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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。佃煮やジャムなどは、あると安心なびん詰めの保存食の代表ですよね。特に忙しい朝ごはんには欠かせないアイテムですが、気がつけば残り少なくなって冷蔵庫の片隅に忘れられていたりしませんか?そこで今回は、中途半端に余ってしまったびん詰めのおいしい使い切りレシピを紹介します!
冷蔵庫にあると安心なびん詰めの保存食。佃煮やジャムなどは、特に忙しい朝ごはんには欠かせないアイテムですが、気がつけば残り少なくなって冷蔵庫の片隅に忘れられていたりしませんか?
食べているうちにちょっと飽きてきたり、賞味期限が近付いてきたなど、使い切ってしまいたいびん詰めを調味料にして使い切る活用レシピを、今回は2つご紹介したいと思います。
鶏肉とじゃがいもを、のりの佃煮をバターと合わせて手軽に味付け。のりの佃煮は、塩味も甘味もついているので、調味料をあれこれ入れなくても、手軽に味つけができます。のりの風味とバターのコクが高相性です。
鶏もも肉 250g
じゃがいも 1個(150g)
のりの佃煮 大さじ1
バター 15g
おろしにんにく 小さじ1/2
黒こしょう 適量
① 鶏もも肉は筋などを取り、ひと口大に切り、塩とこしょうを振って馴染ませる。
② じゃがいもはよく洗って芽があれば取り除く。皮がついたままラップに包み、電子レンジ(500w)で3分加熱する。ラップに包んだまま粗熱が取れるまでおき、ひと口大に切る。(このあと火を通すので、少し硬くても大丈夫です)
③ フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、鶏もも肉を皮を下にして入れる。
④ 焼き色がついたら返してじゃがいもを入れ、鶏肉に火が通るまで炒める。
⑤ 余分な脂を軽くペーパーで取り、バター、おろしにんにく、のりの佃煮を入れて絡めながら加熱する。調味料がとろりと全体に絡んだら、黒こしょうを加え、味が足りなければのりの佃煮、塩などを加えて味を調える。
のりの佃煮は、メーカーによって味付けが異なるので、味見をして薄ければ佃煮を足したり、塩や醤油などを加えて味を調えてください。
フルーツのジャムの甘味は、肉料理によく合います。焼いた鶏肉や豚肉に、マーマレードや、ブルーベリー、りんごジャムなどジャムに醤油を加えれば、フルーティーな甘味のある洒落た味の肉料理が手軽に作れます。今回は、マーマレードに、醤油、そして粒マスタードの風味を加えたポークソテーを作りました。手軽なのに、手の込んだ料理のような仕上がりになるのがうれしい一品です。
豚肩ロース肉(ソテー・とんかつ用) 2枚(240g)
A)マーマレード 大さじ2
A)白ワイン 大さじ1
A)粒マスタード 大さじ1
A)醤油 小さじ2
サラダ油 大さじ1/2
薄力粉 適量
塩 小さじ1/4
こしょう 適量
付け合わせの野菜(クレソンなど) 適量
① 肩ロース肉は、筋切りをする。(赤身と脂の間の筋を数か所、包丁の先で切る)
塩、こしょうを全体になじませ、薄力粉をつけ、余計な粉ははたく。
② フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、フライパンが温まったら豚肩ロース肉を、盛り付けた時に上になるほうを下にして入れる。
③ 香ばしい焼き色がついたら裏返し、弱めの中火にして裏面も焼く。
④ 余分な脂をペーパーなどで軽く取り、Aの調味料を加え、軽くとろみがついて調味料が全体にからんだら盛り付ける。
マーマレードのほろ苦さと甘さが、豚肉によく合います。香りもよく、照りも出て、ワンランク上の味になりますよ。
残ったびん詰めを調味料に使えば、目先もかわって、楽しく食べられます。
冷蔵庫の片隅で出番を待っているびん詰めがあったら、ぜひお試しください。
この記事のライター
笠原知子
6901
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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