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ヘアメイクの森田玲子です。シーズンごとに素晴らしいコスメたちが発売され、いくつあっても次から次へと集めたくなるのが美容好きの性。一度コスメ沼にハマったら、顔がいくつあっても足りない!というほどのコスメが溢れ返ってしまいますよね。とはいえ、“キレイ”をつくるコスメやコスメツールは、常に清潔に保ちたいものです。定期的な入れ替えや、ときには心を鬼にして処分する勇気も必要です。コスメやコスメツールの捨て時と、大切なコスメをなるべく長持ちさせるコツを合わせてご紹介いたします。
【使用期限】3ヶ月~半年
食べたり飲んだりする口元につけるリップ類は、一番衛生面が気になるところですよね。一般的な使用期限も短く、質感や匂いが変わったら、残念ながら捨て時のサインです。
グロスなどのリキッド状のものは、分離して液漏れをおこすことがあります。寝かせて保管している人は、定期的にチェックするようにしましょう。
なるべく衛生的に使うためには、少し面倒でもスパチュラに一度取り、直塗りしないようにするか、直塗りしたらティッシュで軽くふき取ってからしまうようにするといいですよ。
【使用期限】3ヶ月
目の粘膜に近いアイラインやマスカラなどは、定期的に入れ替えましょう。アイラインは、先が割れたり、ペン先にアイシャドウが付着してカスれたりしたら、買い替えるタイミングです。
シャープナーで削るタイプのアイライナーの場合は、使うたびに削ると衛生的です。マスカラやアイラインは、何度も開け閉めするので中身が乾きやすいです。メイクの仕上がりにも大きく関わるので、質感の変化をよく観察してみましょう。
【使用期限】1年
なかなか減らないのがアイシャドウやチークなどの粉もの。見ているだけで可愛くて、少しでも長く使いたいですよね。使用期限があるとはいえ、1年毎日使っても、使い切れないものがほとんどです。
そのためパウダー状のものは、使用期限を気にせず自己責任で長い期間使う人も多いでしょう。
他のコスメも同様にですが、高温多湿を避けて保管しましょう。アイシャドウは変化がわかりにくいですが、古くなるとラメがカサカサするなど、質感が微妙に変化してきます。すると、本来の美しさを発揮できないこともあります。
メイクブラシを何度も洗っていると、わかりやすい変化が訪れます。毛先が広がる、肌触りがバサバサする、毛が抜けやすくなるなどです。特に天然毛のブラシは、だんだんと硬く、パサパサしてきます。すると粉含みも悪くなり、思ったようなメイクに仕上がりません。
ブラシを清潔に、長持ちさせるためには、一度使う度にティッシュで優しく汚れを落とす、水洗いの後はよく乾かすことが大切です。
しっかり洗いたいからといって、洗浄力が高い洗剤を使うと、毛が乾燥してしまいます。ブラシ専用のクリーナーか、薄めた洗剤で洗うのがおすすめです。
意外に盲点なのがビューラーのゴム。まつ毛がカールしにくい場合、ビューラーのゴムが古くなっているのが原因の場合も多くあります。古くなったゴムは、潰れていたり、弾力がない弱々しいゴムになっていたりします。ひどい場合は、ひび割れしていることも…!
多くのブランドが、替えのゴムを数百円ほどで販売しています。まつ毛がカールしにくいだけでなく、まつ毛が抜けてしまうこともあるので、3ヶ月ほどでチェックしてみてください。
使ったら、毎回拭き取り、アイシャドウやアイラインなどの汚れを落としましょう。コスメやコスメツールを入れ替えるタイミングは、使う頻度や保管状態、使用方法によっても変化します。
基本の期限を目安にしながら、使っていなかったコスメは、定期的にチェックするようにしましょうね。
この記事のライター
森田玲子
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美容ライター・ヘアメイク 各媒体にて美容記事の執筆をしながら、現場にでて技術者としても活動の幅を広げる。パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、自身のコスメ知識を活かしたライティングを得意とし、幅広い年齢層へのメイクアップを提案。
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