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昔から自分のことを知っている先輩との何気ない世間話で、自分のイメージが昔と今では違っていると感じた妊活の先輩ポチ子さん。先輩が何気なく言った言葉を、女性としてびしっと注意してくれた先輩の奥さんの優しさに心が温まるのでした。
昔からお世話になっている先輩ご夫婦のお宅にお邪魔をしました。
結婚前からずっと仲良くして頂いているご夫婦で、キツメの冗談も笑って言い合える気さくな関係でいさせてもらっている大好きなご夫婦です。
先輩ご夫婦にはお子さんが1人いて、私がお子さんの遊びに付き合っているとその姿を眺めながらお酒を飲んでいた先輩(旦那さん)が
「ポチ子、子供つくらないの?」と尋ねてきました。
私が「…なかなか難しくて」と苦笑いで返事をすると先輩は
「まあ、ポチ子が子供抱いてるとか、母ちゃんやってるとかイメージないし、想像できないけどなっ!」と。
もちろんイヤミな言い方ではなく、明るくただの冗談という言い方で、それ以上は踏み込まずにサクッと話を切り上げてくれたので、私も特に嫌な気持ちにはなりませんでした。
ただ、“子供抱いてるとか母ちゃんやってるとかイメージがない”という言葉が衝撃的でした。
私は昔から色々な人に「ポチ子は子沢山の肝っ玉母ちゃんになりそう」と言われ続け、自分でもそういうイメージに対して“確かに”と思って過ごしてきました。
30才を越え、結婚が決まった時も、まわりから「いよいよ大家族のはじまりだね」と言われ、先輩も当時はそう言っていた記憶があります…。
あれから数年…。
この数年間でこんなにイメージが変わるのかと驚きました。
驚きながらも、とりあえず笑ってやりすごそうと私がヘラヘラしていると台所で用事をしていた奥さんが
「さすがに今のは聞き捨てならないんだけど」
と言いながらやって来ました。
奥さんはたんたんと、晩婚だった自分が“子供について”の質問を他人にされるのがどれだけ嫌だったか、自分達がどうだったかを先輩(旦那さん)に語り、最後に
「ポチ子ちゃん夫婦が子供を望もうが望むまいが、アナタには全く関係ないから。聞いてどうするの?何もないでしょ?だからそういう質問は女の子に二度としないでね。」とピシャリ。
そして私に謝って下さいました。
先輩が言ったのがただの世間話と冗談だと言う事は十分に伝わっていて、ちっとも嫌な気持ちにはなりませんでした。
もちろん奥さんもその空気は分かっていらっしゃいましたが、それでもそのまま流さずに私を気遣って下さり、その優しさと言葉に心打たれて泣いてしまいそうになりました。
もともと大好きなご夫婦でしたがこういう素敵な方が近くに居てくれるのは本当に有り難く、恵まれているなと改めて感じました。
このことで奥さんへの憧れもいっそう強まりこれからもずっと仲良くさせていただきたいと思いました。
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この記事のライター
ポチ子
10481
1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。
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