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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。丸ごとの鯛を1匹使うのは、ちょっと敷居が高い鯛めしですが、家族で手軽に食べるなら、切り身がオススメ!鯛の旨みをちゃんと閉じ込めて、身もしっとりふっくら仕上がります。土鍋でも炊飯器でも炊ける、鯛めしの作り方をご紹介します。
写真は、炊飯用の土鍋を使っていますが、普通の土鍋でも炊飯器でも同じ工程で作れます。
・鯛の切り身…2枚
・米…2合
・白だし希釈タイプ…80ml
・水…320ml
・酒…大さじ1
・しょう油…小さじ1/2
・生姜…1/2かけ
・三つ葉…適量
① 米を研いだら、ザルにあげて水を切る。
② 土鍋または炊飯器に昆布と一緒に入れる。
③ 白だしと水も一緒に入れ、軽くかき混ぜる。※市販の白だしは、メーカーによって希釈率に違いがあります。表示の炊き込みご飯用の分量に従ってください(今回は白だしと水を足して400mlにします)。
鯛の準備をする。
④ 鯛は、水で洗い、血合いや残っている内臓等を取り除いて、キッチンペーパーで水分を拭きとっておく。
⑤ アルミホイルを用意し、鯛が乗る十分な大きさに切ったら、④を乗せる。
⑥ 上から酒、しょう油の順に振りかける。
⑦ 魚グリルで、表面の皮が香ばしく、こんがりするまで強火で焼く(ここでは、中まで火を通す必要はありません。下火が調節できるグリルは、下火は弱火にします)。
⑧ ③の上に、⑦を乗せる。アルミホイルに残った汁も一緒に入れる。
⑨ 生姜は、千切りにして上に乗せる。
⑩ 土鍋を中火にかけ、鍋肌が沸々してきたら、ごく弱火にして7~8分炊く(鍋の形状や厚みによって、炊く時間を調節して下さい)。
⑪ 火を止め、10分ほどそのまま蒸らす。炊飯器を使う場合は、炊飯ボタンを押してそのまま炊きます。
⑫ 炊きあがったら、一旦、鯛を取り出して骨を取り除く。身は、食べやすい大きさにほぐす(鯛の骨はとても固いので、小骨も注意しながら取り除いて下さい)。
⑬ 鍋に戻し、刻んだ三つ葉も一緒に入れて、切るように混ぜる。器に盛ったら、出来上がり。
新鮮な鯛でも、一度水でさっと洗うことで、表面の臭みと余分な油を取り除くことが出来ます。
鯛を一度焼いてから使うと、香ばしさがプラスされ一層美味しくなるので、ひと手間かかりますが、オススメです。
今回は、2合分のお米で少量です。切り身が大きい場合は、半分に切ってから乗せると、炊飯時に鍋の中でお米の対流が起こり、炊きムラや米粒が潰れにくくなります。
大きいままだと、鍋の中でお米が鯛の重みで身動きが取れず、ふっくらと炊けないで潰れてしまうことがあります。
おこげが出来た場合は、わさびを乗せてお茶をかけると、鯛茶漬けになって美味しいですよ!
シンプルだけど、ほっこりできる鯛めしです。
材料も作業工程も少なく、簡単に作れますので、ぜひ、試してみて下さいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8050
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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