設が2ヶ所あり、猪と鹿を合わせた捕獲数は日本でも有数です。

先付は、猪肉と椎茸をあわせ最中で挟んだ「猪と椎茸の最中パテ」。大分県の伝統的な焼き物、小鹿田焼(おんたやき)の器に載せて提供されます。

猪肉と椎茸の凝縮された旨味とパリッとした軽い食感の最中との組み合わせは最高です。

八寸、お造り、酢の物が一緒に盛られた華やかな「宝楽盛り」。大分名産の竹をイメージした器に盛り付けられていて、目でも楽しみながら少しずつ色々な味をいただきます。

メインの「山のももんじ鍋」は4種の肉を、すっぽんの濃厚な旨みが溶け出したスープにくぐらせて食べるしゃぶしゃぶ鍋。お肉は小さなタンスのような木箱に入って提供され、迫力満点です。

引き出しを開けると、上の段から、牛肉、鹿と穴熊、猪のお肉がずらり。

ジビエの中でも珍しい穴熊肉は、独特の甘みを感じる脂身が特徴です。初めての味に感動!

脂身の味わいを引き立てる「かぼすおろし」で味わうのがおすすめです。

次回は「界 由布院」でできるアクティビティを紹介!

今回は、大浴場やご当地部屋「蛍かごの間」、そして豪華な夕食など施設の情報をたっぷりとご紹介しました。

「界 由布院」で体験できるアクティビティを紹介した記事も、併せてチェックしてみてくださいね!

界 由布院の予約はこちらから! >

温泉旅館「界 由布院」基本データ

<住所>〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上398
<TEL>050-3134-8092(9:30〜18:00)
<駐車場>あり(45台)

行き方・アクセス

<車>大分自動車道「湯布院IC」から約15分
<電車・タクシー>JR九州「由布院駅」からタクシーで約10分

※この記事は2023年7月の取材内容に基づき執筆されています。時期により、イベントや食事などの内容が変更になっている可能性があります。詳細は「界 由布院」にお問い合わせください。

星野リゾートの温泉旅館「界」をチェック >

PROFILE


染谷ノエル(Noel Someya) / 俳優・フォトグラファー

東京都出身。演劇を学ぶため中学卒業後に単身渡英し、ノーサンプトンのBosworth Independent Collegeなどに通う。4年半後に帰国、上智大学にて英文学を専攻。在学中より劇団、東京ジャンクZに所属、舞台俳優のキャリアは15年目を迎える(2023年時点)。写真は留学中、"Photography"の授業がきっかけで本格的に取り組むようになった。旅や日常をドラマチックに切り取る表現を得意とし、雑誌やWEBメディアなどでの作品掲載多数。 撮影、執筆、被写体の三役をこなすキャリアを活かし、取材、連載などでも活躍する。

Twitter: @noel_engeki
Instagram: @noelle.s12

STAFF
Photo&Writing:Noel Someya 
Edit:michill編集部



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