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美容室に行った際に自分がなりたいヘアスタイルをうまくオーダーするのはすごく難しいと思います。好みや雰囲気を読み取ってスタイルを提案してくれる美容師さんがほとんどだと思いますが、ある程度は自分でイメージを伝える事も大切です。今回は美容師さんに自分のなりたいヘアスタイルをうまく伝える方法をご紹介します。
初めて行った美容室ではほとんどの場合、カウンセリングシートの記入を求められます。このカウンセリングシートは1番はじめに美容師さんが目を通すもので、自分のなりたいスタイルの雰囲気や受けたい接客などを記入するものです。
このカウンセリングシートをしっかり記入する事で、自分のなりたいを最初に伝えて下さい。
カウンセリングシートに目を通した美容師さんがその後、実際に言葉でカウンセリングをしに来てくれます。これをファーストカウンセリングといいます。
この時に注意するポイントは自分のなりたいイメージが明確にあるか、ないので相談して決めたいかを伝える事です。
明確にある場合は画像や雑誌などでイメージを伝える事が出来ますが、ない場合は今の髪の悩みを伝えて下さい。「ポリュームが気になる」「ダメージが嫌だ」「家で簡単に仕上がる」などのワードを単発でいいので伝えて下さい。
そうすると美容師さんはその悩みを解決する為の提案をしてくれます。
ダメージが気になったり、雰囲気を変える場合にカットを要する事があると思います。
「傷んでいるので3センチ切って下さい」などとよく言いがちですが、人によって3センチは異なります。思ったより短くなってしまったり、もう少し切って欲しかったなど後悔する事になってしまいます。
カットをする場合は手で「この辺りまで切って下さい」と示し、視覚で長さを美容師さんと共有する方が間違いなく長さを調整する事が出来ます。
カラーのオーダーの時にネットやインスタグラムから画像を引っ張ってくる事が多いと思いますが、ネット上に掲載されているカラーの写真は加工をして色を編集している事がよくあります。
そのため実際に仕上がったカラーとは全然違う雰囲気にしてある事も多いので、必ず加工をしていない写真を選ぶようにして下さい。親切な美容師さんは「加工なし」の表記を付けてくれています。
実際に施術が始まってからも、自分のなりたいヘアスタイルや今日どんな感じになるのかの確認をして下さい。
施術途中の方が少し場の雰囲気に慣れてきたり、美容師さんと話しやすくなっています。その時の方が伝えやすい事も多いと思います。こうして施術中に話すことをセカンドカウセリングと呼びます。実際美容師さんもこのセカンドカウンセリングを重要視する事が多いので、くれぐれも眠ったりしないようにして下さい。
自分のイメージを美容師さんに分かってもらう為には少しの工夫と準備が必要になりますので、初めて行く美容室の場合は特に気をつけてお出かけ下さいね。
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この記事のライター
野澤琢眞
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三重県内の美容室に11年勤務した後、現在は美容専門学校の教員をしながら直営サロンでスタイリスト業務も行う。美容学生に向けて発信したInstagramのヘアアレンジ動画が分かりやすいと人気となり1年で10万フォロワーを達成。2017年「次世代インフルエンサー美容師」全国1位を獲得する。学校外でも若手美容師の為のヘアアレンジセミナーを開講し活躍の場を広げている。
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