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美容ライター、コスメコンシェルジュの斎藤明子です。顔全体が、なんとなく間延びして老けて見えると感じたことはありませんか?今回は、顔の真ん中より下半分が長く見えてしまっているのを解消してくれると話題の、中顔面短縮メイクと人中短縮メイクについて深堀りしてみました。
フェイスラインのたるみそのものの悩みではなく、顔の真ん中あたりがなんとなく間延びして、老けて見えるということを気にする方が、ここ数年で増えています。
これは、ちょうどコロナ禍が明け、日常生活でマスクを着用する必要がなくなった頃からのようです。マスクを外したときの顔の印象が、コロナ禍前と変わってしまったことに戸惑いを感じたことが理由と言われています。
中顔面短縮メイクや、人中短縮メイクといった呼び名のメイク法が多くでてきたのは、まさに2年ほど前のコロナ禍明けからです。メイクによって顔の間延びを緩和させたり、鼻の下から上唇にかけてを短くみせたりすることで、若々しさを演出できることに気づいたころと言えるかもしれません。
もちろん、もともとの顔立ちによっても変わるのですが、一般的に、どうやったら顔が間延びし見えてしまうのをカバーすることができるか?を考察してみました。実際に、やってみると、ぱっと見た感じの印象がかなり変わってきますので、ぜひやってみてくださいね!
頬の一番高い位置がたるんで落ちてくると、顔の下半分が長く見えます。年齢とともに皮膚がたるんでフェイスラインがぼやけてくるのと同じ現象ですが、長い時間マスクを着用し続けていると、この現象が起きやすくなるとも言われているので、気になるときは、あえてマスクを外して過ごしてみるといいかもしれません。
1.ラベンダーの下地を頬の真ん中に塗ってくすみ感をとばして光を集める。
2.ファンデーションを通常通りに塗る。
3.眉毛はナチュラルに整え、眉マスカラで明るく毛流を整える。
4.上まぶたをヌードカラーのアイシャドウの色の違いで自然な立体感を出す。
5.下まぶたも明るめのフェイスパウダーを広めに入れてベージュブラウンのアイシャドウを涙袋全体に入れる。
6.ラメを上まぶたと下まぶたの黒目の真ん中と、目頭の内側に入れる。
7.アイラインはなじみグレージュを長めに入れる。
8.ピンクのチークを頬の真ん中に横長に入れる。少し下の方まで塗り広げる。
9.こめかみのくぼみを、ハイライトでとばしてふっくら見せる。
10.最後に、パウダータイプのハイライトを頬の高い位置に重ねて光を集める。
中顔面短縮メイクで顔の下半分をきゅっと引き締めて見せても、まだなんとなくぼやけて見えると感じたら、鏡の前で鼻の下をチェックしてみて下さい!
数年前よりも、なんとなく長くなっていませんか?このポイントの間延び感を解消するメイクが人中短縮メイクです。上唇を鼻の下に近づけるイメージでメイクすると可愛い印象になります。
1.リップ下地で唇のたてじわ感を消す
2.もともとの唇の色に近いリップラインで、上唇の真ん中の三角の部分にオーバーリップのラインを取る。
3.血色感のあるリップカラーを唇全体に丁寧に塗る。オーバーリップ部分以外はほんのり自然にぼかす。
4.リップオイルを重ねる。上唇の真ん中のオーバーリップ部分は、ぷるんと上向きに見えるようにさらにツヤを重ねる。
5.鼻の下と下唇の真ん中にほんのり影色をブラシでぼかすと立体感がプラスされ、さらに鼻の下が短く見えます。
顔の印象を確実に変えたい時は、ぜひすべてのプロセスを丁寧にやってみてください。でも、毎日メイクでなかなかそこまでできない!という方は、①アイメイクは下まぶたに重心を置くこと、②チークを顔の真ん中に横長に入れること、③上唇の真ん中三角部分だけオーバーリップにすることの、3点を意識するだけでも、印象が変わってきますので、ぜひやってみてくださいね!
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
4030
美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
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