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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。湯気が立ちのぼる料理に身も心も温まる季節。寒い季節に、できたての温かい食事は何よりのごちそうですよね。蒸気を使って加熱する蒸し料理は、素材のおいしさも栄養も損なわず、その上ヘルシー!毎日の食事に気軽に取り入れたい蒸し料理ですが、せいろや蒸し器を持っていないという方も多いはず。そこで、今回は、フライパンを使って作る重ね蒸しを作りたいと思います。フライパンひとつで作れるという手軽さだけでなく、肉や魚の旨みが野菜に染みて、おいしさがぐっとアップするいう所も高ポイント!蒸している間に他の調理ができるので、食事の支度が効率的にできますよ!
キャベツと豚肉、相性のいい素材を交互に重ねたボリュームたっぷりの重ね蒸しです。
豚肉のコクとうま味がしみこんだキャベツに、ポン酢ベースのピリ辛香味だれをかければ、たっぷりのキャベツもペロリと食べられます。
皿に移すのがちょっと大変ですが、フライ返しを使って皿にスライドするようにしてのせるとうまくいきます。フライパンのままテーブルにのせても。
キャベツ 1/3個(400g)
豚バラ肉 200g
にんにく 1片
生姜 1片
A)日本酒 大さじ2
A)水 大さじ2
B)ポン酢 大さじ3
B)長ねぎ 3cm(みじん切りにする)
B)おろし生姜 小さじ1/2
B)ラー油 小さじ1/2
① キャベツは葉をはがし、芯の厚い部分をそいで大きめのざく切りにする。豚バラ肉はフライパンに入る長さに切る。にんにくは薄切りにし、生姜は千切りにする。
② フライパンにキャベツの1/3をしき、その上に豚肉の半量を並べて、にんにくと生姜を散らす。繰り返して材料を重ねる。
③ フライパンにAの材料を入れ、強火にかける。湯気があがってきたらふたをして強めの弱火にし、12~15分蒸す。
④ 皿に盛り付けて切り分ける。Bを混ぜたたれを添える。
かぼちゃの重ね蒸しは、ベーコンやバターのコクをプラスしてほっくり蒸します。仕上げに粉チーズ、ナッツを加えれば食べ応えたっぷり。甘しょっぱい味がクセになります。
かぼちゃ 200g
ブロックベーコン 60g
玉ねぎ 1/8個
A)白ワイン 大さじ1
A)水 大さじ3
A)醤油 小さじ1
バター(有塩) 10g
粉チーズ 大さじ1
ミックスナッツ 適量
はちみつ 大さじ1/2
黒胡椒 適量
① かぼちゃは1cm位のくし切りにし、ベーコンは拍子切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
② フライパンにかぼちゃを並べ、玉ねぎ、ベーコンの順に乗せる。
③ フライパンにAを入れ、バターをところどころにのせて、強火にかける。湯気があがってきたらふたをして弱火にし、8~10分加熱する。
④ 粉チーズをふってざっくり混ぜ、皿に盛り、くだいたミックスナッツ、はちみつ、黒胡椒をかける。
あっさりした鶏むね肉にカマンベールをのせて、コクをプラス。とろけたチーズがカリフラワーと鶏肉によく合います。
カリフラワー 150g
鶏むね肉 1/2枚(130g)
玉ねぎ 1/8個
しめじ 1/2パック(50g)
カマンベールチーズ 1/2個
A)塩 小さじ1/4(肉の下味)
A)白ワイン 小さじ1(肉の下味)
A)オリーブオイル 小さじ1(肉の下味)
塩 小さじ1/4
白ワイン 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1
お好みのハーブ 適量
黒胡椒 適量
① カリフラワーは小房にわける。玉ねぎは薄切りにする。しめじは石づきを切ってほぐす。カマンベールチーズは6等分にする。
② 鶏むね肉は薄くそぎ切りにし、Aの材料を順に揉み込む。
③ フライパンにカリフラワー、玉ねぎ、しめじを入れ、塩小さじ1/4を振る。鶏むね肉を重ならないようにのせる。
④ フライパンに白ワインを入れ、オリーブオイルを回しかけ、強火にかける。湯気があがってきたらふたをして強めの弱火にし、5分蒸したらカマンベールをのせ、さらに3~5分加熱する。
⑤ 皿に盛り付け、パセリなどお好みのハーブをのせ、黒胡椒を振る。
紫キャベツと赤玉ねぎ、色合いが鮮やかな2つの野菜は、ナンプラーを使ったエスニック風の味付けに。
紫キャベツ 1/6個(130g)
赤玉ねぎ 1/2個
豚バラ肉 100g
桜エビ 大さじ1/2
にんにく 1片
生姜 1片
A)ナンプラー 大さじ1/2
A)酒 大さじ1
A)水 大さじ2
レモン 適宜
① 紫キャベツはざく切りにし、赤玉ねぎはくし切りにする。豚バラ肉は8cm位に切る。にんにくは薄切りにし生姜は千切りにする。
② フライパンに紫キャベツと赤玉ねぎを入れ、豚バラ肉を広げて入れる。その上に桜エビ、にんにく、生姜をちらす。
③ フライパンにAの材料を入れ、強火にかける。湯気があがってきたらふたをして強めの弱火にし、10分~12分蒸す。
④ ざっと混ぜて盛り付け、お好みでレモンを添える。
どのレシピも、火加減や蓋の密閉度によって水分の蒸発量が違うので、水気がなくなって焦げないように時々チェックしてみてください。
食材を変えたり、味付けを変えたりすれば、フライパン重ね蒸しのアレンジは無限大!ヘルシーで手軽な重ね蒸しを毎日の食卓にぜひ取り入れてくださいね。
この記事のライター
笠原知子
6900
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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