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塩焼きもいいけれど、圧力鍋を使えば、骨までやわらかく食べられます!煮魚といえば、おしょうゆ味をイメージしますが、今回は、さんまそのもののおいしさが味わえる、シンプルな「さんまの酒塩煮」のレシピをご紹介します。
圧力鍋は、どれも一緒だと思っていませんか?
実は、圧力鍋って、メーカーや商品ごとに圧力のかかり方の仕組みや、かかる圧力の値に違いがあるので、お鍋にあわせた加圧時間の調整が必要です。
でも、難しい話になるので、まずはお使いの圧力鍋の取扱説明書やレシピ集をみて、「さんまの煮物」または「サバの煮つけ」の加圧時間を参考にしてください。
さんまとサバは、ほぼ同じ加圧時間で調理できます。
メーカーや商品にもよりますが、さんまの煮物の場合15~30分の加圧時間です。
「酒塩煮」というネーミング通り、使う調味料はお酒、塩、水だけ。
お魚の煮物によく使われる、しょうがや梅干しも使いません。
◎材料(2人分)
・さんま…2尾
・酒…1/2カップ(100ml)
・塩…小さじ1
・水…1カップ(200ml)~
※加圧時間が20分以上の圧力鍋の場合は、お水を2カップ(400ml)に増やしてください。
1)さんまは、頭とワタを取り、きれいに洗って半分に切り、水気を取っておく。
2)圧力鍋に酒(1/2カップ)・水(1~2カップ)・塩(小さじ1)を入れて火にかける。
沸騰したらサンマを重ならないように並べてフタを閉める。
※煮汁が沸騰した中に入れることで、生臭くなりません。
3)火にかけて、沸騰して圧力がかかったら、弱火にして15~30分加圧調理する。
4)そのまま圧力が下がるまでしばらく置き、圧力が下がったらフタを開ける。
器に盛り付け、お好みで青ネギ、すだちなどを添える。
煮あがったさんまを盛り付けるときは、フライ返しなどを使うのがおすすめ。
骨までほろほろになっているので、お箸だと、崩れてしまうことがあります。
圧力鍋で調理することで、骨までやわらかくなり、丸ごと食べられるから、お子様やお年寄りにも安心です。
お酒と塩だけのシンプルな味付けなので、さんまの水煮缶詰の感覚で、いろいろなお料理に使えます。
例えば、ごはんにのせておしょうゆをかけたり、身をほぐしてトマトソースと合わせてパスタに絡めたり、そのままサラダのトッピングやピザの具にするのもおいしいですよ。
いろいろなお料理にアレンジできるから、作り置きにもおすすめです。
この記事のライター
さいとうあきこ
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圧力鍋研究家。圧力鍋の便利さ、楽しさ、正しい使い方を教える圧力鍋のお料理教室「うちごはんラボ」を主宰。活動4年で1500名以上の圧力鍋ファンを生み出す。前職の調理器具メーカーで得た知識と、20台以上の圧力鍋を使い比べてきた経験を元に、化学調味料などを使わずに、素材のおいしさを最大限に生かした料理を紹介している。
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