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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。蒸し暑く汗ばむ季節はひんやりしたものを食べたくなります。あったかいスープも今の時期には冷製にすれば、のど越しもよく、なんとなくだるくて食欲がない時にも栄養補給にもなりますね。今回は、手軽に作れて美味しい冷製スープを3つご紹介します。
冷たいスープの代表格、じゃがいもを使ったビシソワーズ。
生クリームは使わず牛乳だけ、バターの代わりにオリーブオイルであっさりとした味付けにしました。お好みで豆乳をつかっても。
上の写真は、上にコンソメのジュレをのせました。見た目も涼やかになります。
★ビシソワーズ
・じゃがいも 300g(中3個)
・玉ねぎ 1/2個
・水 200cc
・牛乳 200cc~
・ローリエ 1枚
・顆粒コンソメ 大さじ1/2
・塩 適量
① じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、水にさらす。玉ねぎは薄切りにする。
② 鍋にオリーブオイルを入れて、じゃがいもと玉ねぎを炒める。水とコンソメ、ローリエを入れて、じゃがいもが煮崩れる位まで煮る。
③ ローリエを取って、ブレンダーなどでピューレ状にする。
④ 牛乳を加え、塩で味を調えて冷やす。
牛乳の量でお好みの濃度に調整してください。
★コンソメのジュレ
・水 300cc
・顆粒コンソメ 小さじ1
・ゼラチン 5g
・塩 適量
① ゼラチンは大さじ2の水に振り入れてふやかす。
② 鍋に水と顆粒コンソメ(あればセロリの葉や玉ねぎの端などの香味野菜を入れると風味がよくなります)を入れて火にかけ、沸騰したら火を止める。ゼラチンを加え、塩で味を調える。
③ 粗熱がとれたらタッパなどに入れて冷蔵庫で冷やす。
ビシソワーズを盛りつけたら、コンソメジュレをスプーンで混ぜて崩してのせます。お好みでハーブなどを添えてください。
栄養価の高いアボカドと豆乳をピューレ状にしたスープです。こちらは火を使わないので、暑い季節には調理が楽なのがポイント。水切りしたヨーグルトを添えて、混ぜながらいただきます。
飲みごたえがあるので、これだけで朝ごはん代わりにもなりますよ。
・アボカド 1個
・豆乳 250cc
・ヨーグルト(プレーン) 100g
・レッドオニオン(みじん切り) 小さじ2
・顆粒コンソメ 小さじ1/2
・塩 適量
・オリーブオイル 適量
・お好みのハーブ
① ヨーグルトは1時間ほど水切りする。塩をひとつまみ加えて混ぜる。
② アボカドは半分に切って種を取り、皮をむく。
③ アボカド、豆乳、顆粒コンソメ、塩少々を加え、ミキサーやブレンダーなどでピューレ状にする。塩で味を調える。
④ アボカドスープ盛りつけて、ヨーグルトをスプーンなどですくって加え、みじん切りにしたレッドオニオンをのせる。お好みのハーブを添え、オリーブオイルを垂らす。
ガスパチョは、スペインの冷製スープ。トマトをベースにパプリカや玉ねぎなどの野菜たっぷりで、まさに飲むサラダ。こちらも火を使わずにできるのがうれしい夏のスープです。
・トマト 2個
・赤パプリカ 1/2個
・玉ねぎ 1/4個
・きゅうり 1/2本
・セロリ 10cm
・にんにく 1/2片
・フランスパン 1切れ(食パンでもOK)
・塩 適量
・オリーブオイル 小さじ2
・ワインビネガー 大さじ1/2
① パプリカ、きゅうりは、飾りに使う分を少し取り分ける。飾りに使う分は粗みじんに切りにする。残りのパプリカはザク切りにし、キュウリは皮をむいてザク切りにする。トマト、玉ねぎもザク切りにする。にんにくは、半分に切って芯を取り、粗みじんに切る。
② 野菜、ちぎったフランスパン、オリーブオイル、ワインビネガーを、ミキサー又はブレンダーでピューレ状にし、塩で味を調える。
③ 器に盛りつけて飾り用のパプリカとキュウリをのせ、オリーブオイル(分量外)を少し垂らす。
にんにくの量はお好みで加減してください。少し入れるとコクが出ますが、朝ごはん用ならば入れずに作っても。冷蔵庫に入れて一晩おくと、玉ねぎやにんにくの強い風味が和らいでよりおいしく感じます。
汗ばむ季節は、冷たいスープでさっぱりと。朝ごはんにもランチに、また夕食の時には小さな器に入れて前菜にすれば、すっきりとして食事のスタートにぴったりです。
ひんやり冷たいスープで、食卓に涼しさを。栄養もチャージして、蒸し暑さを吹き飛ばしてくださいね。
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