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長女を妊娠して初めて経験したつわり。つわりは、船酔いのような気持ち悪さを感じたり、食べ物の好みが変わり、においに敏感になったりとさまざまな変化が起き、今までにない不思議な経験ができました。つわりの不思議について、紹介してこうと思います。
妊娠が分かった時、出産に関する本を何冊か買って読んだのですが、その本に書いてある通りに5週目を過ぎたあたりからつわりが始まりました。
よくテレビドラマでやっている、急にウッとなって洗面所でゴホゴホやる感じではなく、気づいたら小舟に乗ってユラユラ揺れていた、みたいな感じでした。
実際に船に乗るとすぐ酔ってしまう方で、船酔いは何度も経験があるのですが、本物の船だったらしばらくしたら降りられますがつわりの場合本によると1~2ヶ月は続くという事で、「え…?この感じが2ヶ月ずっと続くの!?」と、かなり憂鬱になりました。
それを乗り越えてひと頑張りすれば赤ちゃんに会える、という楽しみがあったから頑張ろうという気になれたような気がします。
ある雨の日、私は用事があって出かけ、電車に乗りました。すると車内全体がすごいにおいに包まれていたのです。
まるで何かが腐っているような異臭でした。私は座席の下に何かが捨てられているのかと思い、さっと眺め回してみたのですが何も見つかりません。
次に周りの乗客を見ました。私はてっきり他の人たちもこの異臭を感じていて、何事かと訝しんでいるだろうと思ったのです。
ところがみんな何ともなさそうな顔をして本を読んだり外を見たりしています。そこで初めて「あれ?私の鼻がおかしいの?」と気づいたのでした。
雨で湿度の高い日だったせいもあるかもしれませんが、ものすごいにおいなのに感じているのは私だけなんて信じられない気がしました。
でもつわりが終わってからは雨の日に電車に乗っても異臭を感じる事はなくなったので、やはりあれはつわりの症状だったんだなと思います。
一番不思議だったのは食べ物の好みの変化かもしれません。
においにはただ敏感になっただけのようでしたが、食べ物に関しては今まで好きだったものが嫌いになったり、その日ごとに食べられるものが変わってなぜかそれがはっきり自覚できたりと、理屈で説明できない事が数多くありました。
ありがちなのが炊きたてのご飯のにおいがだめになったというものですが、私の場合
うどんや食パン、果ては豆腐までもその白い色をみるとご飯を連想して食べられなくなってしまったのです。
バターロールは見た目が茶色いから大丈夫で、温めるとにおいがでるので毎朝バターロールを飽きもせずに食べていました。
普段私は果物をあまり食べないのですが、つわりの時期は救世主のようによく食べました。家族に差し入れしてもらったり、とてもありがたかったです。
好みの変化以外にも、空腹でも満腹でも気分が悪くなる為に一日中ほんの少しずつ何かを食べていると一番楽だったので、歩いている時でもおせんべいを少しずつかじったりして、その頃はお腹も大きくなかったので傍から見れば、いい歳して食い意地はってるなあと思われていたかもしれません。
つわりも個人差があって、全然なかったという人もいればすごく大変だったという人もいるのでつらさや期間も人それぞれだとは思いますが、私は本にある通りの時期につわりになったのできっと終わる時期も本どおり、長くても2ヶ月で終わるに違いない!と勝手に信じてカレンダーに印をつけてその日がくるのを心の支えにしていました。
結果だいたい2ヶ月で収まっていったのですが、辛い時でも必ずこれは終わるんだ!と思う事でかなり励まされたので、根拠なく思い込むのも悪くなかったかな?と思っています。
この記事のライター
中島めめ
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アラフィフの主婦です。夫と小学生の娘二人と暮らしています。ライブドアブログにて「たくあんムスメたち。」という4コマ漫画ブログを描いております。インドア派で、できるものならずっと家に引きこもってゴソゴソやっていたいな~と思いつつ、子供たちがいるとそうもいかない日々を送っております。
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