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イタリアのアイスケーキ、セミフレッドのレシピです。セミフレッドとは セミsemi=半分、フレッドfreddo=冷たい という意味。たくさんの空気を含ませたクリームを凍らせてから半分冷たい=半解凍の状態で食べる、アイスクリームとケーキの中間のような不思議な食感のお菓子です。セミフレッドはアイスクリームマシーンを使わずにケーキを作るのと同じような手順で作れ、出来上がりも普通のアイスクリームより豪華に見えるのでデザートにおすすめのレシピです!
土台
エスプレッソ 100ml
フィンガービスケット(またはスポンジケーキ) 12本
マスカルポーネクリーム
グラニュー糖 70g
水 小さじ2(20ml)
卵黄 2個
グラニュー糖 大さじ1(10g)
マスカルポーネ 125g
生クリーム 150ml
ココアパウダー 大さじ1
・エスプレッソコーヒー、または濃い目に淹れたコーヒーを用意し、常温に冷ましておきます。
・型に繰り返し使えるオーブンシートまたはラップを敷いておきます。(ラップを敷く場合は型の内側に一度さっと水につけてからラップを密着させるときれいに敷くことができます。)
① ボウルに卵黄、グラニュー糖(大さじ1)を入れてハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜます。
② 小鍋にグラニュー糖(70g)と水を合わせて火にかけ、121℃になるまで温めます。
③ 卵黄に煮詰めたシロップを少量ずつ加えながら泡立てます。冷めるまで泡立て続けます。
④ マスカルポーネを加えて混ぜ合わせます。
⑤ 生クリームを泡立て、マスカルポーネクリームに加えてゴムべらで混ぜ合わせます。クリームを冷蔵庫に30分ほど入れてより濃度をつけておきます。(柔らかいクリームにフィンガービスケットをのせるとクリームの中にフィンガービスケットが沈んでしまうことがあるため)
⑥ マスカルポーネクリームの半量を型に流し入れます。フィンガービスケットをエスプレッソにさっと浸し型に並べていきます(片面ずつ、2秒間くらいの長さです)。
長く浸しすぎると(またはエスプレッソが熱すぎると)ビスケットが水っぽくなってしまいます。ビスケットのまわりはコーヒーが染みて茶色くなり、中心は白っぽいままの状態がベストです。慣れていない時は最初にフィンガービスケットを型に並べて、エスプレッソの半量をハケで塗るように染み込ませて下さい。
⑦ 残りのマスカルポーネクリームを流し入れ平らにならし、上面にエスプレッソを染み込ませたフィンガービスケットを並べます。冷凍庫で2時間以上、よく冷やします。
⑧ 型から出して上下を返してお皿に盛り付けます。型から出すときに型の外側をさっと冷水にあてると外れやすくなります。
⑨ 仕上げにココアパウダーを振りかけて完成。
スライスするときに固すぎるようなら、冷蔵庫に15〜30分ほど入れておくと溶けずに全体的に柔らかくなります。
今回はマスカルポーネクリームをベースに、フィンガービスケットを挟んでココアをふりかけティラミス風にしましたが、マスカルポーネクリームをそのまま固めてフルーツと合わせたりしてもおいしいです。いろいろなアレンジを楽しんで作ってみて下さい!
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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