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今年は、暖かくなるのが早く、昼間は暑いくらいの日もありますね。季節の変わり目。衣替えの時期です。私は洋服の販売の仕事をしていた経験もあり、一時期は沢山の服に囲まれ、衣替えは一大イベントでした。そんな経験も含め、今回は衣替えの時に気を付けたいポイントをお伝えします。
お洋服が大事にされているな…オシャレだな…と私が感じるクローゼットは、
✔テイストが揃っている
✔隙間が空いている
✔ハンガーが揃っている
です。
洋品店の売り場を思い出してみてください。
高級店は、統一された厚めのハンガーに、かなりのゆとりを持って洋服が掛けられ、ゾーンごとにテイストも統一されていることがほとんど。
反対に、セール会場では、パイプハンガーにぎっちりと洋服が掛かっていて、ハンガーはバラバラのプラスチック製。洋服もサイズごとに分かれてはいますが、テイストはバラバラなことが多く、目当てのモノを探すのに苦労します。
せっかく気に入って買ったお洋服、高級店の服のように扱ってあげたくないですか?
洋服に限らず、人が管理できるモノの量は限られます。
一着一着に手が掛けられ、ゆとりを持って収納できる量まで減らしてみましょう。
衣替えは、服と向き合うチャンス。入れ替える服だけでなく、全ての服を出して見直してみるのがオススメです。
本来ならば、衣替えをしなくて済む量が理想ですね。
オフシーズンの服を入れる衣装ケースは、大きくないモノを選びましょう。
小さいケースを何個も買うよりも大きいケース1つの方が安く済むので、大きいケースを選んでしまいがち。ですが、大は小を兼ねません。
【秋冬】【春夏】でお洋服を分けている方も多いのですが、春にはまだ夏物では肌寒かったりしますよね。また、春と秋でも素材や色が異なり着回しが出来ないものもあります。
今、収納出来る服、今、出したい服を季節に合わせて出し入れするのには細かく分類することが有効です。
小さめの透明のケースを使えば、何が入っているのかだいたい把握することができますが、大きいケースにガサッと入れると、中のものが把握しづらくなるのです。
更に、今必要な服だけを出そうと中身を引っ掻き回し、余計に何が入っているのか分かりにくくなるなど、服がシワシワになる原因にも。
小さいケースは大きいケースよりも出し入れもラクなので、入れ忘れを仕舞うハードルも下がります。
小さいケースをオススメする理由は他にもあります。
虫です。
カシミヤ・ウール・シルクなどの動物性の繊維はヒメカツオブシムシやヒメマルカツオブシムシの大好物です。
この虫たち、多分見たことがある方も多いのではないかと思います。
白や黄色の花が好きで、白や黄色の洗濯物にくっついていることの多い虫。
私たちが知っているこの虫たちは成虫で、成虫は衣類を食べません。
衣類を食べるのは幼虫だけ。
ですので、成虫が衣類に付くだけなら問題ないのですが、成虫は卵を産むのです。これが収納している間にかえって、幼虫に。
なんと幼虫でいる期間は300日ほど。一生のほとんどを動物性繊維などを食べながら幼虫として過ごすのです。
そして、成虫になるのが最期の一ヶ月ほど。これが、15℃を超える時期。ですから、この時期に衣類を収納する時には虫対策も万全にしなければなりません。
万が一、被害に遭ってしまっても小さいケースならばその範囲だけで被害をとどめられるというわけです。
もちろん、ケースには防虫剤などを入れるのが効果的。
これも、ゆとりを持って衣類を収納しないと防虫効果が全体にいきわたりません。
着ていない服のために防虫剤やケースを使ったり、手間暇をかけるのは勿体ないですよね。
是非、大事にしたい服を大事に収納してみてください。
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この記事のライター
大塚奈緒
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家事を合理的にこなすことに執念を燃やしている主婦。その方法を忙しい日本の主婦たちに広める活動をしています。ほぼ毎日、ブログを投稿。その他、色々執筆中。整理収納アドバイザー。ハウスキーピング協会認定講師。整理収納サポートや、整理収納セミナーも行っています。
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