更新日:2018年5月8日 / 公開日:2018年5月8日
不妊治療を始めてからより強く感じるようになった『母性』。治療を行うなかであふれてくる行き場のない母性を何に注ごうかと、妊活の先輩ポチ子さんは考えてみるのでした。
不妊治療を始めてしばらくした頃、母性のような感情がやたらと湧き、自分では抑えられなくなりました。
私に対して全身で愛を求めてくれて、受け止めてくれる“無垢でか弱き存在”に、全力で愛情を注ぎたくてたまらない時期がありました。
順調に…予定通りに家族計画が進めば我が子に注げるはすだった母性なのでしょうか。
私の中で、行き場のない母性が溢れかえっておりました。
行き場のない母性を注ぐ相手としてペットを家族に迎える事はどうかと考えました。
(もちろん、命を預かり迎えるという事なので、自分の都合だけでなく、しっかりと覚悟を持たなければいけない事だというのは分かっています。)
気まぐれで自由な猫ちゃんより、かまっても受け入れてくれるワンコの方がいいかなと思い、
『もし私達の生活にワンコが居たら』というシミュレーションをしました。
我が家がワンコを迎えるなら、まずはペット可の住居へ引っ越す所からスタートになります。
そして、仕事と家事と治療の通院生活にワンコの散歩やお世話が加わります。
それが毎日続くので大変な事が多くなりますが、きっと、ワンコが可愛くて可愛くて仕方のない溺愛の日々になると思います。
私がペットに夢中になり、我が子のように接する姿は想像するのは簡単でした。
もし今ペットを迎えたら…。
のめり込みやすい私は、ペットに愛情を注ぐ事で心を満たしてしまい、治療への熱量が減ってしまう気がしました。
多少気持ちが治療へ向かない時でも、なんとかクリニックにだけは通っていましたが、少しずつ、言い訳をして休む事が多くなってしまいそうだと感じました。
その熱量の減少が『気楽さ』や『リフレッシュ』という方向へ向けば良いのですが、気持ちが途切れてドロップアウトをしてしまう怖さもあり、ペットを迎えるのは、今ではない気がしました。
夫も、今の生活にペットを迎える事は反対でした。
夫婦で話し合った結果ペットを迎えるのは、私達がもう少しだけ年をとってからの楽しみに残しておくことにしました。
私の溢れ出していた母性のような感情は落ち着きを取り戻し、穏やかになりました。
そして今、その愛情は『観葉植物』にたっぷりと注いでいます。
最近、多肉植物を新しく迎え、育て方を調べながら楽しく育てています。
ふわふわと毛のある多肉がとても可愛いのですが、ワンコと違い、ワシャワシャしたり頬擦りしたり出来ないのは少し残念です。
それでも小さな家族に優しく癒され、楽しく過ごせております。
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