/
「「奇跡の●●才」というキャッチフレーズ、おそらく目にしたことがあると思います。
その実際の年齢と見た目のギャップの衝撃度でいえば、クイーンオブ「奇跡の●●才」といっても過言ではない!「奇跡の67歳」と呼ばれる美容ジャーナリスト・天野佳代子さんをご存じでしょうか?
業界で知らないものはおらず、雑誌やYouTubeで紹介されるその美容メソッドに注目が集まり、最新の著書『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』(主婦の友社)はなんと発売前に重版が決定。
そんな天野さんに、40・50代がメインのオトナサローネ世代にもおすすめの目からウロコのメイクテクニックを教えてもらいました。
※本記事はインタビューと書籍からの抜粋で構成しています。
◀◀前のページ カバー力の高いファンデーションを厚塗りするのは、自ら“おばさん化”を主張しているようなもの…
>>美肌と時短が叶う。リキッドファンデが面倒ならこれ使って!
―下地とファンデの役割の違いを認識することが大切ですね。ファンデーションについても教えてください。
「まずはファンデーションの選び方についてですが、大人の女性には薄付きのリキッドファンデーションがベスト。カバー力が高すぎるファンデーションは、大人特有の凹凸のある肌になじみにくく、浮いてお面のようになってしまいます。
ただ、リキッドは「面倒くさい」「手が汚れる」「ムラになる」「のばすのに時間がかかる」など、苦手に思われる方も多いですよね。一発解決する方法は、ファンデーションブラシとスポンジの二刀流でお肌になじませること。
ファンデーションブラシとスポンジという先行投資が必要ですが、仕上がりのきれいさと時短が叶うので、試す価値は十分にあります」
◆おすすめアイテムはコレ!
テクニカルブレンダー 2,970円/ブリリアージュ
パンソーL(タンフリュイド&クレーム) 7,150円/クレ・ド・ポー ボーテ
―ちょっとしたポイントをおさえることで、仕上がりが大きく変わるのですね。ベースメイクについて、その他に気を付けるべきことはありますか?
「50代以上は、お粉(フェイスパウダー)のつけ過ぎに要注意です。ツヤ感が消えて平面顔になり、顔も大きく見えてしまいます。つけ過ぎてしまうのは、付属のパフを使うのが原因。大きなフェイスブラシでサッとなでる程度にのせると良いですよ」
>>アイラインでたるんで小さくなった目元を強調してない!?
―実践してみます!次にアイラインについて教えてください。
「若い頃のようにくっきりアイラインを描いていませんか? 実はそれ、たるんで小さくなった目をさらに強調してしまいます。
大人のアイラインの目的とは何でしょうか? 私は3つあると思っています。
この目的を果たすためには3種類のアイライナーが必要です。
①まつ毛を増毛して見せるアイライナー。まつ毛の隙間を埋めやすいリキッドタイプを
②上まぶたの粘膜を埋め、際に影をつくる軟らかなジェルライナー
③まぶたのまつ毛を増毛して見せる、淡い影色のリキッドライナー
アイライナーの色選びも重要です。①~③すべてブラウンを選んでください。
黒のアイライナーは目つきが悪く見え、たるみを強調してしまう可能性が。大人は黒のアイライナーから卒業しましょう。ブラウンでぼんやり描き、やさしくさりげなく大きく見せるのが正解です」
◆おすすめアイテムはコレ!
①上まつ毛の隙問を埋める用。コシがある筆で、細部まで美しく描けます。マジョリカ マジョルカ ラインエキスパンダー BR612 1,045円/資生堂
②粘膜ラインを描くには、柔らかく耐水性があるジェルライナーがベスト。ぼかして彩色をつけるにも使利。デジャヴュ ラスティンファインE 極細クリームぺンシル ダークブラウン 1,320円/イミュ
③私は下まぶたに入れ、まつ毛が増えたように見せます。大人の目元を自然にくっきり。ディーアップ シルキーリキッドアイライナーWP シフォンブラウン 1,430円/ディー・アップ
>>大人こそコスメのアップデートを!老けた顔に古い色をのせれば、老け見えは避けられない!
―手元にあるメイクアイテムで済ませて、しばらく新色チェックをしていない…という方も多いと思います。
「大人の顔にこそ新色は必要です。昔のアイシャドウや口紅は、色味や質感が古い。老けた顔に古い色をのせれば、老け見えは避けられません。
まずは近所のドラッグストアに行って新色のコスメを手にとってみませんか?
私は大のドラッグストア好きで、スーパーの帰りに寄って新色を片っ端から試すのがルーティーン。昔と違って、今ドラッグストアで売っているプチプラコスメはとても優秀なので感動すると思います。
「プチプラコスメって若い人のものでしょ?」と思う方もいるかもしれません。私も以前、YouTubeで長井さんとコラボした時に教えてもらったプチプラアイテムがあって。最初は「このアイテムは私の年齢だとダメでしょ」と抵抗したのですが(笑)、長井さんに「天野さん、大丈夫です!」とつけていただいたらすごく良かったんですよ。それから、ずっと愛用しています。
ぜひ、皆さんにも新しい扉が開くようなコスメ体験をしていただきたいです。「似合わないだろうな」と思うような色味でも、つけてみると「案外、良いじゃない」と嬉しい発見につながるかもしれませんよ。
それを繰り返していくと自分に似合う色味やアイテムが見えてきます。どんどん試すことが重要です。
ご本人がすべて実証済みだから説得力が半端ない!
▶▶こちらの関連記事もチェック
奇跡の67歳「100歳まで健康でいるために」している日課を大公開!継続するコツとは?
PROFILE
あまの・かよこ●美容ジャーナリスト。1957年東京都生まれ。20代で美容ライターとしてキャリアをスタートし、美容専門誌『美的』のエディトリアルディレクター、大人の女性向けの美容専門誌『美的GRAND』の創刊編集長を歴任。現在は美容ジャーナリストとして、書籍や雑誌の他、YouTubeチャンネル『天野佳代子のオトナ美容【歳をとるのは怖くない】』で情報を発信している。近著に『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』(主婦の友社)。
撮影/佐山裕子(主婦の友社)
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1124
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント