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骨付きの鶏もも肉は、クリスマスに向けた今頃になるとスーパーで手に入りやすくなります。お家でも、ちょっと特別感が味わえる骨付きの鶏もも肉を使って、しっとりジューシーなオイル煮の簡単レシピをご紹介します。
コンフィとは、フランス料理の調理法のひとつです。
主に肉や魚などをオイルに浸し、ゆっくり火を通す方法で、食材の水分や旨みを逃がさないので、しっとりした食感になります。お鍋に入れた食材がひたひたになるくらい、たっぷりのオイルを入れ、低温で長時間煮ます。
…と聞くと、やっぱり時間がかかって面倒くさそうですよね?でも大丈夫。今回は、少しのオイルで温度管理は、炊飯器にお任せして、簡単に作ります。
・骨付き鶏もも肉…2本
・塩…小さじ2強
・きび砂糖…小さじ1/2
・ミックスハーブ…小さじ1~2
・ガーリックパウダー…適量
・ブラックペッパー…適量
・ローズマリーの枝…1本(あれば)
・オリーブオイル…200ml
① 小さな容器または器に、塩、きび砂糖、ミックスハーブ、ガーリックパウダー、ブラックペッパーを入れ混ぜ合せる。
(今回のミックスハーブは、タイム、バジル、オレガノを同量混ぜて使いました。お手持ちのドライハーブやお好みの物をお使いください。)
② 鶏もも肉の両面に、1をまんべんなく振りかける。
ポイントは、お肉に対してやや多めの塩を振って、味を付けることです。きび砂糖は、味付けと言うより、しっとり効果のために入れています。
③ 大きめにラップを切り、②を乗せ、ローズマリーの枝を半分に折って、それぞれに乗せたら、密着させて包む。
④ 冷蔵庫に入れ、半日から一晩ほど寝かせて味を染み込ませる。
⑤ ジップロック(フリーザーバッグ)または熱に強いビニール袋などに④を入れる。
(この時、水分が出ていたらキッチンペーパーで軽く拭きとってください。一緒にローズマリーも入れましたが、ローリエなどでも良いと思います。)
⑥ オリーブオイルを注いだら、空気を出来るだけ抜きながら口を閉めて、炊飯器に入れる。(袋の口を上にしておいてください。)
⑦ 沸騰する手前で止めたお湯を、⑥が十分浸るまでたっぷりと注ぐ。
⑧ 保温モードにして、3時間ほどそのままにする。(炊飯器の保温の温度は、各メーカー70度前後だと思います。)
⑨ 取り出したら、フライパンに入れてから火を点け、弱火で3分位またはこんがりするまで皮目を焼く。
(せっかく低温で調理したので、この時も熱を通しすぎないようにしましょう!皮目の一部がパリっとするくらいで良いですよ!)
⑩ 皿に盛り、お好みの野菜などを添えたら、出来上がり。
コンフィは、食材の旨みと水分の他に、匂いも閉じ込めてしまいます。味付けもシンプルなので、できるだけ鮮度が良く、匂いの少ない鶏肉を選んで下さい。
骨の周辺に赤い部分が残る事がありますが、生焼けや血液ではなく髄液の色が残ったものですので、食べても大丈夫ですよ!
そのままでも味は付いていますが、お好みで岩塩やハーブソルトなどを付けて食べて下さい。
しっとりしていて、口の中でほろっと崩れる、鶏もも肉の簡単コンフィを、ぜひ作ってみて下さいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
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海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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