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美容ライターの遠藤幸子です。もう何年もメイクをしていると、特に疑問を持たずに一度習慣にしたメイクの順番を守りがちですが、それは果たして正解なのでしょうか。今回は、今さら聞けないメイクの順番について紹介します。
最初にベースメイクの順番について紹介します。ファンデーションの種類にもよるので、詳しくはそれぞれの項目の中で解説します。
①化粧下地
スキンケアで日焼け止めまで塗ったら、化粧下地を塗ります。コントロールカラーを使う場合もこのタイミングで。
②ファンデーション
化粧下地を塗ったらファンデーションを塗るのがスタンダードなやり方です。
③コンシーラー
パウダーファンデーションのみファンデーションの前にコンシーラーを使用します。なぜなら、上からパウダーファンデーションを重ねることでコンシーラーが取れやすくなるからです。それ以外はファンデーションの後にコンシーラーを塗り、肌悩みをカバーします。
④フェイスパウダー
ベースメイクの仕上げとしてフェイスパウダーを塗ります。
⑤ハイライト・シェーディング
基本的にハイライトとシェーディングはフェイスパウダーの後と考えていますが、スティックやリキッドなどの場合で輝きやシェーディングの仕上がりをもっとぼかしたいときにはフェイスパウダーの前に使っても構いません。
次にポイントメイクの順番について紹介します。筆者はポイントメイクの順番に正解はなく、クセや目指すメイクに合わせて順番を柔軟に入れ替えるのがベストだと考えています。
ここでは、筆者が実践しているポイントメイクの順番を理由も交えながら解説していきます。
目元に最もインパクトを出したいときには、アイメイクから始めます。口元にインパクトを出したいときにはリップメイクからスタートすることもありますが、ほとんどの場合アイメイクから始めていて、そうすることで全体のバランスが取りやすくなると感じています。
通常はアイシャドウを塗り、アイライナーを引いてからアイラッシュカーラーでまつ毛を上げ、マスカラを塗ります。けれど、アイライナーの印象を和らげたいときにはアイライナーを先に引いてもOK。
アイライナーを引いてから乾くまで少し時間を置いてからアイラッシュカーラーを使わなければせっかく引いたアイラインが落ちてしまいます。そのため、手早くメイクする目的も兼ねてアイラインを引いてから眉を描き、アイラインが乾いた頃にアイラッシュカーラー、マスカラの順でメイクしています。
②アイブロウ
アイブロウメイクは通常自前の眉が足りない部分をペンシルで描き足してから、眉全体をパウダーで仕上げていきます。そして、眉全体のトーンをニュアンスチェンジさせたいときや毛流れを整えてキープしたいときなどにマスカラを重ねています。
③リップ
日頃唇の輪郭を取ることは筆者の場合ほとんどありませんが、取る場合にはリップベースを塗ってから輪郭を取ります。そして、リップを塗ります。グロスを重ねる場合には最後に少量中央部分にのみ重ねます。
④チーク
チークは筆者の場合目元と口元を繋ぐ脇役だと考えています。そのため、その両方を仕上げた後に繋ぐのにぴったりの色を使い、発色を調整しながらチークを塗ります。この方法だとチークが濃くなるのを防ぐこともできます。
ベースメイク以外は基本的にメイクに絶対的な順番はないと筆者は考えています。今回紹介した順番でメイクしつつ、筆者は最後にリップやアイシャドウ、アイブロウなどをもう少し重ねて全体のバランスを取ることがほとんどです。
大事なのは自分で思い描いた理想のメイクに整えやすい順番でメイクすること。ご自分を輝かせるメイクの参考にしていただけますと嬉しいです。
この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
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日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
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