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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。まわりはサクッ、中はふんわり、もっちりなメレンゲのお菓子、パブロバを食べやすいミニサイズのレシピでご紹介します。余った卵白の消費はもちろん、トッピングのカスタードに卵黄も使うので全卵があればOK!おうちカフェにおすすめの、キュートなスイーツです。
このレシピでは、卵3個を卵白と卵黄に分けて使います。
卵白で作るバプロバは、生クリームをトッピングに使うことが多いですが、卵黄が余ってしまうので、電子レンジを使ってカスタードクリームを作ります。
メレンゲ
・卵白…3個分(卵はLサイズを使用しています。)
・上白糖…110g
・塩…ごく少量(ひとつまみの半分くらい。)
・アップルビネガー…小さじ1と1/2(穀物酢でも可。)
・コーンスターチ…大さじ1
カスタードクリーム
・卵黄…3個分
・上白糖…大さじ1と1/2
・コーンスターチ…大さじ1
・牛乳…200ml
・バニラエッセンス…数滴
・コアントローまたはラム…小さじ1~2(あれば、またはお好みで)
トッピング
・苺…5個
・ブルーベリー…適量(あれば)
・ミントの葉…適量(あれば)
・粉糖…適量(あれば)
まず、メレンゲの部分を作っていきます。
① ボウルに卵白と塩を入れたら、ハンドミキサー(高速)で倍くらいの量になるまで泡立てる。
② 上白糖を4~5回に分けて入れ、その都度よく泡立てる。
③ キメが細かくツヤが出るまで、よく泡立てる。(つやつやした生クリームのような見た目になります。)
④ コーンスターチを茶こしなどを使って振り入れ、続けてアップルビネガーも入れる。
⑤ 泡が安定し、やや重たくなってきたら、ハンドミキサーを止める。(角がしっかりと立つ状態にします。)
ポイント
卵白は、できるだけ冷やしておくと、きめ細やかなメレンゲに仕上がります。作業中に温度を上げないよう手早く進めるためにも、加える材料はあらかじめ計量し、手の届くところに置いておくと良いと思います。
少量の塩は、泡立てやすくするために、コーンスターチとアップルビネガーは、気泡を安定させるために使用します。
⑥ オーブンを130℃に余熱しておく。
⑦ 天板に、オーブンシートを敷き、大きめのスプーンなどを使って⑤を5等分にして、直径8~10cm高さ4~5cmほどの形にする。真ん中を少しくぼませておく。
⑧ オーブンに入れ、30分焼いたら、温度を110℃に落とし、更に30分焼く。
※ガスオーブンの下段を使いました。お使いのオーブンによって時間と温度を調節してください。
⑨ 焼きあがったら、オーブンのドアを開けずに、そのまま冷めるまで置く。
カスタードクリームを作ります。メレンゲを焼いている間に、作っておきましょう。
① 耐熱容器に、卵黄、上白糖、コーンスターチを入れて、泡だて器で混ぜ合わせる。
② 牛乳を入れて混ぜたら、電子レンジ600wで1分20~30秒温める。
③ 一旦取り出し、泡だて器でよく混ぜたら、再び電子レンジに入れ20~30秒温める。
④ 滑らかになるまで混ぜたら、お好みでバニラエッセンス、コアントローやラムを入れて、冷ましておく。
ポイント
柔らかめで、ソースのような仕上がりになります。冷めるととろみが増しますが、足りない時は10秒ずつ加熱しながら様子を見て、調節してください。
メレンゲが甘いので、カスタードの甘さは極力控えてあります。お好みで砂糖の量を加減してください。
仕上げのトッピングをします。
① 焼けたメレンゲのくぼみに、カスタードを入れる。または上からかける。
② 苺は縦半分に切って上に乗せ、ブルーベリーとミントの葉を添える。粉糖を振りかけたら出来上がり。
カリカリのメレンゲと一味違い、外はサクっとしていて、中はもっちりと柔らかく、溶けるような食感が楽しめます。
ぜひ、お家で「苺とカスタードのミニパブロバ」を作ってみてくださいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8136
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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