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スキンケアアドバイザーの資格を有する筆者の元へは、スキンケアにまつわる疑問が数多く寄せられます。その中から、よく寄せられるものをピックアップして疑問をスッキリ解消したいと思います。
A.化粧水のタイプや肌状態によって臨機応変に選ぶこと。メーカー推奨の方法があれば、それに従うのがベスト。
肌に均一に化粧水を浸透させるためには、コットンでパッティングしながらなじませるのがおすすめです。また、コットンでパッティングしながら化粧水をつけると、毛穴を引き締めたり、血流をよくする効果などが期待できます。
一方、手で化粧水をつけると、皮膚の温度で浸透しやすくなる、肌に必要なだけ化粧水を重ねやすいといったメリットもあります。また、とろみのある化粧水の場合はコットンよりも手の方がなじませやすいでしょう。
このようなことを踏まえて、手持ちの化粧水をつける方法はどちらがベストなのか模索することが大切です。いいとこ取りをしたいなら、コットンでパッティングをして化粧水を浸透させた後にハンドプレスするなど両方を取り入れるのもおすすめです。
A.肌に手で触れて吸い付くような感触が得られるまで入れ込む
500円玉大など化粧水の使用量が明記されていることもありますが、その人の肌状態によって必要な化粧水の量は異なります。そのため必要量を決めてしまうことはできません。化粧水を浸透させた後に肌に手で触れてみて吸い付くような感触が得られるまで繰り返しつけましょう。
A.美容液!落とすアイテムにも少なからず投資を。
限られた予算の中で化粧品を選ぶ時、最も投資すべきなのは美容液です。自分の肌悩みと向き合い、それらを改善できる効果が期待できる商品をよく吟味して選びましょう。
また、最近では多機能な化粧品が増えています。そのため美容液並みのスキンケア効果のあるクリームなどを使用してアイテム数を減らすという方法もあります。
このほか、クレンジング剤や洗顔料にも少ならからず投資することが大切です。というのも、汚れやメイクを落とす時に肌に必要な潤いまでも奪わないよう注意する必要があるからです。
A.ライン使いがベストではあるものの、自分の肌状態と向き合ってセルフチョイスしてもOK。
毎日使用するスキンケアアイテムは、ライン使いすると相乗効果が期待できるなど理想的です。
とはいえ、このスキンケアラインはクリームは好きだけれど、美容液はイマイチ効果を感じられない、化粧水の使用感が苦手という場合もあるでしょう。そんな場合は無理してライン使いしなくても構いません。
自分の肌と向き合って自分の肌との相性がよく、お悩みを改善できる見込みがある商品を選んで使用することが大切です。
とはいえ、レチノールの配合された化粧品を複数種類同時に使用すると肌に強い刺激を与えたりするなどセルフチョイスには注意点もあります。そのため自分で判断が難しい場合にはプロのアドバイスを求めるのもおすすめです。
このほか、同じスキンケアブランドの中で商品を入れ替えて使用するという方法もあります。
A.Yes.
使い慣れた化粧品は安心感があります。そのため年間を通していつも同じスキンケアアイテムを使用しているという人が多いかもしれませんが、これはNGです。
なぜなら、四季がはっきりとしている日本で暮らす私たちの肌は、その影響を色濃く受けているからです。
そのため秋冬は保湿をメインにしたスキンケアを行い、春夏は保湿しつつも、紫外線対策や美白対策を積極的に行うことが必要となります。
また、春夏は化粧崩れしやすくなるため毛穴を引き締めるようなケアを取り入れるなど、常に自分の肌と向き合い、季節感を意識して少しずつ使用するアイテムを入れ替えていくのがおすすめです。
A.No!
毎日のスキンケアは、美肌を育むために欠かせません。しかし、私たちの肌は日々口にしたものから作られており、生活習慣などの影響も強く受けています。
そのため高価な化粧品を使ってスキンケアすれば美肌になれるわけではありません。美肌に必要なビタミンやミネラル、たんぱく質などの栄養素を含んだ食品をバランスよくとるとともに、質のいい睡眠や適度な運動を心がけるなどして美肌を育みましょう。
美肌は1日にしてならず。スキンケアにまつわる疑問を解消して、地道に美肌を育みましょう。
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この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
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日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
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