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30代になり体型が崩れ始めていることに気付いてはいるけれど、まだなにもできていないという切実なお悩みに、muccoさんが出したアドバイスとは…?人気ブログ、ケチケチ贅沢日記の著者であるmuccoさんが綴る、読者に寄り添ったファッション×ライフスタイルコラムの第8弾
Q、細めの体型を保つために30代から特別なケアをしていましたか?また体型が崩れたり、悩んだ時期はありましたか?
(30代前半・既婚・メーカー勤務)
A、質問者さんは、今の体型を40代以降もなるべく維持したいけれど、何もしないわけにはいかないことに気づいていらっしゃるのでしょうね。
私の場合、興味本位で30歳から始め6年半続けたクラシックバレエ、その後さぼりながらも続けているバレエエクササイズが、結果的に体型維持のための特別なケアになっています。
つい先日48歳になりましたが、30代から運動習慣を身につけておいてよかった、貯筋しておいてよかったと、心底思っています。
多くの友人たちが体型や肌の変化に嘆くいわゆる「35歳の壁」も、30歳の時に気軽に始めたバレエレッスンと前回述べた過ぎない食生活のおかげでしょうか、すんなりと乗り越えることができました。40代になってからの小さな体型変化にもすぐ体を動かして対応しているため、大きな変化には至らず、堂々と背筋を伸ばし、好きなおしゃれを楽しみ、たくさんの人と出会うチャンスに恵まれているのですから。
プロを目指さない限り、何かをはじめるのにいくつになっても遅いことはないと思っています。しかし20代・30代から運動習慣がある人と40代から始めた人とでは、結果の見える早さが違い、続けていくうえでの精神的な負担も違うようです。良い習慣は早く始めるに越したことはないのでしょう。
1、 興味のあることを
まずは、面白そうだなと思うことからはじめてみましょう。
例えば、チャンバラ映画の好きの知人は剣術に習っています。剣術でのよりダイナミックな動きを求め、体幹を鍛えるためピラティスでさらにトレーニングしています。
2、 目的・目標をもって
どんなふうに体を動かしたいのか。素早く?ゆっくりじっくり?美しく?ボクササイズとヨガとダンスでは使う筋肉が違うのはご存知のとおり。
3、 最初から完璧を目指さない
最初はできなくて当たり前、失敗も当たり前。凹むのは続けてからでも遅くありません。
4、 変化がない・できないからと1か月程度で焦らない
人の体はそんなにすぐには変わりません。人体の細胞が入れ替わるのに約3か月かかると言われています。身体の変化や習熟度も3か月単位で様子をみましょう。
5、 続ける
6、 楽しい>>>>>>>>>面倒くさい・難しい
楽しいは面倒くさい・難しいに勝る。
では私の経験を例に説明していきましょう。
映画『いつも二人で』のオードリー・ヘプバーン、『悲しみよこんにちは』のデボラ・カー。
元バレエダンサーだった二人の30代後半以降のエレガントなこと!
元々の美貌の違いはさておき、立ち姿やちょっとした首の傾け方、歩いた時の流れるような動きの優雅さは身につけようと思えば可能かも、と大胆にも思い、クラシックバレエに興味を持ちました。
29歳の時に受けた卵巣嚢腫の手術から1年が過ぎ、体調が回復すると、「身体を動かしたい、せっかくなら単なるトレーニングではなく優雅な動きが身につくクラシックバレエを習いたい」と思うようになりました。
自分で言うのもなんですが、学生時代の経験から、運動能力・柔軟性共に高く、ムーンウォークもできるし、ダンスはうまいほうだと思っていました。
ちょうど同じころにクラシックバレエを習い始めた知人がいて、そのスクールの体験レッスンに参加してみると大人初心者クラスの雰囲気が良かったため、気軽に始めました。
気軽に始めましたが、クラシックバレエのなんと難しいこと!
手と足を前に出す簡単な動作でさえも、「美しく」という言葉がつくと全くダメダメでみっともない自分。鏡に映る姿の不格好さにはがっかりを通り越し、笑ってしまうほどでした。運動神経や柔軟性だけでは太刀打ちできないからこそ、子供の頃に戻ったような気持ちで毎週レッスンに通いました。
最初は周りについていくのも精一杯でしたが、回を重ねる毎にできなかったことができるようになり、ポーズも決まってきました。3か月ごとに上達がわかり、デコルテなどの体つきも変わってきて、それはとてもとても楽しい経験でした。
もっともっと美しく踊れるようになりたいと、ストレッチ毎日20分、週1~週2回のレッスンに加え、ポワントレッスンも受け、発表会に出るほどハマっていました。
続けていれば当然「今日は寒いし、お稽古に行くのが面倒くさいな」「今回の課題は難しい・・・」と思うこともあります。でも身体が変化し、できなかったことができるようになる楽しさを知る、わずかながらも自分で自分を乗り越えるのは人生の喜びの一つだと実感しました。最後は楽しみや喜びが勝るのです。
しかし残念ながら、腰部椎間板ヘルニアが原因のぎっくり腰と義両親の介護が重なり、36歳の冬でやめることに・・・
長くなりましたので、体型変化については次回のお楽しみに!
この記事のライター
mucco
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ケチと贅沢の両立を目指すライフスタイルを綴る「ケチケチ贅沢日記」を2008年より運営。今や月間100万PVを誇る人気ブログ。東北地方の短大を卒業後、東京で服飾雑貨の販売とVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)に従事。学生時代から好きだった英語を生かそうと雑誌翻訳業を目指しながら働いた外資系企業で、経済的自由と多様性の大切さを知る。
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