更新日:2021年12月16日 / 公開日:2021年12月16日
管理栄養士・お野菜料理家のいまむらゆいです。とろとろのれんこんポタージュは、体を芯から温めてくれるほっこりスープ。カリカリ、ポリポリのれんこんとはまた違ったおいしさを楽しめます。寒さが増してくる冬の季節にぜひ味わっていただきたいポタージュです。
れんこんは切り方によって食感が大きく変わる、料理が楽しくなる野菜です。
れんこんの定番料理のひとつであるきんぴらは、シャキシャキ食感。その食感とは大きく変わって、とろとろ食感が生まれるのがれんこんの「すりおろし」です。火を通していくと、とろとろもっちり。
体を芯から温めてくれるようなほっこりとした味わいになります。少し粗めにすりおろせば、とろとろの中にほどよくシャキシャキ感も出て、2つの食感が楽しめますよ。
すりおろすことで、れんこんの甘みが引き立ちます。
その甘みとよく合うチーズで風味をつけることによって、コンソメがなくても奥深くコクのあるポタージュになるのでおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。
れんこん…200g
豆乳…100ml
粉チーズ…大さじ3
塩…小さじ1/2
① れんこんは皮を剥いてすりおろす。
② 小鍋に①と水200ml(分量外)を入れ、中火にかける。木べらなどで鍋底からよくかき混ぜ、ふつふつとしてきたら、全体がもったりとするまで加熱する。
③ 弱火に落とし、豆乳、粉チーズを加えて混ぜ合わせ、塩で味を整える。
④ 器に盛り、あれば粗挽きこしょうやパセリをトッピングして完成。
すりおろしたれんこんは、よく混ぜながら火を通すことで、焦付き防止になります。豆乳はお好みで牛乳や生クリームに変えてもおいしいです。
余りのポタージュにごはんやきのこ、お好みの野菜を加えてリゾットに。寒い朝にポカポカと体を温めてくれる朝ごはんが簡単に作れます。
すりおろすときにむいた皮を残しておいて、リゾットに加えて火を通せば、れんこんのおいしさや栄養も余すことなく味わえるのでおすすめです。
れんこんはいつもと調理を少し変えるだけで、いろいろな変化を楽しむことができる野菜です。とろとろ食感のれんこんは、体を芯から温めたい、寒い季節にぴったり。
すりおろしれんこんのポタージュで、きんぴらや煮物とも違う、新たなれんこんの魅力を見つけてみてくださいね。
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