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「一人」でいる時間を何よりも幸せと感じていた独身時代。しかし今は幼い4人の子供達と毎日を慌ただしく過ごす日々。昔と今の心境の変化について考えてみました。
はじめまして。グッドスリープと申します。
三十代のサラリーマンで、小学生の長女と次女、保育園児の三女、長男と奥さんの六人家族です。
家族が寝静まった後、備忘録として子供達とのやりとりや、日々気が付いた事をインスタグラムで描いています。
仕事や家事に追われ、毎日を忙しく過ごしている皆さんの中には、「自分の時間がほしい」「一人でゆっくり過ごしたい」と考える方も少なくないのではと思います。
かくいう私も昔から「一人」の時間をこよなく愛する人間でした。
しかし私の場合は一人の時間を満喫したい!という前向きなものではなく、「誰とも会わず」、「誰とも喋らず」、「干渉されず」、陰で、隅で、ひっそりと過ごしたい!というモチベーションからくる願いでした(笑)。
今でも本質的にそうで、SNSや家族の会話の中でも「深海でひっそりと生きる貝にないたい」というフレーズを呟いたりしています(笑)。
暗い自己紹介になるかもしれませんが、 私は自己評価がとても低いです。「評価が低いという評価」が高いともいえます。(笑)
自信もなく、発想的にもネガティブで、石橋を叩いて渡るより、渡らないという選択肢を選ぶ時もあるような人間だと思っています。独身時代は特にそうでした。
こんな書きぶりだと今までどうやって生きてきたのかと思われるかもしれませんが(笑)、振り返ってみると、友人にも職場の人間にも恵まれている人生だと思います。
おそらく端から見れば「普通の人」で、ひと通り、こなすべきイベントや、人間関係はクリアしてきていると思います。
ただ、何をするにも「なんのために?」「自分じゃなくてもいいのでは…」と疑問を抱き、気持ちのベクトルは前述した通り、一人の世界へと向かっていました。
「人は一人では生きていけない」というならば、極論「自分は何のために生きていかなければいけないのだろう」と浅い所で自問自答を繰り返し、その答えを見つけられないままに過ごしていました。
そんな自分も、気がつけば4人の子供の父親となりました。独身から現在までの経緯はまた機会があればお話したいと思いますが、「一人になりたい」と言っていた人間が、今ではトイレすらプライベートがない毎日です。
単純に騒がしいというだけであれば、殻に閉じこもったままでしょう。誰でもいいから遊んでほしいと言われたなら、今までのように自分じゃなくてもいいかなと、闇に同化して息を潜めるかもしれません。
しかし子供たちは深海の奥底まで届く強烈な輝きをもって呼びかけてくるのです。
「お父さん」「お父さんがいい」「お父さん遊ぼう」「お父さんと一緒に寝る」…「お父さん」、「お父さん」
「自分は何のために生きていかなければいけないのだろう」という疑問に、「父親だから」という答えをくれた子供たちの存在。
「お父さん」と呼ばれる度に、まるで灯台の様に、自分の存在意義や行くべき道を照らしてくれるような気がしています。
「一人になりたい」と思う気持ちは今でもないわけではありません。
しかし深海に生きる貝になりたいとう願いは、来世に繰り越してもいいかな…と考えながら、賑やかな子供たちの中心にいる事を喜んでいる自分がいます。
この記事のライター
田舎暮らし、島根県在住の30代サラリーマン。小学生から保育園...
グッドスリープ
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田舎暮らし、島根県在住の30代サラリーマン。小学生から保育園児まで、育ち盛りの三女一男との何気ないやりとりをインスタグラムで投稿中。
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