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山菜でちょっとイタリアン!?春の息吹、こごみのおつまみ

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春と言えばそう、山菜。その味わいはちょっと大人の味で、お酒のつまみにぴったりなのですが(毎度お酒でスミマセン 涙)、和のアレンジが多めでお供は日本酒…という展開になりがち。でも、実はそんなタマじゃないんですよ、山菜!可能性は無限大!今回は白ワインと、こごみでちょっとイタリアンなんていかがでしょう?

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目次

春です!山菜の季節です!

春ですね。春の楽しみと言えば、山菜。鮮烈で、ほろ苦い、春の大地の目覚めを存分に感じる山菜。私が育ったところは、ウルトラスーパーど田舎のさらに山の中…なもので、子どもの頃から、山菜採りは、春のお決まりの遊びの一つ。

「食べる」ことより、「見つける」「採る」のが楽しくて…。とにかく夢中で摘んだものです。つくしに、ふきのとう、わらび、ぜんまい…などなど、たいていの山菜は小さい頃から山のように(笑)摘んで食べてきました。

こごみって、どう生えてるの?

そんな田舎育ちの私も、何故だか“こごみ”を意識して食べたのは、随分あとになってからの話。それだけに、そのクルクル渦巻きのような姿と、その鮮烈さと独特の風味に素直に驚くことができました。

今では毎年、出始めると求める大好きな山菜です。もちろん、お酒との相性も最高!です。

こごみは正式な名前はクサソテツといい、その芽吹きの状態をこごみというようです。芽が出る様子が、人が前屈みに縮こまっているように見えるから、屈む…で、こごみ。大きな川の河川敷に生えることが多いそうです。摘んでみたいなぁ、こごみ!

今年、初めてのこごみ。う~ん、美しいし、愛らしい。この見た目も好きなんですよねえ…。他の山菜と比べてアクが少ないので、さっと塩茹でするだけで頂けるのも、ハードル低くてうれしいです。

こごみのイタリアお浸し

材料

こごみ 適量
オリーブオイル 適量
粗塩 適量

作り方

① こごみは沸騰した湯で、塩茹でにして、冷水にとります。

② ペーパータオルで水気をとり、食べやすい大きさに切ります。

③  器に盛り、オリーブオイルと粗塩をかけて、召し上がれ!

塩茹でして、さらに鮮やかさを増した、こごみの緑!この食べ方は、春をまるごといただくようで…その瑞々しさ!ほろ苦さ!全身に春がしみわたるよう!しかもチョー簡単。このレシピ、こごみを一番美味しくいただけるレシピじゃないかと自負しております(笑)。茹でるだけ、かけるだけ、なんですけど、美味しい。

春満喫です!ワインは白の、辛めがやはり合うようです。今回は共栄堂さんの K16_FY_DDをあわせてみました。器は大島奈王さんの絵皿で。絵の具を塗り重ねたかのような風合いのある白に、こごみの緑と黄金のオリーブオイルが美しい!


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この記事のライター

広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター

田中雪絵

地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!

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