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北欧の家庭で特別な日のおもてなし料理として出される ケーキのような甘くないサンドイッチ「スモーガストルタ」。(スウェーデン語で「スモーガス」はサンドイッチ、「トルタ」はケーキの意味。)これを日本サンドイッチ協会が独自にアレンジを加えた 新しいおもてなしサンドイッチレシピ「ケーキイッチ」の本が昨年出版され話題になりました。
ケーキイッチはかわいらしくシンプルな見た目と カットした時の断面の鮮やかさのギャップも魅力。パーティーシーンでも重宝するちょっと華やかなサンドイッチ。そのためクリームチーズやカッテージチーズなどリッチな食材をたっぷりと惜しみなく使うレシピが多い印象です。
今回はその「北欧生まれのおもてなしサンドイッチ、ケーキイッチ」を参考に 初めての方でも扱いやすく手頃な食材でもあるマッシュポテトクリームと、市販のサンドイッチ用食パンを使って作ります。デコレーションが苦手な方にも気軽に作っていただける ちょっぴりクリスマスを意識したデコレーションで仕上げました。よかったらお試し下さい。
・深め汁椀 (直径12cm×深さ6cm、容量500cc)
・ラップ(30cm)
・ゴムベラ
・パレットナイフ(100均にも売っています)
・キッチンバサミ
・サンドイッチ用食パン 6枚 (パスコの超熟、ヤマザキのロイヤルブレッドなど)
・ポテトクリーム(下記参照) 300g
・冷凍枝豆(解凍し薄皮をむいて) 30g
・ロースハム 2枚
・バター(組み立て用・マーガリン不可) 10g
・ミニトマト 4~6コ
(ポテトクリーム)
・じゃがいも 中4コ(皮付き400g程)
・バター(マーガリン不可) 20g
・牛乳 大さじ1
・塩こしょう 少々
・マヨネーズ 大さじ1~2
・ポテトクリームを作っておく。じゃがいもは皮をむき四つ切。串がスっと通るまで茹でてマッシュ。熱いうちにバター、塩こしょう、牛乳を加えよく混ぜてなめらかに。粗熱がとれたらマヨネーズも加え混ぜ合わせる。
・バターは常温に戻し 塗りやすいよう小さなヘラやスプーンなどでやわらかく練っておく。
・食パンは6枚中3枚を対角(三角形)にカット。
① 椀にラップを敷き、食パンの三角形の先端を椀底中央に揃えながら敷き詰めていく。食パンの側面に柔らかくしたバターを塗り接着剤代わりに。椀からはみ出した部分はキッチンバサミでカットし、それを隙間の形に整え詰めていく。ベースの完成。
② 次にフィリングを詰め組み立てていく。底にポテトクリームを30gスプーンなどでならし敷き詰めたら、枝豆を1/3量並べ丸くカットした食パンで蓋をする。食パンの隙間ができたら都度余った切れ端をすきまに合わせてカットしバターを接着剤に埋めていく。
③ 同様にポテトクリーム40g→ロースハム2枚→丸くカットした食パン→ポテトクリーム40g→枝豆残り全量→丸くカットした食パンと敷き詰めたら、最後にはみ出した余分な部分を切り落としラップで包む。冷蔵庫で1時間冷やし固める。
④ ラップをはがしたら盛り付ける皿にひっくり返し、表面に残りのポテトクリームを塗っていく。一度目は全体に薄く下地のようにまんべんなく。隙間があれば優しく塗りこみながら。二度目は残りのポテトクリームを全量使い均等にならしていく。最後にラップで全体を覆い手で包み込むようにラップのシワを伸ばしながらなめらかに整える。そのまま冷蔵庫で1時間冷やし落ち着かせる。
⑤ 仕上げに4等分にカットしキッチンペーパーで水分を拭き取ったミニトマトを回りに並べ、ピックをさしたら出来上がり。温めたナイフでカットし カラフルな断面をお楽しみ下さい。
・クリームチーズを柔らかくねり 少量の牛乳(クリームチーズ200gに牛乳大さじ1程度)を加えたチーズクリームでナッペしても。より白くお味も濃厚に。クリスマスにぴったりです。
・挟み込む野菜はスライスしたきゅうり、ミニトマトやコーンなども手軽で鮮やかです。その際、水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取って。
カット面をイメージしてオリジナルのケーキイッチを楽しんでみてくださいね。
この記事のライター
ぷちみみん
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創作パン研究に勤しむ2児の母。ユニークな似顔絵ちぎりパンや簡単成形のキュートな動物パンなど、ひらめきとご縁を大切に日々生まれるパンやお菓子たち。どこかで美味しい楽しい時間に繋がれば。blogやinstagramにてアイディアを発信中。
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