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花粉症は薬で治せる?薬剤師が教える最新花粉症治療!

花粉症の症状がでてから薬を飲むのではなく、事前に症状をおさえるための治療法をご紹介します。その他、花粉症の薬の選び方についてもアドバイスします。

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目次

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こんにちは。薬剤師の遠藤さちこです。

“花粉症”と聞くだけで鼻がムズムズしてくる方もいるかもしれませんね。春になると日本の各地でみられるスギ花粉の飛散。その他にもイネやヒノキなど、日本にはさまざまな花粉が年中飛んでいますので、そのアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)によって、2か月ほどは使い物にならない…と悩んでいる人もいるでしょう。

そんな花粉症治療に関して、多くの方は“症状がでてからお薬を飲む”という方法を選ばれていると思いますが、それ以外に治療法があるのをご存知でしたか?医師の処方が必要ですし、全員の方に当てはまるとは限りませんが、藁をもつかむ思いの方も少なくないはずですよね。今回は、最新の花粉症治療をご紹介したいと思います。

まずは、花粉症のしくみを知ろう!

まず、なぜ花粉症が起きるのか、を簡単にご説明したいと思います。

花粉は体に悪いものでしょうか?いいえ、そんなことはないですよね。しかし、わたしたちの体では、体内に侵入したウイルスや菌などの異物に対して、それを排除する仕組みを持っています。それが“免疫”です。これは風邪などの感染症から体を守る大切な機能です。

その免疫が、本来は悪者ではない花粉を異物ととらえ、過剰に反応してしまうことがあります。花粉が体内に入ると、ヒスタミンという物質をだしてくしゃみや鼻水、咳を出すことによって異物を外に出そうと反応します。これが花粉症です。

このしくみを知ると、花粉症の症状を抑えるためには、
① 花粉症に対して免疫反応を起こさせないようにすること
② 花粉症に対して出てしまった症状を抑えること
この2点が重要であることが分かると思います。(花粉症を体のなかに入れないこともとても重要ですが、ここでは、治療やお薬に絞ってお伝えします。)

新しい治療法って!?

新しい、と言っても数年前からある治療法ではあるのですが、アレルゲンである花粉を少しずつ体の中に入れ、体を慣れさせることで、それに対する過剰な反応を減らしていこうという治療法です。以前は病院に行って注射を打たなければならなかったのですが、現在ではお薬を出してもらってお家で実践することができるようになりました。

体の中に花粉をいれたらくしゃみや鼻水がでるのでは!?と心配になる方もいるかと思いますが、ほんの少しだけ入れる、というところがポイントです。

アレルギー反応が出ないくらいの量を入れるのですが、その量を徐々に増やしていくことによって体が慣れていき、うまくいくとお薬を大幅に減らすことや、うまくいけばお薬を飲まないで生活できるようにもなります。

具体的には、スプレーに入っている液体のお薬を、舌の下にふきかけます。2分間待って、これで終了。簡単ですよね。

これを1日1回行い、開始から1週間後、そのまた1週間後に増量し、継続していく、というお薬です。舌の下から花粉のエキスが吸収され、徐々に体が慣れていく、という流れです。

新しい治療法の注意事項や費用は?

この治療法は、“減感作療法(げんかんさりょうほう)”や“脱感作療法(だつかんさりょうほう)”“免疫療法”などといいます。

効果がでるまでには2か月ほどかかると言われており、完治するためにはその後も数年間続けます。ちょっと長いな…と思うか、このつらい症状が治まるなら!と根気強く頑張るかはあなた次第です。

ちなみに、この治療法は花粉症シーズンが始まってからではスタートできませんので、オフシーズンに始めることが必要です。

この治療によって、ある程度の方に口内炎やのどの違和感、人によってはアレルギー症状がでることが分かっています。また、全ての方に効くわけではないこと、このお薬を出せる医師が限られていること、スギ花粉以外の花粉症には使えないことなどが注意事項として挙げられます。

費用は、お薬代は1ヶ月(3割負担)で1,000円~1,500円程度でしょうか。これに受診、検査費用などがかかります。

飲み薬はどうしたらいい?

今回ご紹介した免疫療法を始めるか始めないかにかからわらず、花粉症の方にとってお薬は手放せない存在でしょう。

花粉症のお薬は、体全体のアレルギー症状を抑えるお薬と、目や鼻にピンポイントで効くお薬を組み合わせることがいいと思います。

最近では医療で使用されていた抗アレルギー薬といわれるアレルギーの飲み薬はほとんど市販で買えるようになりました。たとえば、アレグラ、アレジオン、クラリチンなど。これらを飲んで、まだ症状が治まらない場合は、ピンポイントのお薬を足していくという選択肢もあるといいと思います。

目薬や鼻炎のための点鼻スプレーは強いものからマイルドなものまでさまざまなタイプが出ていますので、ぜひ、薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。


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執筆者:遠藤さちこ



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