傘にもひと吹き！梅雨も楽しくなるフレグランスの選び方

香りが軽いオーデコロンこそ上質なセレクトを

濃い香りが苦手な方も多い日本では、ライトな使い心地のコロンが人気ですが、チープな印象にならないよう『質』にこだわりたいもの。

写真左より、パリ発のフレグランスメゾン ラルチザン パフューム『シュール エルブ オーデコロン』は、印象派を代表する絵画、マネの『草上の昼食』をイメージし、草原や太陽の温かみにほんの少しのエロティックさが解放的。『オ ボード ロー オーデコロン』は、モネの『睡蓮』にインスピレーションを受けた神秘的な香り。ビターオレンジの花びらに、スミレやムスクの陰影と柔らかさが重なります。

新作の『シャン ド フルール オーデコロン』は、早朝の花畑にいるような清々しいフローラルノート。ビターなグレープフルーツと甘いペア、ジャスミンやスズランが繊細に香ります。『シャン ド ベ オーデコロン』は、夏の夜明けの田園地帯を思わせる野性的なブラックベリーとフレッシュなラズベリーのマリアージュが幻想的。

ウォータリーな香りと雨のコーディネート

水をイメージした香りは、まさに雨の日と相性抜群。外出時には傘の中にも1プッシュしてコーディネートを楽しみましょう。

写真左より、セルジュ ルタンス『ロー ドゥ パイユ』は夏の熱を感じさせる乾いた水の香り。天気雨や午後から雨が上がる予定の日に。メゾン フランシス クルジャン『アクア セレスティア フォルテ オードパルファム』は、天空の水のように静穏なオーラを纏ったフレグランス。雨の朝も気分を晴れやかに。

ジョー マローン ロンドン『ウッド セージ ＆ シー ソルト コロン』は、海の塩をはらんだ波と、大地を感じさせるウッディーなセージの組み合わせ。雨に濡れた外出先でのリフレッシュに。イル プロフーモ『ピオッジャ サラータ』は雨の音を聞きながら眠る夜に。白い月桂樹や砂漠のローズに包まれて。

夏のヴァカンスへ想いを馳せるフルーティーノート

まもなく訪れる真夏の暑さを予感させるヴァカンスモードな香りで、気分をトリップさせて。

写真左より、フローリス『FL オードパフューム ベルガモット ディ ポジターノ』は、アマルフィ海岸のレモンツリーを吹き抜ける潮風や、紺碧の海を感じさせてくれるシトラスマリンノート。ディプティック『オードトワレ オーデサンス』は、オレンジブロッサムにビターオレンジが重なる、五感を高める香り。

アトリエ・コロンの『ポメロ・パラディ』は、ピンクグレープフルーツにマンダリンやミントがアロマティックに漂うフルーティーシトラスノート。ドライブにも連れていって。BYREDO『PULP』はドラマティックなフルーツバスケット。ミルキーなフィグやレッドアップルの甘美な香りで、海外のリゾート気分を味わって。

香りの魔法を味方に、日本特有の四季のうつろいを楽しんでいきましょう！

※記事内のフレグランスは執筆者私物を含み、現在店頭で販売されているリニューアル後のラベルと相違が生じております。予めご了承願います。

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