更新日:2018年1月30日 / 公開日:2017年10月5日
秋の味覚といえば、秋刀魚や松茸など食卓を彩るおいしいものが次々と思い浮かびます。そのなかでも、熟したカボチャや甘く煮た栗を思い浮かべたかたも多いのでは。どちらも一番おいしい旬の時期を迎え、栄養面でも大変に魅力的です。そんなカボチャと栗を気軽にまるごと楽しめる、簡単レシピをふたつご紹介します。
ひとつめは、手のひらサイズのカボチャをまるごと使った、濃厚でクリーミーな簡単サラダです。
鍋は必要なく、レンジで加熱したあとに中身をすくい、混ぜるだけ。 いつもと違うサラダで、思わず会話も弾みます。
緑黄色野菜であるカボチャは、アンチエイジング効果が期待され、カルシウムたっぷりのチーズとあわせれば、さらに栄養満点。今回は手に入りやすいクリームチーズを使って作りました。
☆トッピング
くるみ(ロースト)…5g
パプリカパウダー…少々
① カボチャはよく洗い、皮付きのままラップに包んでレンジ600Wで3分加熱します。上下をひっくりかえして、さらに2分過熱します。
② 取り出したカボチャの上部を横に切り、蓋にします。種やわたは除き、カボチャの中身を取り出します。蓋部分の裏や内側をスプーン等ですくい取ると、120~140gほどになります。
③ 取り出した中身にクリームチーズとマヨネーズを混ぜ、ミックスビーンズを加えて全体に混ぜます。塩・こしょうで調味します。
④ できあがった中身のサラダをカボチャの本体へ戻し、蓋部分を添えます。お好みでトッピングにくるみやパプリカパウダーを飾れば、できあがりです。
蓋をはずしてそのまま切り分ければ、取り分けやすくなります。ハロウィン時期のおうちパーティ料理としても、おすすめです。
栗を使ったモンブランケーキは、人気の高い定番の秋スイーツのひとつです。
最近ではコンビニエンスストアでも気軽に購入できるようになりました。けれど、栗が小さくて物足りなかったり、クリームが多く、甘いばかりの味で後悔することもしばしば。
納得のいく濃厚で贅沢なモンブランは、簡単レシピで手作りすることができます。ホットケーキミックスを使うことで失敗しにくく、しかも生クリームを使いませんので濃厚な栗の味が堪能できます。もし栗拾いをして自宅で栗を煮れば、とても安価に作ることができます。
ご紹介するレシピのできあがり量は、4個分。半量の2個は抹茶モンブランのアレンジとして、同時に作ることができます。抹茶のアレンジなしで作ることもできます。
☆栗入りカップケーキ
無塩バター…50g
グラニュー糖…40g
卵…1個
ホットケーキミックス…50g
栗の甘露煮…4個
渋皮栗の甘煮…4個
☆モンブランクリーム
マロンピューレ(加糖なし、栗のみ)…200g
グラニュー糖…50g
牛乳…小さじ3
抹茶パウダー…小さじ1/4
または、
マロンペースト(加糖したもの)…200g
牛乳…小さじ2
抹茶パウダー…小さじ1/4
① まず、栗入りカップケーキを作ります。やわらかくした無塩バターにグラニュー糖を混ぜ、卵とホットケーキミックスを入れてよく混ぜます。
② カップに等分に入れ、栗の甘露煮を1個ずつ真ん中に入れます。
③ 170度に予熱したオーブンに入れ、18~20分ほど焼きます。焼けたら冷ましておきます。カップのままでも、周囲にぐるりとナイフを入れて取り出しても、お好みのスタイルでOKです。
④ 次に、モンブランクリームを作ります。マロンピューレにグラニュー糖と牛乳を入れてよく混ぜ、半量を絞り袋に入れます(または、マロンペーストに牛乳を混ぜて作ります)。
⑤ 残りを抹茶クリームにするときには、抹茶パウダーを加えてよく混ぜ、別の絞り袋に入れます。
⑥ カップケーキの上に、それぞれのクリームを絞ります。上に渋皮栗の甘煮をのせれば、できあがりです。
スイーツ店のように上品に可愛らしく仕上げるため、簡単に実践できるアイディアをご紹介します。
チョコでできた葉っぱのような飾りつけ。実は市販のチョコペンで作ることができます。チョコペンの値段は1本100円前後。乾くと固まる即乾性のタイプを使います。
チョコペンを湯につけて温め、やわらかく戻します。クッキングシート等の表面に絞り出して冷蔵庫に入れ、冷やし固めます。
上から茶こし等を使って粉糖をふりかけるのも、表面の乱れを目立たなくさせ、きれいに仕上げる効果があります。
できあがったら、ケーキの立体感を出すよう斜め上から、ちょうど食卓に着いて食べようとしたときくらいの目線で撮影します。
撮影場所は、直接光の当たらない明るい場所を選びます。 ケーキの写したい部分をしっかり意識してシャッターを切れば、見栄えのある写真になります。
栗の旬は9月から10月。寒い冬を迎える前に、おいしい秋の味覚でからだの冬支度。 忙しい季節でもあるからこそ、がんばりすぎない簡単レシピを活用してみてくださいね。
この記事のライター
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