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美容ライターの遠藤幸子です。現在47歳の筆者ですが、年齢を重ねて今の自分に似合い、今っぽいメイクの正解がわからないという声をよく耳にします。今回は、40代のメイクが苦手の方でも手軽に取り入れられ、今っぽいメイクにシフトできる方法を紹介します。
現在40代の方が20・30代の頃は色鮮やかなメイクが流行していて、はっきりとした色味を感じさせるメイクがしっかりメイクという認識が強いかもしれません。
しかし現在のトレンドは、肌の色からかけ離れた色鮮やかな色をまとって個性を主張するメイクよりも、肌なじみがよくその人が持つ美しさを引き出すようなナチュラルなものになっています。
そのため、色の主張を控えめにすることから始めましょう。メイクした気がしないかもしれませんが、肌なじみのいい明るいベージュなどを基調とし、そこに好きな色を混ぜたり、加えたりしながら、TPOやファッションに合わせたメイクにすることで今っぽい仕上がりになります。
同年代のメイクが苦手な方のメイクを見ていて感じるのが、ポイントメイクを塗りましたという印象がとても強いこと。メイクは肌やその人の雰囲気と一体化するようなナチュラルさがあるほうが今っぽい仕上がりになります。
すべてのポイントメイクの境目をぼかし、なじませましょう。アイメイクは目の際から徐々に薄くなるようにまぶたに塗り広げ、フェイドアウトしていくかのようにグラデーションを作ること。
チークも自前の血色感のようにふわっと入れることが大事です。リップは輪郭をとってクッキリ仕上げるよりも唇の内側から外側に向かってジュワッと広がるようなグラデーションが今っぽいメイクに仕上げるコツ。
40代になると唇の輪郭が曖昧になり、特に下唇の角にくすみがあって口角が下がっているように見えることがあります。そういった部分はリップペンシルではなく、コンシーラーで整え、口角は若々しく見えるように引き上げて整えましょう。
メイクはバランスが大事。どこかを主張したら、どこか別のパーツを引いてバランスを取る必要があります。メイクするときには小さめの鏡などを利用していても、必ず仕上がりは明るく大きな鏡の前で確認し、全体のバランスを整えましょう。
抜け感を出すことも大事。例えば、アイライナーや締め色シャドウで目元をぐるりと囲むのではなく、下まぶたに明るさを出して抜け感を出すといったようにです。寂しく物足りない印象にならないように気をつけながら、抜け感があって全体のバランスが取れたメイクを心がけましょう。
気持ち薄く思えるほどのメイクからスタートし、全体のバランスを見極めながら色を足してメイクしていくと失敗しにくく、今っぽいメイクにより近づきやすくなります。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
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日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
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