便利な常備薬味
昔はなかった『常備菜』という言葉をここ数年でよく耳にするようになりましたね。一週間分の主菜や副菜をまとめて休みの日や時間がある時に作るのは、働く主婦や忙しいお母さんには便利なようでなかなか縛りのあるシステムです。かくいう私も最初の頃は本を買い込んだりして、張り切って何品かを作ったものでした。
が、元々は怠け者な性質がちらほらと出てくる私はついついさぼりがちになってしまい、段々と作らなくなってしまいました。ただそんな私でも長続きしているのがこの『常備薬味』です。和食の名店「分とく山」のご主人が出された本に載っていたものをアレンジするようになったのがきっかけですが、色々と使えるので何かおかずが足りないなぁという時に大活躍なんです。
基本の材料はたったのこれだけ
この写真にある通り常備薬味の材料は簡単に手に入るものばかりです。
材料
・長ネギ 1/2本 (最近ではもっと時短になるのでよくある薬味パックを使っています。)
・ブロッコリースプラウト 1パック
・しょうが 1片
・大葉 1パック
・みょうが 3本(だいたい1パック)
これらを全部みじん切りにし、氷水に取り、後は水気を取るだけ。私はこれをキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れています。これで一週間程使えます。他にもセリやニラ、貝割れ大根や三つ葉など季節やそのときによって変えています。
アレンジは無限大
アレンジは無限にあるのですが、まずはオーソドックスに冷奴から。
忙しくてもこんな風に豆腐をざるに盛ってその上にこの薬味をのせたらどうでしょう?ただの冷奴もちょっとした一品に変身です。なんでもない豆腐も堂々と食卓にのせることが出来ますね。
次はこれまた作った感が出るだし巻き卵です。
この薬味を一緒に混ぜて作るだけで見た目も美しく数分で作ったとは思えない出来になります。多少形が崩れても大根おろしを添えてごまかすこともできますよ。
そしてただのせる、混ぜるだけではなく、ちょっとしたソースとしても使えます
これはごま油とポン酢を一対一の割合で混ぜ合わせそこに薬味を入れただけ。
この日の食卓のようにレンコンのはさみ揚げや素揚げした野菜にかけるだけで手の込んだ料理に見えます。
料理は見た目も大事です。薬味の緑が他の料理の見栄えを良くするお手伝いをしてくれるので私は何にでもかけて使ったり、お味噌汁に入れたりしています。常備薬味の使い方は無限大です。それぞれのご家庭でのちょっとした一品に役立つと嬉しいです。