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おうちにあるシンプルな材料でできる、なめらかで濃厚な味わいのカスタードクリーム。焦げてしまったり、固まらずケーキが崩れてしまうなど失敗しやすいクリームでもあります。今回はそのカスタードクリームの失敗しにくい作り方のコツと、カスタードクリームを使ったいちごのミルフィーユの作り方をご紹介します。
牛乳 200ml
卵黄 2個
グラニュー糖 40g
バニラビーンズ 1/2本
コーンスターチ 20g
① バニラのさやをナイフの先で縦に割き、バニラビーンズをしごき出します。
② バニラのさやと牛乳を小鍋に入れて温めます。
③ ボウルに卵黄とグラニュー糖、先ほどしごき出したバニラビーンズ、コーンスターチを入れてホイッパーで混ぜ合わせます。
④ 温めた牛乳をボールに半量加えて溶きのばしてから鍋に戻し、ホイッパーで底が焦げないように中火で混ぜ続けます。
⑤ クリーム状になり、一度少し固くなってから混ぜ続けるとツヤが出てなめらかになるのでそこまでしっかり混ぜます。
ここで加熱が足りないと、クリームがだれてしまったりして、ケーキが崩れてしまう原因になります。しっかりツヤが出るまで混ぜることがポイントです。
⑥ バットに移して素早く熱をとり、ラップを密着させて冷蔵庫で冷やします。
⑦ クリームが完全に冷えたら、ボウルに移しハンドブレンダーで柔らかく戻します。
それでは作ったカスタードクリームを使って、ミルフィーユを作ってみましょう!
カスタードクリーム 上記で作った分量全て
冷凍パイシート 1枚
いちご 1パック
下準備
天板にオーブンシートを敷いておきます
オーブンを180度に温めておきます。
パイ生地の準備
① パイ生地を30×20cm くらいの大きさにのばします。
② 天板に生地を移動させ、全体にフォークで空気穴をあけます。
③ 180度のオーブンで30~40分ほど、全体に綺麗な焼き色がつくまで焼きます。途中生地が膨らんできたら、天板や網などを生地の上にそっと置いて膨らみを抑えます。
④ 焼き上がったら粗熱をとり、6×20cmの短冊状に3枚カットします。(パイ生地は焼き縮みします。正確な長さはあまり気にせず、同じ大きさのものを3枚切り取ってください。)
組み立て
① いちごを横にスライスし、大きめのものは断面用にさらに半分にカットしておきます。
② 平らなお皿の上に1枚目のパイ生地を置き、カスタードクリームを全体に薄く絞り出します。
③ 断面用にカットしたいちごを両側に並べて、中央にはスライスしたものをのせます。
④ いちごの上からカスタードクリームを絞ります。
⑤ 2枚目のパイ生地をのせて、同じ作業を繰り返します。
⑥ 最後に3枚目のパイ生地をのせ、上にいちごを飾り、できあがりです。
基本のカスタードクリームの作り方をマスターすれば、さまざまなお菓子に応用することができます。コツをつかんで、お菓子作りに役立ててくださいね。
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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