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美容学校教員兼スタイリストの野澤琢眞です。季節が移り変わり、気温が高くなるにつれて髪をまとめたくなる瞬間が増えますよね。髪を短くするとまとめ髪アレンジはなかなか難しく、諦めている方も多いと思います。しかし、ちょっぴり工夫をするだけで短い髪でも髪をまとめることは出来ますので、ぜひこの機会に挑戦してみてください!
短い髪をまとめる時は、あらかじめ下ごしらえをしっかりとしておくとまとめやすくなります。
まず、髪の毛が真っ直ぐすぎるとアレンジがしにくくなりますので、コテやアイロンでカールを程よくつけておいてください。
カールを程よくつけた後は、全体にややホールド力のあるスタイリング剤を、ヘアアレンジ前は、クリームタイプのものを髪全体になじませておいてください。
クリームタイプのスタイリング剤を髪にぬじませておく事で、髪の毛と髪の毛を繋げる接着剤的な働きをしてくれるので、髪がパラパラと落ちにくくなります。
短い髪は全体を細かく細分化して、丁寧にまとめていく必要があります。
例えば、長い髪の場合は全体を1つのゴムでまとめてしまえばよいですが、短い髪の場合はそれが出来ませんので、ブロッキングをいくつかのセクションに分けて順番にまとめていく必要があります。
小さめのゴムをいくつか用意し、少しずつまとめていくのがキレイにまとめるコツです!
それでは短い髪のまとめ髪ヘアアレンジの作り方をご紹介します。
① 真ん中の髪を2、3回編み込んで毛先をゴムで縛ります。この時のブロッキングは、はち(頭のてっぺんの出っ張っている部分)のあたりからやや楕円形にとり、頭の丸みに合わせるのがポイントです。
ゴムも後から立体的に崩すため、あまりきつく結び過ぎないように気をつけて下さい。
② サイドの髪をねじって真ん中で両サイドの毛先をゴムで縛ってまとめます。
この時はじめに結んでおいたセクションとの間に、スキマや割れ目が出ないよう、なるべく詰めて結ぶようにしてください。
髪が極端に短い場合は、両サイドの髪をゴムではなく、それぞれピンで固定するとまとまります。
③ 余った毛先を2等分するように、ゴムを更に1つ結びにします。
④ ③で作ったゴムの部分は、ピンで根本に固定します。
そのあとは大きめの飾りで更に固定して、ゴムやピンを見えにくくすると、よりおしゃれ感がまして可愛くなると思います。
最後に全体を壊れない程度にほどよく崩して立体感を出したら完成です。
短い髪の場合は、今回ご紹介したように少しずつセクションごとにまとめていき、最後に立体感を出せば簡単にまとめる事が出来ます。
今回はゴムを使いましたが、更に髪が短い方はゴムの部分をピンに置き換えれば、同じようにまとめる事が出来ますので是非お試し下さい。
この夏、思い切ってボブやショートスタイルにしてみようと思っている方も、この方法でぜひヘアアレンジを楽しんでみて下さい!
この記事のライター
野澤琢眞
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三重県内の美容室に11年勤務した後、現在は美容専門学校の教員をしながら直営サロンでスタイリスト業務も行う。美容学生に向けて発信したInstagramのヘアアレンジ動画が分かりやすいと人気となり1年で10万フォロワーを達成。2017年「次世代インフルエンサー美容師」全国1位を獲得する。学校外でも若手美容師の為のヘアアレンジセミナーを開講し活躍の場を広げている。
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