使い切れないジャムの意外な活用法

更新日:2017年12月19日 / 公開日:2017年12月19日

今年もあとわずか。年末のお掃除の時には冷蔵庫の中も一掃してきれいにしたいですよね。その中には冷蔵庫に中途半端に残っているジャムやマーマレードはありませんか?ジャムはパンに塗るだけではない使い方ができるんです。残ったジャムやマーマレードを使って、料理のレパートリーも増える意外な活用法を試してみませんか?

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ベリー系のジャムはこうして使う 

いちご、ブルーベリーなどベリー系のジャムが残っているときはぜひ、チキンソテーのソースに。

鶏肉は塩、こしょうで味付けしフライパンで両面をこんがりと焼いて火を通したら、取り出してお皿に盛り付けておきます。
肉汁の残ったフライパンにジャム、赤ワイン、醤油を同量ずつ入れて弱火にかけ、よく混ぜ合わせて少し煮詰めてから鶏肉にかけます。

チキンソテーのベリーソース添えの出来上がり。鶏肉以外に豚肩ロース肉などでも。

少量のいちごジャムを酢豚を作る際に隠し味に使うのもおすすめ。

ベリー系以外のりんごや桃、西洋梨などのジャムもお肉との相性が良いので同じように使うことができます。他にも市販の焼肉のタレに少し加えるだけでお子さんでも食べやすいフルーティーな甘口のタレになりますよ。

マーマレードでお店の味に

柑橘系のマーマレードは同量の酒、醤油と合わせてポークスペアリブの漬けだれに。

マーマレードの苦みがスペアリブの脂を和らげてさっぱりとした風味に仕上がります。オーブンが無ければ、魚焼きグリルを使い弱火でじっくりと焼くこともできます。

使うお酒はさっぱりとした仕上がりなら日本酒、コクのある仕上がりにするならウィスキーを使って。お店で食べるような奥深い味のポークスペアリブが残り物のマーマレードで作れます。

ピーナッツバターやゆず茶は和風使い

ジャム以外にピーナッツバターやゆず茶なども残ってしまうことはありませんか?

ピーナッツバターは練り胡麻の代用として使えます。胡麻和え、白和えなどに使ったり、ピーナッツバターをポン酢でのばして胡麻だれ風に。

写真のごぼうサラダもピーナッツバターを加えてコクのあるサラダにしています。

ゆず茶は同量の味噌と合わせると柚子味噌になります。味噌とみりんを弱火で練り上げて作る柚子味噌も、ゆず茶を使うと混ぜ合わせるだけで出来上がります。ゆず茶に含まれる皮が気になる時は濾すとなめらかになります。

柚子味噌はふろふき大根や出汁で煮たこんにゃくによく合う味噌です。

ひとさじのジャムでドリンクがぐっとおしゃれに

料理以外にドリンク類やお酒にジャムをひとさじ加えてみてください。

炭酸水やトニックウォーター、サイダーに加えればノンアルコールのおもてなしドリンクにもなりますし、スパークリングワインやビールに加えれば、フルーティーなカクテルの出来上がり。

ジャムの色を生かして2層になるように仕上げるには最後にジャムを静かに加えるのがコツです。比重の関係でジャムが沈み2層になります。ただ、手作りのジャムで糖分を控えて作ったものは沈まず浮いてしまうこともあります。

フルーツと砂糖で作られるのがジャムやマーマレード。シンプルなものだけに視点を変えるとバリエーションの多い使い方が出来ると思います。

雑多になりがちな冷蔵庫の中の片付けが済ませられるだけでなく、残り物には福があるといいますが、残ったジャムのレシピは普段の味とは違う口福をきっと呼んでくれるはずです。



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