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美容ライターの遠藤幸子です。何気なく続けているスキンケアの習慣が本当にそれでいいのか不安に感じている方が多いのではないでしょうか。今回はスキンケアアドバイザーの資格を持つ筆者が、スキンケアにまつわるお悩み解決テクニックを紹介します。
結論から言うと、両者ともにメリット、デメリットがあります。
肌に均一に化粧水を塗ることができるのはコットンで、細かい部分にも塗りやすい傾向にあります。その一方でコットンは使い方によっては肌に刺激を与える可能性があり、化粧水の使用量が多くなってしまうというデメリットがあります。
手で塗るとムラになりやすく、細かい部分に塗りにくい傾向にあることがデメリットです。しかし、肌にやさしく触れることで癒し効果が期待できる、肌の変化に気が付きやすくなる、手の温度を使ってじっくり化粧水をなじませることができるといったメリットもあります。
そのため、使用する化粧水や肌状態に応じて使い分けるのがおすすめです。
例えば、とろみのある化粧水や肌トラブルが起きているときは手でやさしくなじませる、角質が溜まっているときにはコットンに化粧水をたっぷり含ませてやさしく拭うようになじませるなど。コットンを使う場合には肌あたりのいいオーガニックコットンを使用するなど素材に注目して選ぶことやゆっくりと手を動かし、摩擦を避けることも心がけましょう。
スキンケアアイテムをライン使いするときにはブランド推奨の使用順に従えばよいので迷わずに済みます。けれど、バラして使うときや美容液を重ね塗りするときは、使用順がわからないという声をよく耳にします。
ブースター(導入)美容液であれば、洗顔やクレンジングの後すぐに使用しますが、それ以外の美容液は垂れるものから順に使用しましょう。
基本的には、化粧水、美容液、乳液、または、クリームの順になります。ブランドによっては乳液の後にクリームを使う、乳液が洗顔やクレンジングの後すぐに使用することもあります。
要約すると、ブランド推奨の使用順に従うことを前提に、垂れるものから順に重ねましょう。
塗っても塗っても肌が乾燥する場合にはバリア機能が著しく低下している可能性が高いです。肌が敏感な状態になっている可能性も高いので、皮膚科を受診して皮膚のバリア機能を改善させる効果が期待できる保湿剤などを処方してもらうのもひとつの手です。
それ以外には生活習慣やスキンケアを大幅に見直す必要があります。
まずは肌への刺激になりうることを避けること。室内の湿度管理を適切に行う、紫外線を防ぐ、肌よりも高い温度のお湯で顔をすすがない、摩擦や新しい化粧品の使用、顔そりなども避けましょう。
そのうえで、クレンジングや洗顔料は洗浄力の強いものを避け、汚れを落としたら十分に肌を保湿しましょう。水分だけでなく、油分もしっかりと補給すること。また、敏感肌用、低刺激といったアイテムを使う、抗炎症作用のある成分が配合された化粧品を使うという方法も選択肢に入れましょう。
肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が溜まり、化粧品の美容成分が浸透しにくい状態になっている可能性も考えられます。規則正しい生活を送り、十分な睡眠を取る、バランスの取れた食生活を送ることも大事ですが、塗るだけの角質ケアアイテムなどを導入し、肌のターンオーバーの正常化を目指しましょう。
体の内側からの水分補給も忘れずに。同時に、利尿作用のあるカフェインやアルコールの摂取を控えめにしましょう。
日頃から肌の状態はこまめにチェックし、トラブルが起こりそうな場合は皮膚科への受診も視野に入れ、肌状態に適したケアを行うことを心がけましょう。
この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
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日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
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