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家で過ごす時間が増えている今、ごはんの準備に奮闘する方も多いはず。でも、毎日作るとなるとやっぱり大変…。なるべく簡単で美味しいメニューを作れたらいいですよね!そこで今回は、毎日のごはんづくりがグンとラクになる「作り置きレシピ」をまとめてご紹介します。
食中毒を起こす菌の大半は、加熱することで死滅するため、食材は中までしっかりと加熱するようにします。また、水分が多いものは、菌が増える原因になるので、食材選びと調理の工夫で、水分を多く残さないようにします。
お酢には、殺菌効果があるので、作り置きには頼もしい存在です。また、梅干し、生姜、わさびなども抗菌効果があるそうです。日持ちの面から考えると、少し濃いめの味付けがおすすめです。
まな板や、ふきんの衛生にも注意したいもの。作り置きの食材を入れる保存容器は、熱湯をかけたりして、清潔なものを使うようにします。食品にも使える殺菌スプレーは手軽に使えて便利です。
また、調理前の手洗いもきちんとするように心がけたいですね。
鶏モモ肉を使ったチャーシューは、タコ糸で縛って成形するところを、ラップを使って成形しました。鶏肉は観音開きにして厚さを均一にしてからしっかりラップで巻き、レンジで加熱して形を整えてから焼いています。もちろん、タコ糸で縛って作れば失敗知らず。
熱いうちに切ると崩れやすいので、冷めてから切るのがおすすめです。
・鶏モモ肉 大1枚
・卵 2個
A)水 70cc
A)醤油 50cc
A)酒 30cc
A)みりん 30cc
A)砂糖 大さじ1
A)はちみつ 大さじ1
A)酢 大さじ1
・長ねぎの青い部分 適量
・にんにく 1片
・生姜 スライス 3~4枚
・サラダ油 小さじ1
① 鶏もも肉は、厚みのある部分に包丁を入れて開き、厚さを均一にする。
② くるくる巻いてラップでしっかり包む。破裂防止に楊枝で数か所穴をあける。巻き終わりを下ににして耐熱皿に入れ、600wのレンジで3分加熱する。
③ フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、鶏肉の巻き終わりを下にしてしばらく触らずに焼く。全体をこんがり焼く。
④ 長ネギ、皮をむいて包丁の腹でつぶしたニンニク、生姜のスライス、Aの調味料を入れて、クッキングシートを丸く切った落し蓋をかぶせ、蓋をする。5~6分煮たら、裏返して蓋を取り、煮汁にとろみがつくまで煮る。
⑤ 卵は常温にしておく。鍋に卵を入れて熱湯を注ぎ(卵に直接かけない)、黄身が偏らないように、時々返しながら、7分茹でて、冷水にとる。冷えたら殻をむく。④の鍋に入れてしばらく置き、味を染み込ませる。
冷めてから薄切りにして盛りつけます。白髪ねぎがよく合います。
こちらは、むね肉を使ったあっさり味のチャーシューです。焼かずにそのまま煮てひと手間省きました。鍋は鶏肉がちょうど入るくらいのサイズがあればぜひそれを使ってください。
・鶏むね肉 大1枚
・卵 2個
A)水 100cc
A)醤油 60cc
A)酒 50cc
A)みりん 50cc
A)砂糖 大さじ1
A)はちみつ 大さじ1
A)酢 大さじ1
・長ねぎの青い部分 適量
・にんにく 1片
・生姜 スライス 3~4枚
① 鶏むね肉は、全体をフォークで刺しておく。
② 鍋にAの材料と長ネギ、叩いてつぶしたにんにく、生姜を入れて火にかけ、煮立ったらむね肉を入れて3~4分煮る。裏返して3~4分煮て、蓋をしてそのまま冷めるまで置く。
③ 粗熱が取れたら、保存用のビニール袋に煮汁ごと入れ、殻をむいた茹で卵(モモ肉のレシピと同じ)を入れて味をしみこませる。
むね肉なのであっさり。白髪ねぎに青じそを刻んだものを混ぜると、香りもプラスされておいしいですよ。
主張しすぎず、ごはんのおいしさを引き立てる梅ひじきは、おいしいだけでなく、栄養面も二重丸。梅の酸味と鰹節のうまみも、ご飯のおいしさを引き立てます。
手軽に作れますし、日持ちもするので、たっぷり作っても大丈夫!冷凍保存もできますよ。
・芽ひじき 10g
・梅干し 3個(種をとって)
・炒りごま 大さじ1
・醤油 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・みりん 大さじ1
・サラダ油 小さじ1
・かつお節 2g
① 芽ひじきは洗って水につけて戻す。
② フライパンにサラダ油を入れて芽ひじきを炒める。調味料を加えて汁けが飛ぶまで炒めたら、叩いた梅干しと鰹節を加えて混ぜ合わせる。
手軽に使える鯖の水煮缶を使ったカレー風味のふりかけは、鯖のうまみたっぷり!スパイシーなカレーの香りに食も進みます。お醤油をつかっているので、香ばしく、日持ちもするので、作り置きにもぴったりです。
・鯖水煮缶 1缶
・にんにく 1片
・生姜 1片
A)醤油 大さじ1
A)お酒 大さじ1
A)みりん 大さじ1
・カレー粉 大さじ1/2
・炒りごま 大さじ1/2
・サラダ油 大さじ1/2
① にんにくと生姜はそれぞれみじん切りにする。
② フライパンにサラダ油とにんにく、生姜を入れて弱火にかける。香りが出てきたら、鯖缶を入れて、ほぐしながら炒める。
③ Aの調味料を入れて炒め、汁気が飛んだらカレー粉を加えて焦げないように混ぜながらパラパラになるまで炒める。いりごまを入れて混ぜ、火を止める。
おなじみの肉そぼろですが、味噌を使ってピリ辛に仕上げました。すり胡麻の風味で香ばしくコクもでます。豆板醤はお好みで加減してくださいね。
・豚ひき肉 200g
・玉ねぎ 1/4個
・にんにく 1片
・生姜 1片
・豆板醤 小さじ1
A)味噌 大さじ2
A)醤油 大さじ1/2
A)酢 大さじ1
A)砂糖 小さじ1
A)日本酒 大さじ1
・ごま油 大さじ1/2
・すり胡麻 大さじ2
① にんにく、しょうがは、みじん切りにする。玉ねぎは粗みじん切りにする。
② フライパンにごま油、にんにく、生姜を入れて弱火にかけ、香りが出てきたら、玉ねぎを入れて炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら豚ひき肉を入れて炒める。
③ Aの調味料を入れて味付けをし、すり胡麻を混ぜる。
作り置きの定番、こんにゃくの炒り煮は、めんつゆで手軽に味付けをします。茹でてから乾煎りして水分を飛ばせば、味の染み込みもよく、おいしく出来上がります。
・こんにゃく 1枚(300g)
・めんつゆ 大さじ3と1/2
・鷹の爪(輪切り) 適量
・ごま油 小さじ1
① こんにゃくは、手でちぎるか、スプーンを使ってちぎり、臭みを取るために熱湯でゆでて、ざるにあける。
② フライパンにこんにゃくを入れて、しっかり水分が飛ぶまで乾煎りする。
③ ごま油を入れて炒め、鷹の爪、めんつゆを入れて汁気がなくなるまで炒り煮にする(鷹の爪が焦げないように注意してください)。
疲労回復に有効なビタミンB1が多く含まれる豚肉と、クエン酸が含まれる梅干しを組み合わせたおかずは、栄養面でも日持ちの面でも優秀なおかずです。酢豚風の甘酸っぱい味付けと、しその風味に食欲がわきますよ。
・豚ひれ肉 200g
・パプリカ 1/2個
・玉ねぎ 1/2個
・塩 小さじ1/4(下味用)
・日本酒 小さじ2(下味用)
A)小麦粉 大さじ1
A)片栗粉 大さじ1
B)梅干し(たたいたもの) 大さじ1と1/2
B)はちみつ 小さじ2
B)醤油 小さじ1
B)砂糖 小さじ1
B)日本酒 大さじ1
B)みりん 大さじ1
B)水 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
・しそ 3~4枚
① 豚ひれ肉は一口大に切って、塩と日本酒で下味をつける。Aを合わせてまぶす。
② フライパンにサラダ油を入れて、豚肉を揚げ焼きにし、一度取り出す。
③ フライパンの油を拭いてごま油を入れ、一口大に切った玉ねぎを炒め、パプリカ、豚肉も入れて炒め合わせBを合わせて入れ、煮汁が少なくなるまで炒める。
④ 盛り付けたら千切りのしそを添える。
お使いの梅干しによって酸味や塩分が異なるので、調味料の量を加減してください。
水分の出にくいごぼうを使った炒め物には、鶏肉と大豆を入れてボリュームアップ!メインのおかずにもなります。減菌効果が期待できる生姜を入れ、カレー風味で食欲も増しますよ。
・鶏肉 250g
・ごぼう 200g
・大豆 50g(ドライパック)
・生姜 1片
A)醤油 大さじ1と1/2
A)日本酒 大さじ1
A)みりん 大さじ1
A)砂糖 小さじ2
・カレー粉 小さじ1
・ごま油 大さじ1
① 鶏肉は2cm角に切る。ごぼうは乱切りにして水にさらす。生姜はみじん切りにする。
② フライパンにごま油を入れて、鶏肉と生姜を炒める。肉の色が白くなってきたら、ごぼうを入れて炒める。
③ 大豆、カレー粉を入れ、Aの調味料を加えて焦がさないように炒める。
酢を使った箸休め的な副菜です。酢の効果で日持ちだけでなく、紫キャベツの色がきれいに発色するので見た目も鮮やかになります。サラダやサンドウィッチに入れたり、お弁当の彩りのアクセントにも重宝します。
・紫キャベツ 1/4個
・塩 小さじ1
A)酢 大さじ3
A)はちみつ 小さじ2
① 紫キャベツは洗って水けを切り、千切りにする。塩を振ってしばらく置き、ぎゅっと水けを絞る。
② 紫キャベツをAで和え、塩(分量外)で味を調える。冷蔵庫で一晩おく。
エリンギを使った炒め物は、しゃきしゃきの歯触りがたのしいメンマ風の常備菜です。
ごま油と、にんにく、オイスターソースでコクのある味付けです。
・エリンギ 2パック
・にんにく 1/2片
・鷹の爪 1/2本
・ごま油 小さじ2
・醤油 小さじ2
・オイスターソース 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・酒 小さじ2
① エリンギは、大きいものは半分に切り、薄切りにする。にんにくはすりおろし、鷹の爪は種をとってちぎる。
② ごま油に鷹の爪を入れて火にかけ、エリンギを入れて炒める。しんなりしてきたら、酒、醤油、オイスターソース、砂糖、にんにくを入れて、水分が飛ぶまで炒める。
そのままおつまみに、ご飯のおかずに、また、ラーメンや焼きそば、スープに入れたりと、いろいろな料理に使えて便利です。
いろいろなきのこを白だしで煮るだけの簡単な常備菜も冷蔵庫に作っておくといろいろな料理に使えます。刻んだしそやネギ、叩いた梅干しなどと合わせるのもお勧めです。
きのこはお好みのもので。いろいろな種類を合わせると風味豊かに仕上がります。
・しいたけ 6枚
・しめじ 1パック
・えりんぎ 1パック
・えのきだけなど 1パック
・白だし 大さじ3
・水 100cc
① しいたけは、石突きを切り、食べやすい大きさに切る。しめじは石突きを切り落とし、小房に分ける。えりんぎは石突きを切り、薄切りにする。えのきだけは石突きをきり、ほぐしておく。
② 鍋に水、白だし、きのこを入れ、弱めの火加減で加熱し、沸騰したら時々混ぜながら、2~3分煮る。
麺類や汁物に入れたり、豆腐にのせたり、いろいろな料理に手軽に使えます。
きのこを刻んで入れたミートソースは、香り豊か。きのこは舞茸を使いましたが、マッシュルームやしいたけなど、お好みのもので。
パスタはもちろん、パンにのせたり、オムレツに使ったり、アレンジもいろいろ楽しめます。
・合いびき肉 200g
・舞茸(お好みのきのこ) 1パック
・たまねぎ 1/2個
・にんにく 1片
・トマト缶詰 1缶
・オリーブオイル 小さじ2
・赤ワイン 大さじ2
・塩胡椒 適量
① にんにく、たまねぎ、舞茸それぞれをみじん切りにする。
② フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら、玉ねぎ、合いびき肉、舞茸を入れてじっくり炒める。
③ 赤ワイン大さじ2、トマト缶を入れて汁気が少なくなるまで煮込み、塩胡椒で味を整える。
パンにのせて、チーズをかけて焼いても◎
朝ごはんや、おつまみにも。
生姜をたっぷり入れたなめたけ風の常備菜です。あったかいご飯にのせて、また、温奴にのせたり、うどんなど麺類のトッピングにしてもおいしいです。いろいろつかえるので、私はいつも下の分量の2倍作っています。
たっぷり生姜を使いますが、最初にごま油で炒めているので辛みが和らいで食べやすいですよ。
・えのきだけ 1袋
・生姜 30g
・日本酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・醤油 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・ごま油 小さじ1
① 生姜は、包丁の背(またはスプーン)で皮をこそげとり、細く千切りにする。えのきだけは石づきを取り、長さを半分に切ってほぐす。
② フライパンを火にかけ、ごま油と生姜を入れて炒める。えのきだけと調味料を入れて弱火で煮る。 (じっくり加熱するとえのきだけから水分が出てくるので水は入れませんが、焦げないように気を付けながら加熱してください。)
今回は平日のごはんづくりにおすすめの、簡単&美味しい作り置きレシピをご紹介しました。気になったレシピがあったら、ぜひ作ってみてくださいね!
この記事のライター
笠原知子
6900
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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